不妊を心配した経験がある夫婦はおよそ4割で、実際に不妊治療を受けた割合は2割を超えています。不妊の原因を男女別にランキング形式で紹介するとともに、不妊の割合が増えている原因について解説します。

厚生労働省の調査によると不妊を心配した経験がある夫婦はおよそ4割で、実際に不妊治療を受けた割合は2割を超えています。
不妊の原因は女性だけにある訳ではなく、世界保健機関(WHO)によればおよそ半数は男性にあるとされ、また、検査をしても原因不明とされるケースも少なくありません。
本記事では不妊の原因を男女別にランキング形式で紹介するとともに、不妊の割合が増えている原因について解説します。
目次

はじめに、男女別に不妊の原因TOP3をランキング形式で紹介します。
女性不妊の原因TOP3は以下のとおりです。
| 排卵因子 | 稀発月経および無月経による不妊症は、排卵障害によるケースが多い |
| 卵管因子 | クラミジア感染症や重度の子宮内膜症が原因で卵管因子による不妊症のリスクが増加する |
| 子宮因子 | 子宮筋腫が不妊症の原因になるかは議論の余地があるが、筋層内筋腫は妊孕性を低下させる |
男性不妊の原因TOP3は以下のとおりです。
| 造精機能障害 | なんらかの原因により精子が満足に作れなくなる。男性不妊の原因の大半を占める |
| 精索静脈瘤 | 精子の数や運動数低下などが原因で妊娠に至らなくなる |
| 性機能障害 | 勃起不全や射精障害で性交渉が満足に遂行できなくなる |
不妊の原因は女性だけ、男性だけにあるのではなく、両者が原因を抱えているケースがあります。
また、原因不明の不妊症も少なくありません。
そのため、妊娠を希望するカップルは双方が検査を受け、治療方針を決めることが大切です。

不妊治療を受けるカップルの数は年々増加傾向にあります。
ここでは、日本人の不妊割合が増えている原因について解説します。
日本人の不妊が増えている原因の1つが、晩婚化と加齢による女性不妊の増加です。
女性の年齢が高くなればなるほど妊娠する確率が低くなるのは、医学的にも明らかになっています。
加齢により卵巣の機能が低下し排卵される卵子の数・質が減少するうえ、不妊のリスクを高める子宮内膜症など婦人科系疾患のリスクが増加するためです。
クラミジア感染症の性病歴が、不妊に影響を与える可能性があります。
クラミジア感染症を発症すると卵管の癒着を引き起こし、卵管の通過障害を起こすリスクが増加するためです。
梅毒や性器ヘルペス、淋菌感染も不妊症のリスクを高めるため、不妊治療を始める前に検査および治療しておく必要があります。
婦人科系の疾患や性感染症以外にも、ホルモンバランスの乱れが不妊症のリスクを高める可能性があります。
ホルモンバランスが乱れると卵胞の成長や排卵に悪影響をおよぼすためです。
ホルモンバランスを崩す生活習慣としては、睡眠不足や運動不足、飲酒・喫煙、過度のダイエットなどが挙げられます。

最後に、不妊症の原因がわかった際に始めたい検査と、治療薬の選び方を紹介します。
不妊の原因は男女双方にあるため、どちらが原因と決めつけるのではなく、両者が検査を受ける必要があります。
検査の内容により異なりますが、月経の周期に合わせて数回程度の通院が必要です。
不妊治療はタイミング法、人工授精、体外受精の順に行うのが一般的です。
ただし、女性の年齢が高い場合は早めの体外受精が推奨されるケースもあります。
不妊の原因は個人によりさまざまです。
まずは医療機関を受診して不妊の原因を突き止め、自分に適した治療薬で改善を図ることが重要です。
不妊治療に用いられる主な医薬品は以下のとおりです。
| 分類 | 主な医薬品 | 期待できる効果 |
| エストロゲン製剤 | エストロゲンの減少を抑制する | プレマリン、エストラーナなど |
| 黄体ホルモン製剤 | 子宮内膜を保護する 月経周期を整える | ルテジオン、デュファストンなど |
| 漢方薬 | 自律神経のバランスを整える | 桂枝茯苓丸、加味逍遥散など |

調査機関により異なりますが、不妊の原因のおよそ3割は男女双方に存在していると考えられています。
そのため、妊娠を望むカップルは男女ともに検査を受け、治療方針を決定することが大切です。

不妊の原因に関して以下の質問が寄せられています。
女性の場合は月経異常がある方や性感染症の既往歴がある方、子宮内膜症をお持ちの方、35歳以上の方などが不妊になりやすいとされています。
男性の場合はなんらかの原因により精子が満足に作れない方が、不妊になりやすいとされています。
家族を始めとする周囲からのプレッシャーや期待は、不妊症の原因になり得ます。
人は人、自分は自分と割り切って考え、外部の騒音は気にしないようにしましょう。
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