塗って使う早漏治療薬ロックスゼリーの有効成分とは?
早漏治療薬「ロックスゼリー」の有効成分について紹介しています。ロックスゼリーの有効成分であるリドカインに関する情報や、どのように身体に影響を与えるかなど、役に立つ情報を掲載しています。購入前にこちらを読んで参考にしてください。
お薬通販部スタッフ[監修]

ロックスゼリーの有効成分は、リドカインと呼ばれる成分です。
リドカインは白色〜微黄色の結晶又は結晶性の粉末で、メタノール又はエタノールに極めて溶けやすく、酢酸又はジエチルエーテルに溶けやすく、水にほとんど溶けず、希塩酸に溶けるという物理化学的症状となっています。
リドカインは痛みや感覚を引き起こすナトリウムチャネルの作用を阻害し、感覚を鈍らせることができるため、局所麻酔、抗不整脈薬、早漏防止薬、外用薬として使用されています。
また神経の伝達機能を麻痺させる効果があり、神経による痛みを抑えるなどの用途にも使われているのが大きな特徴です。
この記事では、ロックスゼリーの有効成分リドカインに関する詳しい解説や、この成分を含む医薬品との比較を行っていきます!
リドカインの吸収について

リドカインは水溶性の化合物で、皮膚や粘膜から容易に吸収されます。
リドカインは主に尿道、口腔、咽喉頭粘膜から吸収されます。これらの部位の粘膜は薄く、血流も豊富であるため、リドカインが迅速に吸収されます。
リドカインは消化管からも吸収されますが、その吸収率は非常に高いです。吸収されたリドカインは肝臓に運ばれ、そこで大部分が代謝されます。
リドカインの吸収は、その適用方法、使用量、適用部位の皮膚や粘膜の状態、患者の年齢や健康状態などによって異なります。
リドカインの吸収とその麻酔効果の発現には個人差があり、一部の方患者では麻酔効果が出現しないか、または効果が遅れる可能性があります。
リドカインの効果

以下はリドカインの効果についてまとめた表です。
効果 | 詳細説明 |
---|---|
局所麻酔 | リドカインの有効成分は、痛みなどの感覚を引き起こす原因であるナトリウムチャネルの作用を阻害します。これにより、スイッチが切られ、感覚が鈍くなります。 |
抗不整脈薬 | リドカインはナトリウムチャネルの抑制とカリウムチャネル開放促進の効果も持っています。これにより、心臓の不整脈を抑制することができます。 |
早漏防止薬 | リドカインは、陰部への感覚伝達機能を抑制する効果があります。これにより、射精までの時間を遅らせることが可能となります。 |
外用薬 | リドカインは神経痛や怪我をした部分に塗布することで、痛みを緩和することができます。外用薬としては、テープ形式で販売されているものもあり、傷口に貼ることで痛みを抑えることができます。 |
皮膚に直接塗って利用する軟膏剤とキシロカインの違い

皮膚に直接塗って利用する軟膏剤とロックスゼリーの違いを見ていきましょう。
以下の通り有効成分が異なることがわかるかと思います。
この有効成分の違いが、それぞれの医薬品の用途を分けています。
製品名 | ネリプロクト軟膏 | ボラザG軟膏 | ロックスゼリー(キシロカインジェネリック) |
---|---|---|---|
成分 | ジフルコルトロン吉草酸エステル、リドカイン | トリベノシド、リドカイン | リドカイン |
剤形 | 軟膏 | 軟膏 | ジェル |
効果 | 痔疾の痛みや腫れなどを抑える。消炎作用と局所麻酔作用があります。 | 直腸・肛門部のはれや血液循環障害を改善し、傷の治りを促進します。痛みを抑える表面麻酔効果もあります。 | 性的刺激の伝達をやわらげ、射精までの時間を延長する効果があります。また、痛み止めとしても使用可能です。 |
主な副作用 | 肛門部のかゆみ、刺激感、下痢、蕁麻疹、出血 | 発疹、かゆみ、局所の刺激感、下痢、かぶれ | 個体差によるが、一般的な副作用としては皮膚のかゆみ、発赤、腫れなど |
使用上の注意 | 以前に薬や食べ物でアレルギー症状が出たことがある場合、妊娠または授乳中、他に薬を使っている場合に注意 | 以前に薬や食べ物でアレルギー症状が出たことがある場合、気管支喘息、アレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患、関節リウマチがある場合、妊娠または授乳中、他に薬を使っている場合に注意 | 皮膚に異常がある場合や過敏症のある方は使用を避ける。 |
まとめ

ここまでロックスゼリーの有効成分であるリドカインの特徴を解説してきました。
おすすめ商品
この記事を書いた人
お薬通販部スタッフ