ボルタレン徐放錠

ボルタレン徐放錠の商品詳細

特徴

徐放錠であることから、成分がゆっくりと体内に吸収されるので効果が長持ちすることが特徴です。

ボルタレン徐放錠は、抗炎症作用に加えて鎮痛作用も持っています。
これらの作用によって炎症とそれに伴う痛みを緩和させることができます。

具体的には筋肉痛や関節痛、頭痛や腰痛などを緩和させます。

また、抜歯後の痛みや風邪による喉の痛みを緩和させるために用いられることもあります。
激しい痛みを伴うぎっくり腰、女性特有の症状である生理痛に対しても効果を発揮します。

さらに、優れた解熱作用があることもポイントです。
炎症を引き起こした患部には熱がたまりますが、非ステロイド性抗炎症薬を使用することによってその熱を下げることができます。
関節炎で熱を伴う腫れが引かないという場合に効果的です。
非ステロイド性抗炎症薬に分類される医薬品は数多くありますが、何を有効成分として含有しているかによって特徴が異なります。

たとえば、アスピリンを有効成分として含有する医薬品なら、主に鎮痛剤として使用される傾向にあります。
また、セレコキシブを有効成分として含有する医薬品には、効果の持続時間が長いという特徴があります。
ほかの成分を含有する非ステロイド性抗炎症薬に比べて、効果がゆるやかに長く継続します。

一方、ボルタレン徐放錠は特に抗炎症作用、鎮痛作用が強いジクロフェナクナトリウムを有効成分とする抗炎症薬。
関節に生じた炎症によって軟骨や骨の機能が損なわれ、さらに激しい痛みを伴う「関節リウマチ」の治療に用いられることが多い医薬品です。

関節リウマチは、国内では特に30~50代の女性に多く見られる病気で、早期治療がカギです。
「朝、目覚めてしばらく手や足の関節が腫れぼったく、動かしにくい」「足の指が腫れ、歩くときに足の裏に不愉快な感じがある」このように、手足の関節にしつこい腫れが見られる場合は関節リウマチを発症しつつある可能性があります。

心当たりがある方は、ボルタレン徐放錠の服用を開始することをおすすめします。

効果

炎症を鎮める作用により、腫れや発熱・痛みを緩和させる効果があります。
あくまでも対処法であり、痛みや炎症の原因そのものを治すものではありません。また、痛みを伝える神経や脳に作用する麻酔薬ではないので、完全に痛みをとる効果もありません。

作用時間

単回投与した場合、最高血中濃度到達時間は約3時間、半減期は約1時間となっており、個人差はありますが、効果は5～6時間は持続することになります。

適応症状

ボルタレン徐放錠は、下記の方におすすめです。

・関節リウマチ、変形性関節症、腰痛、腱鞘炎、神経痛、後陣痛、骨盤内炎症、月経困難症、膀胱炎、前眼部炎症、歯痛などによる炎症・痛みがある方
・手術ならびに抜歯後に炎症・痛みがある方
・急性上気道炎による炎症・痛みがある方

有効成分

有効成分はジクロフェナクになります。
体内のシクロオキシゲナーゼ(COX)と呼ばれる酵素を阻害することにより、炎症の原因となる生理活性物質プロスタグランジンの合成を抑制する働きをします。数ある非ステロイド性抗炎症成分の中で効果は非常に強力になります。

含有量・内容量

1箱30錠入りとなっています。

ボルタレン徐放錠にはジクロフェナクナトリウム75mg含有しています。

製薬会社

ノバルティス

ボルタレン徐放錠の用法用量

服用方法

1回量を水またはぬるま湯で服用してください。

食事による作用への影響はありませんが、空腹時服用は胃荒れ・胃部不快感の原因になるため、できれば食後の服用が望ましいとされています。

形状が徐放錠になるので、嚙み砕かないうようにしてください。

推奨用量

通常、国内のジクロフェナク処方における用法用量は、1日量75～100㎎を2回または3回に分けて服用、頓用する場合は1回量25～50㎎となっており、本剤は海外規格で1錠にジクロフェナクが75㎎配合であるので、1回量でも上限を超えてしまいます。原則は、1日1回の服用が望ましくなります。

