フェロモン香水は嗅ぐタイプの媚薬です。しかし、フェロモンとは一体どのような物質なのか、セクシーな異性のことを「見る」とフェロモンが出ているといわれることが多いのですが、実際には「香り」なので、見た目とフェロモンはあまり関係ありません。
実は人のフェロモンというのは解明されていない部分が多く、フェロモン研究の根拠の多くが動物や昆虫に対してのものです。人以外の哺乳類や動物は発情するとフェロモンを出し、その香りで異性を惹きつけるということがわかっていますが、人にも性的刺激を敏感にする「香り」があり、これを調香したのがフェロモン香水といわれるものです。
嗅覚というのは脳に直接作用します。たとえば美味しそうな匂いを嗅ぐとお腹が急に空いてきたり、花や緑の香りでリラックスしたり、酸っぱい匂いや刺激臭で身の危険を感じることは日常的な出来事です。
人の脳が解析する情報の80%は視覚から得るといわれていますが、視覚の次に重要な情報源が嗅覚なのです。性欲と香りは関係性が深く、バラの香りやバニラの香りなど甘い香りには性的な興奮を促す作用があります。
しかし、甘い香りと性欲の因果関係は科学的に解明されているわけではありません。昔からセックスをするときには白檀などの甘い香りがするお香を焚いていたことのなごりともいわれています。
また「リラックスすると性的興奮を得やすくなる」こともわかっているのでリラクゼーション効果の高い「甘い香り」が香水タイプの媚薬成分として使われます。
セックスの快楽は脳が性的な刺激を感知して脳内に大量の「幸せホルモン」と呼ばれる物質があふれることで得られます。幸せホルモンにはいくつか種類があるのですが、代表的なものは「オキシトシン」、「アンドロステノール」、「アンドロステノン」、「テストステロン」、「コピュリン」の5種類です。
フェロモン香水の芳香成分には脳を刺激してこうした幸せホルモンの分泌を促す作用があり、マッチングすればセックスの快楽が何倍にも高まるといわれています。
こうした物質の放出を刺激するためには、性ホルモンの分泌が減ってしまうと相対的に幸せホルモンの分泌量も減ってしまうので、40代以降の人はできるだけ性生活をおろそかにしないことが重要です。
「オキシトシン」は肉体的な接触で放出量が増える幸せホルモンです。セックスなどのスキンシップはもちろんですが、好きな人と手をつなぐ、キスをする、あるいは飼い犬や猫を撫でるなどの行為でも増加することがわかっています。
しかし、無機的な物質にふれても増加するわけではないので、たとえばアダルト動画を見て、画面越しにモデルに触れてもあまり意味はありません。その一方で、こうした無機質な物質と触れ合っている現代人は「オキシトシン」不足に陥りやすいと指摘されています。
以下が「オキシトシン」の働きです。
など、実に有益な働きがある物質であるということがわかります。不安な時に信頼できる人に抱かれたり、手をつないだりすることで不安や恐怖が和らぐのも「オキシトシン」の働きであるということがわかっています。
また心理面でプラスの方向に働くことでストレス耐性も強まり、感染予防や心肺機能の向上などの効果があることも確認されています。
「アンドロステノール」はヒトフェロモンの主成分といわれる香り成分で、生殖活動に深い関係があり、主に汗腺や生殖器付近、乳輪付近から分泌されます。
どうしてこのような場所がフェロモンの放出場所になっているのかという理由には諸説ありますが、乳輪付近にあることでまだ目の見えない新生児が母乳の出所を探りやすくなるように、性教育を受けない時代のヒトやヒト以外の哺乳類が確実にセックスをして種の保存本能を満たせるようにという仮説が有力視されています。
文明を持ち、年中発情していることでヒトのフェロモン腺は退化したといわれていますが、フェロモン香水の登場で研究がすすみ、「アンドロステノール」の発見によって再び人に作用するフェロモンが脚光を浴びています。
実際に臨床的な実験もおこなわれていて、2000年にはテレビのバラエティ番組でもヒトフェロモン(アンドロステノール)をつけた男性とそうではない男性に分け、女性に目隠しをしてどちらの男性に好意を持つか?という実証実験をしたところ5人の女性がフェロモン香水をつけた男性を選んだという結果を残しています。
ヒトの汗に含まれている芳香成分で、強くなりすぎるとワキガ臭になりますが、適度な量が分泌されると異性の性的な興奮を誘発するフェロモン成分といわれています。
男性向けの香水のスパイシーな香りはこの「アンドロステノン」を模した香りで、「甘い香り」、「森林の奥にいるような苔むした発酵臭」、「アンモニアのような刺激臭」といわれることもあります。快感と不快感を行ったり来たりする微妙な成分ですが、繰り返し嗅いでいると多少の量でも嗅ぎ分けられるようになり、性的な興奮が増す傾向が高いということが判明しています。
