トラセミドにはどんな副作用がある?主な症状と発現頻度を詳しく解説!
「トラセミド」はインドにあるインタスファーマが開発したループ利尿剤で、同じ有効成分を配合した「プラック」のジェネリック医薬品です。こちらのページではトラセミドにどのような副作用があるのか、主な症状と発現頻度を具体的にご紹介します。
お薬通販部スタッフ[監修]

医薬品には少なからず副作用があるため、トラセミドにはどんな症状が出やすいのか気になるところではないでしょうか?
今回はトラセミドの服用後に出やすい副作用と、それぞれの発現頻度を具体的に解説します。
トラセミドを飲んだ後に副作用が出てしまった際の対処法も、合わせて参考にしていただければと思います。
目次
トラセミドの副作用と発現頻度について

トラセミドは、心性・腎性・肝性等浮腫における代表的なループ利尿剤ですが、いくつかの副作用があります。
ここではトラセミドの服用後に出やすい副作用について、具体的な症状や発現の頻度をご紹介します。
トラセミドの0.1%未満の副作用
トラセミドの服用後に出やすい、0.1%未満の副作用を以下にまとめてみました。
血液 | 血液障害 (血小板数減少、白血球数減少、 赤血球数減少、ヘマトクリット値減少等) |
代謝異常 | 電解質失調 (低ナトリウム血症、低カリウム血症、 低クロール性アルカローシス) 血清尿酸値上昇 高カリウム血症 |
消化器 | 口渇 |
肝臓 | AST・ALTの上昇 |
腎臓 | BUN クレアチニンの上昇 頻尿 |
精神神経系 | 頭痛 めまい |
その他 | 倦怠感 |
トラセミドの0.1%~5%未満の副作用
トラセミドの服用後に出やすい、0.1%~5%未満の副作用を以下にてご紹介します。
代謝異常 | 血清脂質増加 高血糖症 |
消化器 | 食欲不振 下痢 腹痛 嘔気・嘔吐 胸やけ |
肝臓 | γ-GTP・ALPの上昇 |
精神神経系 | 手足のしびれ 聴覚障害 |
その他 | 動悸 痛風様発作 関節痛 筋痙攣 CK上昇 LDH上昇 |
トラセミドの頻度不明の副作用
トラセミドの頻度不明の副作用では、「女性化乳房」の症状が報告されています。
トラセミドの服用による女性化乳房の副作用は、ホルモンバランスの乱れが原因と考えられています。症状に気付いた際はかかりつけ医や薬剤師に相談しましょう。
トラセミドの重大な副作用について

トラセミドは、服用後に重大な副作用が出ることがあります。
以下に、トラセミドの重大な副作用をまとめてみました。
トラセミドの副作用が出たら?正しい対処法を解説!

トラセミドの服用後に副作用が出てしまった際は、日常生活への支障を避けるためにも、正しい対処法を理解しておくことが大切です。
ここではトラセミドの副作用で出やすい症状別に、緩和につながる正しい対処法をご紹介します。
かかりつけ医や薬剤師に早めに相談する
トラセミドの副作用が出てしまった際は、できるだけ早めに薬剤師やかかりつけ医に相談しましょう。
医師や薬剤師への相談は、体質や症状に合った対処、用量の調整といった的確なアドバイスが受けられるでしょう。
症状別に正しい対処法をする
トラセミドの副作用が出た場合は、症状にかかわらず活発な活動を避け、安静を保つよう心がけましょう。
以下に、トラセミドの副作用で出やすい症状別の正しい対処法をまとめてみました。
頭痛の対処法 | 静かな場所で休み、患部を一時的に冷やす |
胸やけの対処法 | 暴飲暴食を避け、消化に良いものを摂る |
倦怠感の対処法 | 質の良い睡眠、入浴をする |
まとめ

本記事では、代表的なループ利尿剤「トラセミド」の副作用について解説してきました。
トラセミドは注意しておきたい副作用があるため、本記事を参考にし、予防・緩和につなげていただければ幸いです。
トラセミドを飲む際は、正しい服用方法や副作用が出てしまった際の対処法を守り、早期の改善につなげていきましょう。
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