梅毒の症状は?感染経路や治療法を解説!潜伏期間やかゆみに注意

梅毒は無症状のまま進行し、自分が気づかないうちに感染を広げてしまう危険性があります。本記事では、初期症状や感染経路・治療法をわかりやすく解説し予防策も紹介します。梅毒は、早期発見・治療で重症化を防ぐことが可能です。気になる方はぜひ参考にされてください。

お薬通販部スタッフ[監修]

梅毒の症状は?感染経路や治療法を解説!潜伏期間やかゆみに注意

梅毒とはどのような病気なのでしょうか?

梅毒とは梅毒トレポネーマという病原体により引き起こされる感染症で、主にセックスなどの性的接触をきっかけに、口や性器などの粘膜や皮膚から感染します。

梅毒に感染すると、しこりや痛みのない発疹が全身に起こり、放置してしまうと全身に病変が広がり、時には死に至ることもあります。

またこれらの症状がない場合や治まった場合であっても、完治していなければ徐々に症状は進行するうえ、感染力も維持しているのが特徴です。

この記事では、信頼できる情報をもとにわかりやすく梅毒の検査や治療方法などを解説していきます。ぜひ最後までご覧くださいね!



男性の梅毒症状は?自覚症状がない?脱毛などの症状も?

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男性が梅毒にかかった場合、どのような症状が出るのでしょうか?典型的な自然経過は、3週間後、3ヵ月後、3年後をポイントに、性器や全身の皮膚の症状が出たり消えたりします。

ただし個人差があるため、無症状であるケースや、違う症状が現れる場合があります。

これからご説明する第1期と第2期梅毒は早期顕性梅毒とよばれ、もっとも感染力が強い時期です。

この病期に自身が該当する疑いがある場合には、パートナーとの性的な接触は控え、早めに検査を受けて治療を始めましょう。





第1期梅毒は自然消退するので気付きにくい

感染後約3週間程度が経過すると、梅毒トレポネーマが侵入した部位(主に口の中、肛門、性器等)にしこりや潰瘍が現れます。

股の付け根の部分(鼠径部)のリンパ節が腫れるケースもあります。

これらの症状は無痛である場合が多く、治療をしなくても症状は約3〜6週間で自然に軽快します。好発部位を以下にまとめました。

性別好発部位
男性亀頭、陰茎や性器周辺の皮膚
男女共通口腔粘膜、咽頭(喉)粘膜





第2期梅毒以降も症状が無くなっても治っていない

第1期梅毒の症状が現れてから3ヵ月ほど経過すると、梅毒トレポネーマが血液によって全身へと運ばれ、手のひらや足の裏などの皮膚に無痛性の紅斑が現れます。

発疹はアレルギー症状と似ているため、専門医による適切な診断、治療を受ける必要があります。

そのほかとして、以下のような症状が現れる可能性があります。

  • 粘膜や性器に扁平コンジローマが生じる
  • 肝臓、腎臓など全身の臓器にさまざまな症状が現れる
  • 頭皮やまつ毛の脱毛が起こる

第1期梅毒と同じように、これらの症状は自然に軽快していきます。



無症候性梅毒に要注意!最悪のケースは?

感染後3年〜10年程度経過すると、皮膚や筋肉、骨などにゴムのようなしこりが出現し、周囲の組織を破壊してしまうことがあります。

また心臓に大動脈瘤という血管のこぶなどが生じるケースや、梅毒が神経に及ぶと認知症、進行麻痺、歩行障害、排尿障害などを伴う場合もあります。

ここまで梅毒が進行すると、日常生活に支障が出るだけでなく、命の危険にも及んでしまうでしょう。

ただ、現在では抗生物質の普及のおかげで、ここまで進行するケースはまれであると言われています。





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アンピシリンはカディラ・ファーマシューティカルズが開発した医薬品で、淋病や梅毒をはじめとした、多くの炎症や感染症に効果的な抗生物質です。日本の製薬会社であるMeiji Seika ファルマ株式会社が開発したビクシリンのジェネリック医薬品です。

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女性の梅毒症状は?治療は必須!予防や検査を!

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梅毒は放置すると、全身にさまざまな症状を起こし、健康に深刻な影響を与える可能性のある性感染症であることは前述したとおりです。

しかし症例数が多く、治療に有効な抗生物質があるため、早めに気が付き治療を始めれば重症化は防げます。

ただし梅毒には女性特有の危険もあります。詳しく見ていきましょう!



潜伏期間に注意!しこりやびらんが出来る

3週間程度の潜伏期間を経て、女性の場合は膣の中、大陰唇・小陰唇周辺の皮膚にしこりやびらんが現れやすいと言われています。

そのほか、口腔粘膜、咽頭(喉)に症状を呈する場合もあります。

粘膜股の付け根の部分(鼠径部)のリンパ節が腫れるケースも報告されています。



梅毒を放置して死亡する確率は?

前述したように、感染後長期間放置すると、日常生活に支障がでるだけでなく、死に至るケースもあります。また感染早期であっても脳や脊髄に感染が及ぶケースが報告されています。

ただ、現在では抗生物質の普及のおかげで、ここまで進行するケースはまれです。むしろ女性で注意が必要なのは、妊娠中の梅毒感染でしょう。

妊婦が梅毒に感染すると、母子感染により、死産や早産になるケースや、生まれたこどもの神経や骨などに障害が残ってしまったケースが報告されています。



梅毒の具体的な予防方法は?