ヒト以外の哺乳類にも類似した物質が確認されていて、豚のオスの唾液中に豚型のアンドロステノン量が増えるとメスの豚は交尾のサインを出します。このため家畜向けの人工授精を促進させる物質として商品化され、今では人型のアンドロステノンの存在が特定され、フェロモン香水の主成分として広く用いられています。
嗜好性は分かれますが、アンドロステノンを含んでいるフェロモン香水の方が性的な刺激を感じやすくなり、日頃からつけていると女性からの好感度が増すと考えられています。
「テストステロン」は男性ホルモンの一種です。主に精巣で作られますが、自律神経を切り替えるために女性にとっても重要なホルモンなので副腎皮質からも分泌されています。
テストステロンには数多くの働きがありますが特に重要な働きとしては
などがあげられます。男性の更年期障害といわれているLOH症候群は加齢によってテストステロンが減少することで起こる進行性の病気です。またAGA(男性型脱毛症)は頭皮付近のテストステロンが5α-リダクターゼという酵素によってジヒデロテストステロンに変異することで起こることが判明しています。
AGA治療薬はこの酵素の働きを抑制してテストステロンの量を一定に保つ薬ですが、副作用としてジヒデロテストステロンの量が減ることで性欲の減退や勃起障害(ED)を起こしやすくなることが報告されていて、2%以下の頻度でこうした副作用が発生します。
「アンドロステノール」や「アンドロステノン」が男性のフェロモン成分だとしたら、「コピュリン」は女性のフェロモン成分です。排卵期に特に多く分泌される物質で、この匂いによっ男性の性的興奮を増幅し、受精しやすい環境を作るといわれているとても重要なフェロモン物質です。
男性は「コピュリン」を感知するとどんな女性でも可愛く見えるという研究結果も報告されています。
イギリスの国営放送BBCがおこなった66人の男性を被験体とした実験では、特に何にもしていない女性の写真とコピュリンを振りかけた女性の写真を見せたところコピュリンを振りかけた女性に好意を持つことが実証されました。またこの実験では男性の血液中のテストステロン値が150%以上増えていることも確認されています。
このため海外製の女性向けフェロモン香水にはコピュリンが広く用いられています。 男性が自分の精力に自信が持てなくなった時にも有益に働く成分だということがわかっているので、男性向けのフェロモン香水にも配合されていることがあります。
男性は40代を境に男性ホルモンの量が減ってきますから、日頃からコピュリンが配合されたフェロモン香水を活用することで、若々しさが保てるという定説もあります。
香水タイプの媚薬は気になる異性を振り向かせたいのなら普段から一般的な香水と同じように使い、セックス中の快感をアップさせたいのなら、男女それぞれが性交の前か性交中に使用するのが良いでしょう。
フェロモン成分の作用で口説き落とせる確率があがり、性交にも満足出来るようになります。ただし、先にも書いた通り人によっては不快に感じたり苦手な匂いだったりすることがあるので付けすぎには注意してください。
香水の類は慣れてくるとその匂いに対して鈍感になるので付けすぎてしまうことが多いのですが、それでは逆効果になる危険性があります。
香水にはアルコールなどの揮発性の高い成分が含まれています。アルコールは低い温度でも空気中に拡散するので、脇の下のように太い血管が通っていて服で隠れるところに少量だけ塗布しましょう。
フェロモンも脇の下の汗腺(アポクリン腺)から分泌されると考えられているので、脇の下にフェロモン香水をつけるのは理にかなっています。また、セックスの時に使うなら、フェロモンを出す汗腺は脇の下以外にも乳首や肛門の周辺に存在しているので、少量をコットンやハンカチに塗布して股関節や乳首の周辺に使うと良いでしょう。
これでクンニやオーラルセックスをするときにフェロモンを強く感じることができるはずです。ただし、あくまでもつけすぎないことがポイントです。
男性は脇の下や陰部に吹き付けておくと、体毛が匂いをキャッチして長時間拡散させることができます。女性はムダ毛処理をしていると香水の蒸発が早まってしまうので、下着に塗布すると直接肌にも触れないのでデリケートゾーンに直接塗布するといいでしょう。
衣服を脱いだときに匂いが拡散する効果も狙えるので行為直前に気分が盛り上がる効果も期待できます。
香水は「身にまとうように使うべき」といわれます。どれだけいい匂いでも強すぎる香りは不快感をもたれることが多いからです。
