シプモルヌ（モルヌピラビル）

シプモルヌ（モルヌピラビル）の商品詳細

モルヌピラビルの特徴

シプモルヌ（モルヌピラビル）は新型コロナウイルス感染症に対して有効性が認められた抗ウイルス薬です。

コロナウイルスは細胞に侵入すると増殖しますが、モルヌピラビルがウイルスゲノムのエラー頻度を増加させることで、ウイルスの増殖を阻害する作用があります。

新型コロナウイルスに感染してから5日以内に服用することで、重症化リスクを下げる効果が期待されます。

臨床試験においては発症から6日目以降に投与した方の有効性を裏付けられるデータは得られておりません。

シプモルヌ（モルヌピラビル）は、新型コロナウイルス感染症の症状が発症した場合、速やかに服用する必要があります。

参考サイト：新型コロナウイルス治療薬の特例承認について

下記はモルヌピラビルについての臨床報告結果です。

モルヌピラビルの投与対象

■下記の条件をいずれも満たした方
・発症から5日以内の軽症～中等症の方（酸素投与を必要としない人）
・18歳以上の方
・妊婦または妊娠している可能性がない方

■上記の条件を満たし、かつ下記の重症化リスクを1つ以上有する方
・61歳以上
・肥満（BMI 30以上）
・喫煙
・高血圧
・糖尿病
・活動性のがん
・慢性腎臓病
・慢性閉塞性肺疾患（COPD）
・ダウン症
・重篤な心疾患（心不全、冠動脈疾患又は心筋症）
・脳神経疾患
・HIV感染症およびAIDS
・重度の肝臓疾患
・臓器移植後、骨髄移植、幹細胞移植後　など

適応症状

シプモルヌ（モルヌピラビル）は下記の方に適応します。

・新型コロナウイルスに感染した方
・新型コロナウイルス感染症に感染し、軽度または中等症の方

有効成分

有効成分はモルヌピラビルです。
モルヌピラビルは、プロドラッグであり、細胞内に取り込まれた後、NHC-TPにリン酸化されます。

NHC-TPがウイルス由来RNA依存性RNAポリメラーゼによりウイルスRNAに取り込まれた結果、ウイルスゲノムのエラー頻度が増加し、ウイルスの増殖が阻害されます。

含有量・内容量

1箱40錠入りとなります。

シプモルヌ1錠あたりモルヌピラビル200mgが含有されています。

製薬会社

シプラ社

モルヌピラビルの作用機序

作用機序

ウイルス（SARS-CoV-2）が細胞内に侵入することで、ヒトは新型コロナウイルスに感染します。

上の図では赤文字の①～③が新型コロナウイルスの感染から、ウイルスが体内で複製され増殖し、症状が重くなっていく過程を表しています。

①細胞内に侵入したウイルスのウイルスRNAが、②細胞核内に存在する酵素「RNAポリメラーゼ」によってウイルスタンパクをmRNA転写され、③複製されることで体内でウイルスが増殖していきます。

感染前にウイルスの侵入自体を防ぐ（予防する）医薬品もありますが、モルヌピラビルが機能するのはウイルスの細胞侵入後、つまり新型コロナウイルスに感染したあと。

発症後にモルヌピラビルを服用することで、細胞内では赤文字①から青文字②の作用が起こります。

モルヌピラビルが作用するのはmRNAの転写を担う「RNAポリメラーゼ」。ここに働きかけウイルスRNAの配列を変異させることで、ウイルスの複製を阻害するのです。

そのためモルヌピラビルは、新型コロナウイルス発症から5日以内の軽症から中等症の方に効果的とされています。

シプモルヌ（モルヌピラビル）の用法用量

服用方法

モルヌピラビルとして1回800mgを1日2回、水かぬるま湯にて服用してください。
5日間服用を継続して下さい。

また食事への影響はありません。

シプモルヌ（モルヌピラビル）の副作用

主な副作用

主な副作用として、下痢、悪心、浮動性めまい、頭痛などが報告されています。

異常があった際は、すぐにかかりつけの医師にご相談ください。

稀な副作用

稀な副作用として嘔吐、発疹、蕁麻疹などが報告されています。

また頻度は不明ですが、中毒性皮疹が報告されています。

モルヌピラビルの副作用「解析結果」

（※1）全体の件数と%：重複を含まない数値
（※2）ALT：肝臓のダメージ程度を表す数値

参考サイト：モルヌピラビル審議結果報告書

シプモルヌ（モルヌピラビル）の使用上の注意

服用してはいけない人

次の人は使用できません。

・本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
・妊婦又は妊娠している可能性のある女性

シプモルヌ（モルヌピラビル）の保管方法と取り扱い上の注意

保管方法

・直射日光や高温多湿をさけて室温で保管してください。
冷蔵庫に保管する必要はなく、直射日光や高温多湿は避けて室温で保存します。

・子供の手の届かない所に保管してください。
誤って服用する可能性は避けましょう。

シプモルヌ（モルヌピラビル）の商品情報

商品分類

医療用医薬品：ジェネリック医薬品

ジェネリック医薬品とは、新薬の特許期間が終わった後に他の製薬会社から同じ有効成分を使って開発され、有効性・安全性が新薬と同等であることが前提として、厳しい試験に合格したうえで、国が承認した医薬品のことです。

ジェネリック医薬品について詳しくはこちら
>>ジェネリック医薬品とは

形状・剤形

経口服用タイプの錠剤

対象性別

新型コロナウイルス感染症の治療を目的とした成人男性・女性

シプモルヌ（モルヌピラビル）の発送・梱包

発送国

・インド

梱包状態

差出人名は『お薬通販部』の名称では、ございません。
発送国名のみの記載、もしくは発送国業者名となります。
不在伝票投函の際には、発送国名を記載されることがほとんどですので、あらかじめご了承ください。

外箱にご注文の商品名や医薬品名が表記されることはございませんので、配送員の方やご家族の方などに内容物を知られることなく受け取ることができます。

梱包状態について詳しくはこちら
>>梱包について

医薬品等の通販・個人輸入について

医薬品等の個人輸入については、日本の薬機法（旧薬事法）により規制があります。
個人レベルでの購入と定められており誰かの代わりに通販購入する、購入後に第三者への譲渡などの行為は禁じられています。
ご注文者ご本人が、個人で使用する分を購入可能数量の範囲内でご注文ください。

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>>個人輸入とは

• 参考文献
  医薬品の個人輸入について詳しくはこちら
  厚生労働省：医薬品等の個人輸入について
  

シプモルヌ（モルヌピラビル）のよくある質問