タダライズの併用注意とは？タダライズの服用に注意すべき人もご紹介！
タダライズは第3のED治療薬であるシアリスのジェネリック医薬品ですが、飲み合わせには注意が必要です。タダライズの併用注意について解説します。
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た お薬通販部スタッフ【監修】
タダライズは世界で3番目に開発されたシアリスのジェネリック医薬品で、自然な勃起をサポートするうえ、効果の持続時間が長い点が特徴です。
その他のED治療薬と同様に副作用のリスクが比較的低い医薬品ですが、服用にあたっては併用に注意が必要な医薬品・食品について知っておく必要があります。
本記事ではタダライズの併用注意および、服用に注意すべき人について徹底解説します。
目次
タダライズの併用注意とは？
併用注意とは読んで字のごとく、ある医薬品との併用に注意が必要な医薬品（食品を含む）を意味します。
タダライズと併用注意の医薬品（食品）を摂取すると、有効成分の作用を増強、または減弱させる恐れがあります。
有効成分の作用が増強されると効果がそれだけ高くなると思うかもしれませんが、その分だけ副作用のリスクも増加するため注意が必要です。
また、飲み合わせによっては思わぬ健康被害を招く恐れもあるため、服用前に併用注意を確認しておくことは非常に大切です。
タダライズの併用注意薬一覧
タダライズには先発医薬品のシアリスと同じく、有効成分としてタダラフィルが配合されています。
そこで、シアリスの添付文書を参考に、タダライズ（タダラフィル錠）の併用注意薬について解説します。
下記はタダライズ（タダラフィル錠）と併用するにあたって注意が必要なお薬です。
| 薬剤名など | 臨床症状 | 機序・危険因子 |
| CYP3A4阻害剤 ・ケトコナゾール ・イトラコナゾール ・クラリスロマイシン ・テラプレビルなど | 血中最大濃度がおよそ3倍に増加、有効成分の作用が1.2倍に上昇する恐れがある | CYP3A4阻害作用によりク リアランスが減少する |
| HIVプロテアーゼ阻害剤 ・リトナビル ・インジナビル ・サキナビル ・ダルナビルなど | 血中最大濃度がおよそ1.2倍に増加する恐れがある | |
| CYP3A4誘導剤 ・リファンピシン ・フェニトイン ・フェノバルビタールなど | タダラフィルの効果を減弱させる恐れがある | CYP3A4誘導によるクリアランスの増加 |
| α遮断剤 ・ドキサゾシン ・テラゾシンなど | 症候性低血圧を引き起こす恐れがある | タダラフィルは血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用により降圧作用を増強する恐れがある |
| 降圧剤 ・アムロジピン ・メトプロロール ・エナラプリル ・カンデサルタンなど | 症候性低血圧を引き起こす恐れがある | |
| カルペリチド | 降圧作用を増強する恐れがある | |
| ベルイシグアト | 症候性低血圧を引き起こす恐れがある | 細胞内cGMP濃度が増加し、降圧作用を増強する恐れがある |
タダライズの有効成分であるタダラフィルは、主に肝臓に存在する酵素の一種「CYP3A4」によって代謝されます。
そのため、CYP3A4を阻害する（または誘導する）医薬品とタダライズを併用すると、有効成分の効果が強く出すぎる（または弱くなる）恐れがあります。
また、タダラフィルには血管拡張作用により血圧を下げる作用があるため、降圧剤などと併用すると症候性低血圧などを引き起こす可能性があるため注意が必要です。
上記の薬剤および有効成分を配合した治療薬を服用中の方は、自分の判断でタダライズを服用しないでください。
CYP3A4阻害剤
タダライズとCYP3A4阻害剤を併用した場合、有効成分の血中濃度が3倍に達する恐れがあります。
血中濃度が3倍になれば効果が高くなるように思われますが、その分だけ副作用のリスクが増加するため注意が必要です。
国内では内服タイプのケトコナゾールは承認されていないため、イトラコナゾール内用液やクラリスロマイシン、テラプレビルなどを服用している方は注意してください。
HIVプロテアーゼ阻害剤
リトナビルやインジナビル、サキナビル、ダルナビルなどのHIVプロテアーゼ阻害剤とタダライズを併用した場合、有効成分の血中濃度が1.2倍に達する恐れがあります。
HIV感染症の治療にリトナビルを始めとするHIVプロテアーゼ阻害剤を使用している方は、タダライズを併用しないでください。
CYP3A4誘導剤
リファンピシンやフェニトイン、フェノバルビタールなどのCYP3A4誘導剤とタダライズを併用した場合、タダラフィルの効果を減弱させる恐れがあります。
降圧作用のある治療薬
降圧剤やα遮断薬、カルペリチド、ベルイシグアトなど降圧作用のある治療薬とタダライズを併用すると、降圧作用を増強させる恐れがあります。
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併用注意と併用禁忌の違い
併用注意はある医薬品との併用に注意が必要な医薬品（食品）を意味しますが、併用禁忌は一緒に摂取することを禁じられている医薬品を意味します。
併用注意も併用禁忌も、医薬品の効果を減弱・増強させたり、副作用のリスクを増加させたりする点では共通しています。
しかし、併用禁忌の場合は命に関わる重大な副作用を引き起こす恐れがあるため、より一層の注意が必要です。
併用注意の医薬品を服用してしまった場合の対処法
タダライズの併用注意薬（または食品）を服用した方は、タダライズと服用してしまった治療薬の両方を持って、専門の医療機関を受診してください。
何らかの持病をお持ちの方や服用中の医薬品がある方は、自分の判断でその他の治療薬を服用しないことが原則です。
タダライズの服用に注意が必要な人
次のような人はタダライズの服用に注意が必要です。
上記に該当する人は自分の判断でタダライズを服用しないでください。
タダライズとの併用に注意すべき食品
タダライズを服用する際には、以下2つの食品の摂取にも注意する必要があります。
ここでは、タダライズとの併用に注意すべき食品について解説します。
グレープフルーツ
タダライズの併用注意にCYP3A4阻害剤が挙げられていましたが、グレープフルーツに含まれるフラノクマリンにもCYP3A4を阻害する作用があります。
タダライズを服用中にグレープフルーツを摂取すると有効成分の代謝が妨げられ、副作用のリスクを増加させる恐れがあります。
乳製品
乳製品はタダライズの併用注意という訳ではありませんが、医薬品を摂取する際に乳製品は避けた方が無難です。
乳製品を摂取すると胃腸に膜ができるため、医薬品の有効成分の吸収が妨げられ、期待した効果を得られない可能性があります。
そのため、タダライズに限らず医薬品を服用する際には、コップ一杯の水もしくはぬるま湯で服用するようにしてください。
まとめ
タダライズはシアリスのジェネリック医薬品で、マイルドな効き目と長い効果持続時間が特徴です。
シアリスと同様に比較的副作用のリスクが低いED治療薬ですが、併用注意を知らないと思わぬ健康被害を招く恐れがあります。
今回の記事を参考にタダライズの併用注意を知っておき、充実したナイトライフにお役立てください。
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