一回に使用する量はスプレータイプのボトルなら1プッシュで十分でしょう。さりげなく身にまとうなら空気中に散布させたところを通過して全身にまとうようにして使うのがいいという意見もあります。
特に男性が付けるフェロモン香水にはスパイシーな刺激臭成分が含まれているので、このやり方はとても好感を持たれるかもしれません。近づいたらほのかにフェロモンが香るというのが理想的な量です。
香水を含ませた布をタンスやクローゼットに入れておけば自然と香りが繊維に染み込んで動くたびに香りが拡散していきます。ただし、洗濯するときには持続芳香性の柔軟剤を使用してしまうとせっかくのフェロモン成分が中和されてしまう可能性があるので、香りの弱い洗剤で洗濯するようにしてください。
首筋や手首、デコルテなどに使用するのは最近ではNGといわれています。近年の香水は持続性があるので、上半身の露出している部分は香りが強く拡散しすぎて相手に不快感を与えてしまうリスクが高まります。
フェロモン系の香水を選ぶときに重要なのは、「自分の体臭との親和性」です。体臭は生活習慣に左右されるため、いろいろなフェロモン系香水を試してみましょう。客観性をもった香水選びいのために知り合いの女性や同性の友人に選んでもらうというのもおすすめです。
そして、肝心の香水の持続時間ですが、こちらも物によりますが少なくとも4〜5時間は持続するので頻繁につけ直す必要はありません。
そして香水には香りが段階的に変化していく性質を持っているものが多く、付けたての香りをトップノート、1〜2時間ほど経過して汗をかくと汗と混じり合って本来の落ち着いてきたときの香りをミドルノート、揮発する終盤の香りをラストノートといいます。フェロモン系の香水で大事なのはミドルノートからラストノートにかけての香りです。
フェロモンの香りに近い匂いになるのがフェロモン香水なので、一度つけてから3時間後ぐらい経過してからの匂いを重視するようにしてください。 さらに香水の成分には開封後酸化すると肌に強い刺激をもたらす物質が配合されていることが多いので、できるだけ小さいボトルをこまめに買い替えるようにするのがおすすめです。
フェロモン香水と呼ばれる香水タイプの媚薬は「異性や同性に好かれやすくするため」に用いるものです。そのため日頃から使う以外にセックスの直前や行為中に付けるケースが想定されます。
香水には時間の経過によって香りが段階的に変化していくという性質があります。またアルコールなどの揮発性の成分を含んでいますので、さりげなく身にまとい相手に不快感を与えないように気をつけて使用してください。
フェロモンには「甘い」、「ツンとする刺激臭」、「針葉樹のようなスパイシーな香り」など一様ではない表現が用いられるように、人によって嗜好も変わります。また開封後長時間経過したものは匂いが変質する可能性があるので、できるだけ小瓶で数種類揃えるのが良いと思います。
情報サイト
ウィキペディア(日本版)
ウィキメディア財団が管理・運営しているインターネット百科事典の日本語サイトです。 詳細かつ、網羅的な情報を掲載しており、他の辞書サイトでは容易に確認できないような事柄についての記事を確認することが可能です。
ネクサスフェロモンズスプレーは、リーディングエッジヘルスが開発した男性用フェロモン香水です。
厳選を重ね、独自に配合した7種類の有効成分を配合。女性を惹きつけるための効果は、研究段階で実証済のため期待が見込める商品となっています。
恋愛におよぼす香りの影響は多大で、人は相手を知ったり記憶をたどったりする際、臭覚の影響をうけ、無意識のうちに免疫機能までチェックすると言われています。
女性をスマートに口説きたい、女性にたいして奥手な方など、相手に好印象をあたえる演出にぜひご利用ください。
フェロモアMは、ベストグリーンラボ社が開発した男性用の媚薬です。
女性を惹きつけ夢中にさせる成分ヒトフェロモンが、ふんだんに配合されています。
ヒトフェロモンが配合された香水は、女性の脳下垂体へダイレクトに届き、男性的な魅力を存分にアピールできます。
さらに、媚薬として性的な衝動を高め、性機能の増進と下半身へ集まる血流の効果で強い勃起力も期待ができます。
フェロモアFは、ベストグリーンラボ社が開発した女性用の媚薬です。
ヨーロッパ発の女性専用のフェロモン香水で、媚薬成分が配合されており、男性を惹きつけたい方やパートナーとの性生活に刺激が足りない方などに話題の商品です。
有効成分に、人に安心感を与え信頼関係を築くと言われている愛情ホルモン「オキシトシン」が含まれています。
このオキシトシンは、媚薬としての効果だけにとどまらず、不安を抱えた人間関係なども円滑にしてくれるという効果が期待できます。