ED治療薬の適応症~勃起力を促す薬~

ED治療薬が効く症状とは
ED治療薬は、ほとんどの勃起不全にかかった方に適応します。
「性欲はあるのに勃起しない」「勃起しても持続しない」「挿入後に十分な硬度が得られず抜けてしまう」こういった症状を訴えられる方には処方可能なお薬です。
ですが持病などの服用薬が原因でED治療薬が禁忌になる方もいますので、この点だけはご注意ください。
十分な勃起を得るためには、陰茎海綿体の血管が拡張し通常よりも多くの血液が陰茎へ流れ込むことが重要条件になります。
ED治療薬とはこの血流増加メカニズムを作り出すことができるため、ほとんどのEDを患う男性に有効に作用します。
脳が性的刺激を得たときのみ働くお薬ですので、長時間勃起が続くということはありません。
目次
性行為に必要な勃起力を促す薬
ED治療をした男性249名に対して行ったアンケート調査によると、「治療をして良かった」と回答した患者さんが8割を超えていたそうです。
男性としての自信が回復した、念願の子供を授かった、パートナーとの絆が深まった、という声だけではなく仕事が順調に回るようになったという声までも聞かれます。
このように、満足できるナイトライフを過ごしている男性は日常生活までイキイキしてくることが、多くの調査結果からわかりました。
EDで性行為に必要な勃起力を維持できない方は、例えば週に1回・週末だけに限定してED治療薬の力を借りて、自信を取り戻すこともできます。
勃起には、性的刺激により陰茎海綿体の血管が拡張し陰茎の血の巡りが良くなっている状態が不可欠です。
つまり、陰茎へ血液を集中的に送り込むことができるED治療薬は、ほとんどの勃起不全の症状に有効になります。
案ずるより産むがやすし、という諺(ことわざ)がありますが、過度な心配で受診を先延ばしにしているよりも試しに受診してお薬を使ってみることでスムーズに改善するかもしれません。
同調査によると実際に治療を受けた男性らの中で友人にEDに悩む人がいれば治療をすすめたいと思っている割合は7割を超えています。
性欲はあるのに勃起しない
性欲はあるのに勃起しないと悩む方は、ED治療薬の適応となります。
ED治療薬は物理的な勃起の維持を手助けする医薬品であり、性的興奮を誘引する媚薬成分は含まれていません。
自身がEDになった原因は何だと思いますか?という調査において、大半の方が「ストレスが原因である」と回答しました。
自慰行為、食生活、とお答えになった方もいますが、喫煙やアルコールの飲みすぎもEDになりやすい要因であるといわれています。
なお、栄養不足になるとミネラルが足りずホルモンの生成にも影響してきます。
興奮しない、疲れていてその気が起こらないという方は媚薬成分や滋養強壮成分を含む製品が向いている一方で、「性欲はあるのに興奮しても勃起しない、満足のいく性交渉ができない」「ストレスが大きく気が乗らない」という方は、物理的に勃起を手助けしてくれるED治療薬が一番手っ取り早く確実な方法です。
自慰行為でしか射精ができないという方は自慰行為での物理的刺激を徐々に減らすとともに、ED治療薬を服用することで女性との性行為を明るいものにできます。
勃起不全はどんな年代でもしっかり治療すれば治りますので、諦めずに治療をスタートしてみましょう。
勃起しても硬さが足りない
勃起はするが硬さが足りない、と感じている男性もED治療薬がよく効きます。
硬さに悩む年代は50代以上が多いといわれていますが、これは加齢により血流が滞りがちになることや、高血圧や糖尿病などEDを引き起こす可能性のある生活習慣病を患う頻度も増えるためです。
また、年齢を重ねると社会的な責任も増えてきて仕事・家庭内におけるストレスが大きくなります。
それに加え、パートナーとの性生活がうまくいっていないと悪循環に陥りストレスがED症状を呼び、ED症状が家庭内不和を招く状態となることも珍しくありません。
睡眠薬や生活習慣病改善薬を飲み始めたら硬さを維持できなくなった、という声も頻繁に聞かれます。
一般的に、男性が満足できる硬さの目安はリンゴの硬さと表現されます。
逆に、不満足であると感じる硬さはこんにゃくに例えられます。
EDの改善にはご自身の症状がどの程度かを受け止め、治療に向き合うことが大切です。
