トリキュラーの用法用量は?正しく服用し避妊効果を最大限発揮させよう!
トリキュラーは避妊効果のある低用量ピルです。トリキュラーは正しい飲み方をすることで最大限の避妊効果を発揮できます。この記事ではトリキュラーの用法用量、正しい服用方法に関して解説しています。
お薬通販部スタッフ[監修]

トリキュラーには、高い避妊率がありますが、それは用法用量を守って服用した場合です。
この記事では、トリキュラーの基本的な服用手順や服用時の注意点についてまとめています。
読んでいただくと、正しくトリキュラーを服用するための知識が身につくため、きっと高い避妊効果を得られるようになりますよ。
目次
トリキュラーの用法用量について

トリキュラー錠21の場合
初めて服用する場合、月経が始まった日から服用を開始しましょう。
開始後は、以下の表を元に薬剤シートの番号に沿って、21日間毎日1錠服用します。
22日目から28日目までは、休薬期間となるため、7日間薬を服用しないよう気をつけてください。
28日間を1周期として、避妊を継続する限りこの周期を繰り返します。
服用日数と服用個数 | 錠剤の色 | |
(開始日)1〜6日間 | 6日間 1日1錠 | 赤褐色 |
7〜11日間 | 5日間 1日1錠 | 白色 |
12〜21日間 | 10日間 1日1錠 | 淡黄褐色 |
22〜28日間 | 休薬期間 7日間 |
月経開始日から遅れた場合、最初の1週間は他の避妊法を併用してください。
通常は、21日間服用後、休薬期間中に月経が始まります。
7日間の休薬期間が終わった後、月経が終わった方も継続している方も、翌日から新しい薬剤シートの1番から服用を開始しましょう。
トリキュラー錠28の場合
トリキュラー錠21と同様に初めて服用する場合、月経が始まった日から服用を開始しましょう。
開始後は、以下の表を元に薬剤シートの番号に沿って、28日間毎日1錠服用します。
22日目から28日目までは、休薬期間となりますが、7日間偽薬を服用します。
28日間を1周期として、避妊を継続する限りこの周期を繰り返します。
服用日数と服用個数 | 錠剤の色 | |
(開始日)1〜6日間 | 6日間 1日1錠 | 赤褐色 |
7〜11日間 | 5日間 1日1錠 | 白色 |
12〜21日間 | 10日間 1日1錠 | 淡黄褐色 |
22〜28日間 | 7日間 1日1錠 | 白色(やや大) |
月経開始日から遅れた場合、最初の1週間は他の避妊法を併用してください。
通常は、21日間服用後、やや大きい白色の錠剤服用時に月経が始まります。
7日間の服用期間が終わった後、月経が終わった方も継続している方も、翌日から新しい薬剤シートの1番から服用を開始しましょう。
トリキュラー錠は、飲み忘れや防止対策のため、カレンダーシールが準備されています。
各曜日が先頭になるラベルを貼り付けるため、非常に便利ですよ。
使い方は、ラベルを1列目の薬剤シート上部にラベルを貼り付けるだけです。
残りのカレンダーラベルは基本的に使用しないため、破棄してしまっても問題ありません。
トリキュラーの用法用量に関する注意事項

トリキュラー服用時の用法用量に関する注意事項は以下の5つです。
毎日一定の時間に服用する
トリキュラーは、毎日1錠服用しますが、決まった時間に服用するようにしてください。
例えば、1回目の服用を就寝前23時に開始すれば、今後も毎日23時に飲み続けます。
あなたの生活スタイルやリズムに合わせて、必ず服用できる時間帯で開始しましょう。
服用開始日について
上記でも説明した通り月経の第1日目から服用を始めてください。
FDA添付文書ガイダンスでは、「服用間隔は24時間を超えてはならない」とあるため、非常に重要です。
飲み忘れると、妊娠の可能性が高まるため、忘れずに服用するようにしましょう。
飲み忘れに気をつける
外国においては、トリキュラーを正しく服用した場合妊娠率が0.3%でしたが、飲み忘れがあった場合9%まで上昇するという結果が報告されています。
翌日までに飲み忘れに気づいた場合、すぐにトリキュラーを服用し、同じ日の決まった時間に再度服用するようにしましょう。
2日以上連続して飲み忘れがあった場合、服用を中止し、他の避妊方法を使用しましょう。
他の経口避妊剤からトリキュラーに切り替える場合
他の経口避妊剤で21錠タイプの場合、薬を全て服用し、7日間の休薬期間をあけ、トリキュラーを服用し始める必要があります。
28錠タイプの場合は、すべての薬を飲み終えた後、トリキュラーを飲み始めるようにします。
他の薬と飲み合わせる場合
トリキュラー服用前後で他の薬を飲み合わせる場合は、医師または薬剤師に相談しましょう。
飲み合わせに注意が必要な薬があり、トリキュラーの効果が弱くなったり、他の薬の効果が弱くなったりする場合があります。
飲み合わせに注意が必要な薬については、以下の記事でまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ

ここまで、トリキュラーの基本的な服用手順や服用時の注意点を紹介しました。
意外と気づかないことや、さまざまな注意点があったと思います。
トリキュラーの効果を最大限発揮させるために、用法用量をきちっと守らなければならないことを再認識するきっかけになったのではないでしょうか?
今後も正しく服用することを意識し、避妊確率を高めていきましょう!
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