トリキュラーの副作用は?具体的な症状例と対処方法を解説!
トリキュラーは避妊効果のある低用量ピルです。この記事ではトリキュラーの副作用に関して具体的な症状から対処方法までを解説しています。
お薬通販部スタッフ[監修]

あなたは、避妊薬として世界中で使用されているトリキュラーについて、副作用をどこまで把握されていますか?
比較的安全な薬ではありますが、ご自身の体調や生活スタイル、投薬中の薬との相性などが原因で軽度なものから重度な副作用がさまざま発生する可能性があります。
そのため、ご使用前に副作用について十分に調べる必要があります。
ただし、びっちり書かれた説明書を読むのが辛い方が多いのではないでしょうか?
この記事では、トリキュラーの副作用について、さまざまな条件をもとに詳しく解説を行います。
この記事を読むと、トリキュラー服用時の副作用についてしっかり把握できるので、安心して服用できるようになりますよ。
目次
トリキュラー服用時の副作用について

トリキュラー服用時の副作用の発生頻度を調査した結果、3,223例中副作用の発現症例数が368例(11.42%)、副作用の発現件数543件(16.85%)という結果があります。
全体的に見ると、トリキュラーの用量を守った服用者の10人に1、2人は副作用が発生する可能性があります。
また、トリキュラーの副作用は飲み始めから1〜2ヶ月がピークで、3ヶ月を過ぎる頃には気にならなくなると言われています。
ただし、ご自身の持病や体調、現在の状態、生活スタイル等で副作用の発生頻度や症状が変わるため、トリキュラー服用前に効果やどのような副作用があるのか調べておきましょう。
また、専門の医師や薬剤師の方にトリキュラーの服用可否や効果について、事前に相談しておくのもおすすめです。
以下に、トリキュラー服用時の重大な副作用とその他の副作用で症状を分けていますので、参考にしてください。
トリキュラー服用時の重大な副作用【血栓症】
トリキュラー服用時の重大な副作用として、血栓症が挙げられます。
以下のような症状があらわれた場合、すぐにトリキュラーの服用を中止し、適切な処置を行う必要があります。
国内のトリキュラーに関する臨床試験では、上記副作用は報告されていないそうですが、海外で多数報告されているそうです。
上記以外にも、トリキュラー服用時に以下のような症状が出る場合は、血栓症の可能性があるため、すぐトリキュラーの服用をやめ、医師による適切な処置を受けましょう。
また、以下の症状や生活習慣を持つ方は、血栓症になりやすいためトリキュラーの服用が禁止されています。
事前にご自身の体調を調べ、以下の症状に当てはまる場合、トリキュラーを服用しないよう十分に注意しましょう。
その他一般的な副作用
トリキュラー服用時のその他の副作用としては、以下が挙げられます。
発生頻度が多い症状を例として挙げています。
トリキュラーの副作用について臨床試験結果を紹介

臨床試験事例
トリキュラー錠21やと28について、避妊を希望する女性(計:955例)の方に用法・用量を守った服用方法で何周か継続してもらい、トリキュラーの避妊効果や安全性、副作用などを評価しています。
条件として、服用禁止や注意が必要な方は、試験対象から除外しています。
結果は、955例中486例(50.89%)で副作用が発生しています。
主な副作用は以下の通りでした。
トリキュラーで副作用が発生した場合の対処方法

服用直後に嘔吐した場合
トリキュラー服用時の副作用の一つに嘔吐があります。
服用直後に嘔吐した場合、薬も一緒に吐き出している可能性が高いため、再度用法・用量を守りトリキュラーの服用をお勧めします。
ただし、念のためかかりつけ医に嘔吐したことを連絡し、今後の服用について相談するようにしましょう。
体重増加やむくみが気になる場合
トリキュラー服用時の副作用として体重の増加や体のむくみがあります。
この原因は、薬に含まれる女性ホルモン(エストロゲン(卵胞ホルモン))が水分量を増やす効果があるためと言われています。
対策としては、食習慣の見直しやウォーキングなどの運動で十分効果があると言われています。
まとめ

トリキュラーの副作用について、いかがだったでしょうか?
これまでよりも、しっかりと副作用について理解できたと思います。
上記に掲載している副作用以外にも多くの副作用が確認されています。
そのため、トリキュラー服用時に体の異変を感じた場合は、専門の医師や薬剤師等に相談するようにしましょう。
副作用をしっかり頭に入れた上で、正しくトリキュラーを服用し、安心して避妊できるようにしましょう。
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