ED治療薬は半ば強制的に血流を促進し陰茎に血液を集めて硬い勃起をサポートしてくれる働きをします。
硬さに自信がない方にはうってつけのお薬といえるでしょう。
特にバイアグラとは強力な効き目を持つ勃起薬で知られていますので、併用禁忌薬がない場合におすすめです。
さまざまED治療薬がでている今の時代は、自分の身体年齢とうまく付き合えればいつまでも昼夜現役を実現できます。
勃起が持続しない
男性の勃起が持続せず、男性本人が苛立つか落ち込んでいるとパートナーの女性も心配してしまいます。
人によっては、自分にも責任があるのではないかと自信をなくす可能性もあります。
パートナーに手伝ってもらっても勃起持続が難しい場合は、関係がぎくしゃくしてしまうことも少なくありません。
勃起が持続しない根本的な原因は、PDE5(ホスホジエステラーゼ5)という酵素が優位に働きすぎるためです。
PDE5は射精などで性的興奮が収まると働く酵素で、なんらかの原因により早く、あるいは過剰に分泌されてしまうことで陰茎の勃起をおさえてしまいます。
そのため、PDE5を阻害する薬を服用すれば力強い勃起を維持できるようになります。
このようにED治療薬は、勃起持続力がないと悩んでいる男性にぴったりの療法といえるでしょう。
バイアグラに代表されるPDE5阻害薬はさまざまな種類があり、即効性が高いものや空腹時でなくても服用できるものなどが販売されています。
医療機関へ受診し相談して、自分に合ったお薬を見つけられれば勃起不全も早くに治せます。
即効性が欲しい方はレビトラ、長い持続時間が欲しい方はシアリス、また副作用が特に少なく即効性、勃起力に優れたステンドラなど、目的に応じて使い分けることも有効でしょう。
同時に日常生活においても、スポーツタイプの自転車に乗る、肥満を指摘されているなど物理的に陰茎への血流を悪くする要因がある方は、極力その原因を排除できるよう努力することでEDだけではなく生活習慣病の改善もできます。
パートナーのためにも男性としての威厳を取り戻す一歩を踏み出しましょう。
中折れしてしまう
中折れとは、勃起して挿入までたどり着くものの行為の最中に少しずつ萎えていくタイプのEDを指します。
関東在住の40代男性545人に行ったアンケート調査によると、中折れを気にしている人の割合は14.9%と40代にしては多い結果でした。
さらに中折れを気にしている人のうち「常に中折れする人」は2割、「2回に1回は中折れする人」が2割と、半数近い割合で同症状に陥っていることがわかりました。
この症状にかかった男性には特徴があります。
受診の際に、「私はEDではないのだが、最近中折れしてしまう」という言い方で受診する方ばかりとのことです。
解決策への一歩として、まずは現状を自覚することが必要です。
デリケートな男性機能の悩みは直視するにも気が引けますが、治療をはじめてしまえば悩みもなくなり、自信が戻ってくるでしょう。
中折れはED治療薬を服用し、陰茎への血流量を高めておけば回避できる症状です。
「医療機関に相談するのは恥ずかしい」「クリニック受付やスタッフに女性がいたら行きたくない」などの理由で対処が遅れている方は、男性スタッフのみクリニックや夜遅くまで空いているクリニックもありますので自分に合った医療機関に相談してみてはいかがでしょうか。
勃起力に自信がない方へおすすめ
ED治療薬は、満足のいく性行為をするために必要な勃起力を促す薬です。
正しく服用すれば、安全に高い効果を得ることができます。
受診を躊躇し続け、自分のかかえる症状をよく理解しないままインターネットでサプリメントや海外の怪しい精力剤を購入したものの、結局効かずお金ばかりかかってしまったという話も多くあります。
勃起力に自信がない、若い時の硬さを取り戻したい、即効性を期待している、長時間持続してほしいなどの悩みを抱えているようであれば、ED治療薬の服用で改善可能です。
男性本人のみならずパートナーがEDであることに悩む女性も、「自分に魅力がないのではないか」と自信を喪失することも考えられます。
一人で悩まずに、早めに医療機関に相談しパートナーと快適な性生活を実現しましょう。
参考文献
ED治療薬
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