オーラルセックスが一般的になっているため、完全な予防は難しいとされています。

さらに梅毒は無症状のケースや症状が治まったために感染力がないと思い、自覚症状のないままパートナーに感染させてしまうケースもあります。

しかし以下の予防対策で、リスクを軽減することが可能です。

  • 不特定多数と性交渉をもつようなライフスタイルを避ける
  • コンドームを使用する
  • パートナーに梅毒感染が発覚した場合にはオーラルセックスを控える

梅毒は完治しても、今後の新たな感染を予防できるわけではありません。

疑わしいときだけでなく、定期的に検査を受けることも予防のひとつです。





梅毒の治療方法は?感染した場合の対処法!薬で治る!

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梅毒の治療はどのように行われるのでしょうか?検査や治療薬を詳しく見ていきましょう!



泌尿器科で診断や検査をする

男性であれば泌尿器科、女性であれば婦人科(産婦人科)の受診がおすすめです。

一般的には、医師による診察と、血液検査(抗体検査)により、梅毒にかかっているかどうかが判断されます。

ほとんどの医療機関で血液検査が可能です。地域によっては保健所などで匿名かつ無料で検査ができるところもあります。

また、病変から検体を採取して顕微鏡で観察する検査や、PCR検査が行われることもあります。

注意点としては以下のものがあります。

  • 梅毒検査は感染してから約1ヵ月後から血液中で抗体が検出される
  • 明らかな症状があっても、時期によっては検査で陰性が出る場合がある
  • まれに偽陽性が出る

梅毒は、十分な治療をしても、効果の確認に時間がかかる場合が多く、検査も万能ではないため、定期的な診察や、別の検査法を用いて必ず完全に治ったことを確認しましょう。





治療薬を服用しよう

梅毒の治療でもっとも重要なのは治療薬です。

国内では、ペニシリン系の抗生物質の内服が一般的ですが、ペニシリンアレルギーがある場合は別の抗生物質が選択されるケースもあります。

抗生物質は自己判断で中止すると、完治しないだけでなく耐性菌が発生する原因になるため、必ず指定された期間は服用を続けましょう!

そのほか2021年9月には、ベンジルペニシリンベンザチン筋注製剤が治療薬として承認されました。

神経梅毒などの場合は、抗生物質の点滴による治療が行われる場合もあります。

それでは、治療費を少しでも抑えたい場合はどうしたらよいのでしょうか?検査を保健所などで匿名かつ無料で行っている地域も数多くあります。まずは自身の地域が該当するか調べてみましょう。

そのほか治療薬はジェネリック医薬品を選ぶとよいでしょう。梅毒に効果が証明されている抗生物質のほとんどはジェネリック医薬品が販売されています。

またいそがしくてなかなか医療機関に行くことができない、受診するのに抵抗がある方はどうしたらよいのでしょうか?クリニック以外で治療薬を手に入れることはできるのでしょうか?

ドラッグストアなどで販売されている一般用医薬品(OTC薬)では、残念ながら抗生物質の取り扱いはありません。

しかし医薬品通販を利用して、海外製の治療薬を個人輸入する方法があります。『お薬通販部』は、医薬品の個人輸入代行サービスです。

メーカー正規品であることを実証し、厳選した信頼性のある商品のみを取り扱っています。

個人で海外から治療薬を購入する際に、品質や配送に不安を感じる場合は、このようなサービスを利用してみましょう!

海外の治療薬を使用することで治療費をかなり抑えられますが、副作用が起きた場合に「医薬品副作用被害救済制度」が利用できず、自己責任になる点は注意してください。





梅毒の感染患者数は増加傾向にある報告あり

世界では、ペニシリンの普及により、第二次世界大戦後に梅毒の発生は激減しました。

しかし1990年頃から、再び複数の国で流行がみられ始めました。

世界保健機関(WHO)によると、2016年には、世界中で年間約630万人(15〜49歳)が梅毒に新規に罹患したと推計されています。日本では1948年に梅毒の発生に関して報告制度が作られました。

報告数は、年間約11,000人が報告された1967年以降、減少していました。

ところが2011年頃から報告数は再び増加傾向となり、2019年から2020年に一旦減少したものの、2021年以降大きく増加しています。2022年には10月下旬の時点で10,000例を超える報告があり、注意が必要です。

全体としては男性の感染者のほうが多く、20代〜40代がボリュームゾーンとなっています。

しかし10代、20代に限っては女性のほうが感染者数が多くなっています。





まとめ

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梅毒は無症状であるケースや、症状が出ても治まるため、知らずに感染していたり、感染を広げているケースが多く、近年増加傾向にあります。

梅毒は症状が治まっても菌は死滅せず、症状が徐々に進行していく病気です。長期にわたって放置すると、症状の悪化により生活に支障が出たり、死に至るケースも報告されています。

妊婦の場合は特に注意が必要で、胎児への母子感染により死産や流産、生まれてくる子供の障害まで引き起こす可能性があります。

梅毒は感染早期に抗生物質を正しく使えば治りやすい病気です。 

体の負担もほとんどないため、不安に感じている人は、ぜひいちど検査を受けてみてはいかがでしょうか?

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