メガリスの有効成分であるタダラフィルとは?
お薬通販部スタッフ【監修】
メガリスはインドのマクレオーズが開発したED治療薬で、先発医薬品と比べて安価で購入できるため勃起に関するお悩みをお持ちの方に人気です。
3大ED治療薬の1つであるシアリスと同じ有効成分が配合されているため、自然な勃起を促す効果が期待できます。
本記事ではメガリスの有効成分であるタダラフィルについて解説します。
目次
ED治療薬に含まれる主な有効成分について
日本で認可されているED治療薬には、以下3つの有効成分が配合されています。
メガリスの効果や作用時間について解説する前に、ED治療薬に含まれる3つの主な有効成分について知っておいてください。
シルデナフィル
世界で初めて製造・販売されたED治療薬としてよく知られているバイアグラの有効成分がシルデナフィルです。
シルデナフィルはかつて狭心症の治療薬として利用できないか研究が進められていましたが、期待した効果が得られないため開発が中止されました。
ところが、研究に協力していた被験者がシルデナフィルの返還を渋ったため理由を聞いたところ、勃起を促す働きがあると分かりました。
そこでシルデナフィルを有効成分として配合した世界初のED治療薬「バイアグラ」が製造・販売され瞬く間に世界中で人気商品となった経緯があります。
バイアグラ(シルデナフィル錠)を服用すると30分から60分で効果があらわれ、3時間から5時間ほど効果が持続します。
バルデナフィル
バルデナフィルを有効成分として含有するED治療薬「レビトラ」は、シルデナフィルに見られる以下3つの欠点をカバーする目的で開発されました。
バイアグラの有効成分であるシルデナフィルは食事の影響を受けやすいため、食事の影響を受けにくいバルデナフィルが開発されました、
また、バイアグラ(シルデナフィル錠)の効果が3時間から5時間ほど持続するのに対し、レビトラ(バルデナフィル錠)は持続時間が5時間から8時間と長くなっています。
バイアグラ(シルデナフィル錠)にも強い勃起力が期待できるのですが、レビトラ(バルデナフィル錠)の勃起力はさらに強い点が特徴です。
国内におけるレビトラの特許期間は終了しているため、現在では各製薬会社からジェネリックのバルデナフィル錠が製造・販売されています。
タダラフィル
メガリスの有効成分であるタダラフィルは、シルデナフィルやバルデナフィルとは異なり、以下の特徴があります。
バイアグラ(シルデナフィル錠)やレビトラ(バルデナフィル錠)の効果がおよそ3時間から8時間続くのに対し、タダラフィルの効果持続時間は30時間から36時間と長い点が特徴です。
またシルデナフィルやバルデナフィルは比較的効果の持続時間が短いため強い勃起作用が必要ですが、タダラフィルは効果の持続時間が短いため、効き目がマイルドになっています。
効果の持続時間が長いタダラフィルは体内にゆっくりと吸収されるため、シルデナフィルやバルデナフィルに比べて食事の影響を受けにくい点もメリットの1つです。
メガリスの構造
メガリスの有効成分であるタダラフィルの分子式は「C22H19N3O4」、分子量は「389.404」です。
メガリスの作用機序
メガリスの有効成分であるタダラフィルは、勃起を妨げる原因となるホスホジエステラーゼ5(PDE5)の働きを阻害し、環状グアノシン一リン酸(cGMP)の作用を増強する点が特徴です。
男性に何らかの性的刺激が加わると、脳から陰茎へと性的興奮が伝わり一酸化窒素(NO)が生成され、環状グアノシン一リン酸が増加します。
環状グアノシン一リン酸には陰茎海綿体の血管を弛緩させて血液の流れをスムーズにし、勃起を促す働きがあります。
EDを発症している男性の体内では環状グアノシン一リン酸の増加が鈍い傾向にある一方、環状グアノシン一リン酸を破壊するホスホジエステラーゼ5の働きは活発です。
ホスホジエステラーゼ5が活発に働くと、勃起を起こすのに必要な環状グアノシン一リン酸が不足し、さらに勃起が起こりにくくなるといった悪循環に陥ります。
メガリスの有効成分であるタダラフィルにはホスホジエステラーゼ5の働きを阻害する働きがあるため、環状グアノシン一リン酸の増加を促し、自然な勃起をサポートする効果が期待できます。
ただし、勃起が起こるためには大前提として、男性に対して何らかの性的興奮が加わらなければなりません。
メガリスを服用したからと言って勝手に勃起が起こる訳ではないため、過度に服用をためらう必要はありません。
メガリスの効果作用時間
メガリスの効果は服用してからおよそ60分から4時間程度であらわれ、30時間から36時間ほど持続します。
そのため、性交の1時間以上前にメガリスを服用しておくのがポイントです。
健康な成人の場合はメガリスをタダラフィルに換算して1回に10mgを服用しますが、忍容性に問題がなければ20㎎まで増量可能です。
腎機能障害をお持ちの方は開始用量を5mg、最大用量を10mgにしてください。
ただし、重度の腎機能障害をお持ちの方は5mgが上限のうえ、服用間隔を48時間以上空ける必要があるため注意が必要です。
タダラフィルを含有する商品
タダラフィルを含有する代表的な商品が、世界で3番目に開発されたED治療薬の「シアリス」です。また、シアリスのジェネリックも国内外で多く販売されています。
タダラフィルを配合したジェネリック医薬品について
国内では現在シアリスのジェネリックが各製薬会社から販売されており、シアリスと同様に有効成分としてタダラフィルが配合されています。
国内製のジェネリックは厚生労働省が設ける厳格な基準をクリアしているため、先発医薬品と同様の効果が期待できる点が特徴です。
海外製のシアリスのジェネリックとしては、メガリス以外にタダライズやタダリス、タダシップ、タダリスト、エレクタリスなどが知られています。
しかし、個人輸入で取り寄せた医薬品のなかには、偽造薬剤や粗悪品が混入しているケースも少なくありません。
そのため、海外製のジェネリック医薬品を利用したい方は、個人輸入代行サイトを利用するのがおすすめです。
まとめ
メガリスにはシアリスと同じ有効成分のタダラフィルが配合されており、先発医薬品と同等の効果が期待できます。
先発医薬品に比べると安価で購入できるため、EDに悩まされている世界中の男性にメガリスは人気です。
ただし、メガリスは現在のところ国内では非承認のED治療薬のため、購入の際には個人輸入代行サイトを利用するのがおすすめです。
メガリスは用法・用量を守って正しく服用して、充実したナイトライフにお役立てください。
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