服用できる期間について制限はありませんが、継続的な服用は肝臓・腎臓への負担になるため、炎症・疼痛時の頓用での使用をおススメします。

服用時の注意

・国内では、医師による処方が必要な薬剤で、国内規格より高容量であるため、注意して服用してください。特に初回服用時は効果に加え、副作用も過剰に表れやすくなります。
・胃荒れなどの副作用を避けるため食後の服用が望ましいですが、急な服用で空腹時になる場合は、胃薬などを併用しましょう。
・服用前後の飲酒は避けましょう。

ボルタレン徐放錠の副作用

主な副作用

胃痛・胃荒れ・胃部不快感・腹痛などの消化器症状が最も多い副作用で、特に空腹時服用で発現率が高まります。
その他、痒み・発疹・頭痛・眠気などの副作用も報告されています。

稀な副作用

ショック(冷汗・呼吸困難・四肢冷却・血圧低下・意識障害)、アナフィラキシー症状(蕁麻疹・浮腫)、貧血、血小板減少、腎機能障害(血中クレアチニン上昇・高カリウム血症)、肝機能障害、喘息発作、心不全、脳血管障害等の副作用が頻度不明で報告されています。

効果・副作用が強いと感じた場合

直ちに服用を中止してください。副作用症状がひどい場合は病院へ受診してください。
副作用が消化器症状の場合は、胃薬等を併用することで回避できますが、それ以外の副作用発現の場合は使用しないようにしましょう。

ボルタレン徐放錠の使用上の注意

服用に注意する人

次の人は使用に注意してください。

・消化性潰瘍の既往歴のある方
・血液の異常又はその既往歴のある方
・肝障害・腎障害のある方
・高血圧症のある方
・心機能障害のある方
・気管支喘息のある方
・高齢者

併用注意

併用に注意するものがあります。

・ボリコナゾール
・ニューキノロン系抗菌薬
・アスピリン
・その他非ステロイド系抗炎症薬
・副腎皮質ステロイド剤
・降圧剤
・抗凝血剤
・選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)

服用してはいけない人

次の人は使用できません。

・本剤又は配合成分に対し過敏症の既往歴のある方
・重篤な血液の異常又はその既往歴のある方
・重篤な肝障害・腎障害のある方
・重篤な高血圧症のある方
・重篤な心機能障害のある方
・アスピリン喘息のある方
・妊娠または授乳中、妊娠の可能性がある方(胎児の死亡例報告あり・母乳中への移行)
・小児

併用禁忌薬

国内で併用禁忌に指定されているのはトリアムテレン(商品名トリテレン)になります。
カリウム保持性利尿薬に分類される薬剤で、併用により急性腎不全の発現報告があります。

ボルタレン徐放錠の保管方法と取り扱い上の注意

保管方法

・極端な高温や低温、湿度の高い場所での保管は避けてください。
・直射日光を避けて保管してください。
・乳幼児の手の届かないところへ保管してください。

取り扱い上の注意

・使用期限が過ぎたものは使用しないでください。
・自己判断で他人に勧めないでください。
・中身をカプセルから出さないでください。

ボルタレン徐放錠の商品情報

商品分類

医療用医薬品：先発医薬品

先発医薬品とは、新しく開発された薬で新薬とも呼ばれています。
新薬が発売されるまでには、長い研究期間と膨大な費用が掛かります。
そのため特許を出願してからは、開発した製薬会社が独占して、製造・販売することができ、その間、有効性や安全性の調査や再審査も行われます。

形状・剤形

経口服用タイプの徐放錠

対象性別

解熱、鎮痛を目的とした成人男性・女性

発送・梱包

発送国

・シンガポール

梱包状態

差出人名は『お薬通販部』の名称では、ございません。
発送国名のみの記載、もしくは発送国業者名となります。
不在伝票投函の際には、発送国名を記載されることがほとんどですので、あらかじめご了承ください。

外箱にご注文の商品名や医薬品名が表記されることはございませんので、配送員の方やご家族の方などに内容物を知られることなく受け取ることができます。

梱包状態について詳しくはこちら
>>梱包について

医薬品等の通販・個人輸入について

医薬品等の個人輸入については、日本の薬機法（旧薬事法）により規制があります。
個人レベルでの購入と定められており誰かの代わりに通販購入する、購入後に第三者への譲渡などの行為は禁じられています。
ご注文者ご本人が、個人で使用する分を購入可能数量の範囲内でご注文ください。

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>>個人輸入とは

• 参考文献
  医薬品の個人輸入について詳しくはこちら
  厚生労働省：医薬品等の個人輸入について

ボルタレン徐放錠のよくある質問