ケアプロスト

ケアプロストの主な効果は以下の通りです。

効果

• まつげの毛包を刺激
• まつげの成長期を延長
• 休眠状態にあるまつげを成長期へと導く

ケアプロストの有効成分であるビマトプロストは、もともと緑内障の治療に用いられていたため、眼圧を下げる効果もあります。

ケアプロストはまつげが生え替わる周期を正常に導く目的で用いられるため、即効性は期待できません。

海外で行われた臨床試験では、ビマトプロストを塗布して4ヶ月で有意な変化が見られたとの報告があるため、継続して使用するのがおすすめです。

ケアプロストは次のようなお悩みをお持ちの方に適しています。

適応する人

• まつげが少ない方
• まつげが短い方
• まつげがすぐに抜けてしまう方
• まつげが細くて弱々しい方
• 緑内障を持っている方

ただし、緑内障の方は自分の判断でケアプロストを使用するのではなく、必ず医師の指導を受けてください。

ケアプロストには有効成分としてビマトプロストが配合されています。
ビマトプロストはもともと緑内障患者の眼圧を下げる目的で用いられていましたが、育毛作用が確認されたためアメリカなどではまつげ治療薬としても認可されています。

国内ではまつげ治療薬としては承認されていないため、個人輸入代行サイトなどで購入するのがおすすめです。

ケアプロストには有効成分としてビマトプロストが1本当たり0.03mg配合されており、1本・3本・5本で1セットとなっています。

サンファーマ

ケアプロストはインドのムンバイに本拠地を置く製薬会社、サンファーマが製造・販売しています。
サンファーマンド最大手の製薬会社として知られており、日本を始め世界40ヶ国以上に事業を展開しています。

まつげ貧毛症の日本人を対象とした他施設共同研究において、0.03%のビマトプロストを用いた群に関して、まつ毛の長さ・太さ・濃さの有意な増加が見られました。

参考文献：National Library of Medicine「日本人被験者のまつげ成長のためのビマトプロスト:2つの多施設対照研究」(英文による解説)

アメリカとブラジルで行われた15歳〜17歳の青年を対象とした他施設共同試験において、ビマトプロストを用いた群では高い割合でまつげの隆起が改善しました。

参考文献：National Library of Medicine「小児被験者のまつげ成長に対するビマトプロストの安全性と有効性の評価」(英文による解説)

ケアプロストは用法用量を守り正しく使用してください。
多量に塗っても効果が上がらないうえ、副作用のリスクを高めるため注意が必要です。

ケアプロストの有効成分であるビマトプロストの重大な副作用として以下の例が挙げられています。

重大な副作用

• 虹彩色素沈着（13.2％）

ケアプロストの有効成分であるビマトプロストには、以下の副作用を引き起こす可能性もあります。

2%以上の副作用

• 結膜充血・眼脂・眼乾燥・点状角膜炎・眼瞼紅斑・眼瞼そう痒症・眼そう痒症・眼瞼刺激・眼刺激
• 皮膚色素過剰

2%未満の副作用

• 結膜濾胞・眼瞼障害・睫毛乱生・眼瞼炎・麦粒腫
• 毛質異常・睫毛眉毛脱落症（部分的な一時的睫毛眉毛の脱落も含む）
• 顔面痛

頻度不明の副作用

• 眼痛・眼瞼痛・眼部腫脹・眼瞼浮腫・流涙増加・霧視・灼熱感（眼瞼）・眼窩周囲紅斑・眼の異物感・眼瞼色素沈着・眼瞼皮膚乾燥
• 毛髪成長異常・裂毛（一時的な睫毛の裂毛）・発疹（眼瞼及び眼窩周囲に限定された斑状発疹、紅斑性発疹、そう痒性発疹を含む）・皮膚変色（眼窩周囲）
• 頭痛・過敏症（局所的アレルギー反応）

参考文献：KEGG「医療用医薬品 : ルミガン」

下記の項目に該当する方は、自分の判断でケアプロストを使用しないでください。

使用に注意する人

• 妊婦および妊娠の可能性がある女性
• 授乳婦
• 小児
• 65歳以上の方

上記の方がケアプロストを使用すると有効成分の作用が減弱・増強したり、副作用のリスクを高めたりする可能性があります。
そのため、自分の判断で使用するのではなく、必ずかかりつけの医師に相談して使用の可否を判断してもらってください。

下記はケアプロストと併用して使用するにあたり、注意が必要なお薬です。

併用注意薬

• プロスタグランジン系点眼剤
• ラタノプロスト含有点眼剤

上記のお薬もしくは有効成分をケアプロストと併用した場合、眼圧低下作用を減弱させる恐れがあります。

以下に該当する方はケアプロストを使用してはいけません。

使用してはいけない人

• ケアプロストの有効成分に対して過敏反応を示した経験がある方
• 無水晶体眼あるいは眼内レンズ挿入眼の方
• 硝子体手術などの内眼手術の既往のある方

上記の病気もしくは既往歴をお持ちの方がケアプロストを使用すると、思わぬ健康被害を招く恐れがあるため、絶対に使用しないでください。

参考文献：KEGG「医療用医薬品 : ルミガン 2. 禁忌」

ケアプロストに併用禁忌のお薬はありません。