ラブグラの有効成分「シルデナフィル」の臨床試験を分かりやすく解説!
ラブグラの有効成分「シルデナフィル」の臨床試験結果を解説します。オーガズム障害で悩んでいる女性がラブグラを服用することで、性的な満足度が改善されることが臨床試験で証明されています。
お薬通販部スタッフ[監修]

ラブグラの有効成分シルデナフィルは、女性の不感症に効果を発揮します。
不感症とは、性的欲求があるにもかかわらず、性交時に性的快感を得られない状態を指します。
シルデナフィルが女性へ与える効果は、ランダム化された臨床試験で、証明されたものです。
本記事では、2014年にイランのシラーズ医科大学で行われた臨床試験を元に、オーガズム障害に悩む女性がシルデナフィルを服用することでどのように改善がみられるのかを解説していきます。
※ランダム化された臨床試験とは研究対象者を2つ以上のグループに分ける時、治療などの試験的な操作以外は等しくなるように無作為に(=ランダムに)分けて、効果を検証すること。
治験効果が高そうな被験者を意図的に特定のグループに分けることを防ぎます。
目次
ラブグラの有効成分「シルデナフィル」の女性に対する臨床試験結果

ラブグラの有効成分シルデナフィルの女性に対する臨床試験の結果を解説します。
本記事で紹介する臨床試験は、2014年にイランのシラーズ医科大学で行われた、オーガズム障害に悩む女性へ35日間に渡り実施した臨床試験です。
この試験では女性のオーガズム障害に対し、アメリカ原産薬用植物エキナセアと、シルデナフィルクエン酸の効果を比較することが目的とされています。
![]() ラブグラは、アジャンタファーマ社が開発した女性用バイアグラとも呼ばれるシルデナフィル配合の医薬品です。女性機能障害改善を目的とした治療薬で、不感症改善やオーガズム障害改善、性的興奮を促す効果があります。 1箱:980円~ |
35日間に渡り実施した臨床試験結果
2014年にイランのシラーズ医科大学で、オーガズム障害を患う18~40歳の女性125名を対象に、アメリカ原産薬用植物エキナセアとシルデナフィルクエン酸塩、およびプラセボの効果を比較する研究が行われました。
125名は無作為に3つのグループに分けられ、アメリカ原産薬用植物エキナセアを服用するグループ、シルデナフィルクエン酸塩を服用するグループ、プラセボ(本物の薬と見分けがつかないが有効成分が入っていないもの)を服用するグループに分けられています。
エキナセア服用グループは、35日間、2回に分けて4.5gのエキナセア抽出物を摂取し、
シルデナフィルクエン酸塩のグループは、性行為の1時間前に4週間、50 mgのシルデナフィルクエン酸塩錠剤を服用しました。
プラセボ群グループでは、エキナセア服用グループと同様の12時間ごとに2錠、35日間です。
服用前のオーガズム障害の頻度は、エキナセア、シルデナフィルクエン酸塩、およびプラセボでそれぞれ 41.5%、40.5%、および 57.1% でした 。
しかし、服用後はそれぞれ 29.3%、16.7%、および 50% で、エキナセアとシルデナフィルクエン酸塩はプラセボより、障害の頻度が減り 、性的満足度を研究開始時と比較して改善しました。
上記の臨床研究結果で結果で特筆すべき点は、次の2つです。以下で1つずつ詳しく説明します。
50 mgのシルデナフィルクエン酸塩錠剤を性行為の1時間前に服用
臨床試験には「シルデナフィルクエン酸塩のグループは、性行為の1時間前に4週間、50 mgのシルデナフィルクエン酸塩錠剤を服用しました」とあり、シルデナフィルの服用は、性行為の1時間前に服用されていることが分かります。
1時間前に服用するという記述は、別の研究からも報告されています。
本研究は、トルコのパムッカレ大学病院の医師が2004年に公開し、25名の自然閉経後女性ボランティアを対象に行われました。
シルデナフィル服用前と服用後で、子宮動脈の平均抵抗指数と脈動指数、陰核動脈の平均1時間前に服用すると、記述最大収縮期速度の値が異なるかどうかを調べるために行われたものです。
シルデナフィルクエン酸塩50mgを服用してから1時間後に、ドップラー超音波検査を実施したところ、子宮動脈の平均抵抗指数と脈動指数は服用前に比べ低下し、陰核動脈の平均最大収縮期速度は増加しました。
パムッカレ大学病院の医師が公開した研究によると、シルデナフィルは、性的な刺激なしでも、健康な閉経後女性の陰核と子宮の血流を改善することを示しています。
この試験の結果から、50mgのシルデナフィルを性行為の1時間前に服用することで、陰核と子宮の血流改善の効果が期待できます。
ランダム化臨床試験で実施された
ランダム化臨床試験とは、研究対象者を2つ以上のグループに分ける時、治療などの試験的な操作以外は等しくなるように無作為に(=ランダムに)分けて、効果を検証することです。
患者も医師も振り分けられるグループを選ぶことはできず、無作為化比較試験とも呼ばれています。
オーガズム障害の35日間臨床試験もランダム化臨床試験で実施されたため、服用を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
まとめ

2014年にイランのシラーズ医科大学が発表した研究と、2004年にトルコのパムッカレ大学病院が発表した研究を取り上げました。
イランのシラーズ医科大学が発表した研究は、プラセボを含む3つのグループへ無作為に分けて研究され、トルコのパムッカレ大学病院が発表した研究では、25名の自然閉経後女性に対し研究が行われています。
臨床試験では、性行為の1時間前に50mgのシルデナフィルを使用したとあります。
臨床試験と同じ効果を期待されている方は、ラブグラをピルカッターなどで半錠に割り、性行為の1時間前に服用するのが良いでしょう。
おすすめ商品
-
ラブグラ
ラブグラは、アジャンタファーマ社が開発した女性用バイアグラとも呼ばれるシルデナフィル配合の医薬品です。女性機能障害改善を目的とした治療薬で、不感症改善やオーガズム障害改善、性的興奮を促す効果があります。
980円~
この記事を書いた人
お薬通販部スタッフ