フォシーガの併用注意とは?服用に注意が必要な人もご紹介!

フォシーガは代表的な糖尿病治療薬ですが、飲み合わせを知らないと思わぬ危険を招く恐れがあります。フォシーガの併用注意について解説します。

糖尿病・高血糖値

記事公開日:2024.08.22

最終更新日:2024.08.22

お薬通販部スタッフ[監修]

フォシーガの併用注意とは?服用に注意が必要な人もご紹介!

フォシーガには血糖値を下げる効果があるため、糖尿病の治療やダイエット目的で用いられています。

しかし、医薬品には飲み合わせがあるため、服用前に併用注意について知っておかなければなりません。

本記事ではフォシーガの併用注意、および服用に注意すべき人について解説します。

併用注意とは?

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併用注意とは、特定の医薬品と一緒に摂取すると効果・効能に変化が出たり、副作用のリスクが増加したりする医薬品、もしくは食品を意味します。

医薬品には相性があるため、服用前に併用注意について知っておくことは重要です。



フォシーガの服用にあたり注意が必要な医薬品

フォシーガの服用にあたり、注意が必要な医薬品は以下の通りです。

  • 糖尿病用薬
  • 血糖降下作用を増強する薬剤
  • 血糖降下作用を減弱する薬剤
  • 利尿薬
  • リチウム製剤





糖尿病用薬

フォシーガとその他の糖尿病用薬を併用すると、低血糖症状を引き起こすリスクが増加するため注意が必要です。

注意すべき糖尿病用薬としては以下の例が挙げられます。

  • インスリン製剤 
  • スルホニルウレア剤 
  • チアゾリジン系薬剤 
  • ビグアナイド系薬剤 
  • α-グルコシダーゼ阻害剤 
  • 速効型インスリン分泌促進剤 
  • DPP-4阻害剤 
  • GLP-1受容体作動薬など



ただし、1型糖尿病の方がインスリン製剤を減薬した場合、ケトアシドーシスを引き起こす可能性があるため、医師の指導下で減薬してください。

血糖降下作用を増強する薬剤

β遮断薬やサリチル酸剤、モノアミン酸化酵素阻害剤など血糖降下作用を増強する薬剤とフォシーガを併用すると、血糖値を下げ過ぎる恐れがあるため注意が必要です。

血糖降下作用を減弱する薬剤

副腎皮質ホルモンや甲状腺ホルモン、アドレナリンなどとフォシーガを併用すると、期待した血糖降下効果を得られない恐れがあります。

両剤を併用する際には、血糖値の変化に注意する必要があります。

利尿薬

ループ利尿薬やサイアザイド系利尿薬などとフォシーガを併用すると、利尿作用が強く出すぎる恐れがあります。

利尿作用が強く出すぎると脱水症状を引き起こすリスクが増加するため注意が必要です。

リチウム製剤

フォシーガとリチウム製剤を併用すると、リチウム製剤の効果を十分に得られなくなる可能性があります。

心療内科などで炭酸リチウムを処方されている方は注意してください。





フォシーガはアストラゼネカが製造・販売している糖尿病の治療薬です。糖尿病治療だけでなく慢性心不全・慢性腎臓病に対する効果が認められています。SGLT2阻害薬に分類される薬で、尿中に糖を排泄し、ダイエット効果も期待できるため注目されています。


1箱:6,540円~



フォシーガの服用に注意が必要な人

以下に該当する方は、フォシーガの服用にあたり注意が必要です。

  • 脱水を起こしやすい人
  • 尿路感染、性器感染のある人
  • 低血糖を起こすおそれのある人
  • 1型糖尿病を合併する慢性心不全の人および慢性腎臓病の人
  • 中等度の腎機能障害をお持ちの人
  • 肝機能障害をお持ちの人
  • 妊婦・授乳婦
  • 小児・65歳以上の人



脱水を起こしやすい人

フォシーガには排尿を促進する作用があるため、脱水を起こしやすい人は事前に医師に相談してください。

尿路感染、性器感染のある人

フォシーガの主な副作用は膣カンジダ症や膀胱炎などの感染症です。

そのため、尿路感染や性器感染のある人は注意してフォシーガを服用しなければなりません。

低血糖を起こすおそれのある人

フォシーガには血糖降下作用があるため、低血糖を起こす恐れのある人は慎重に服用する必要があります。

1型糖尿病を合併する慢性心不全の人および慢性腎臓病の人

ケトアシドーシスを引き起こす可能性があるため、1型糖尿病を合併する慢性心不全の人および慢性腎臓病の人は自分の判断でフォシーガを服用しないでください。

中等度の腎機能障害をお持ちの人

中等度の腎機能障害をお持ちの人は、フォシーガの効果を十分に得られない可能性があります。

肝機能障害をお持ちの人

フォシーガに関しては、重度の肝機能障害患者を対象とした臨床試験が行われていません

妊婦・授乳婦

動物実験ではフォシーガの有効成分が胎児へと移行したと報告されています。

また、フォシーガの有効成分は乳汁に移行することも分かっています。

そのため、妊婦や妊娠の可能性がある女性、および授乳婦は原則としてフォシーガを服用しないでください。

小児・65歳以上の人

小児に関してはフォシーガの有効性および安全性が確認されていません。

また、65歳以上の人は口渇など脱水症状の認知が遅れる可能性もあるため注意してください。



まとめ

まとめの見出し画像

フォシーガには血糖降下作用や利尿作用があるため、低血糖や脱水症状を起こしやすい方は注意が必要です。

何らかの病気をお持ちの方や服用中の治療薬がある方は、自分の判断でフォシーガを服用せずかかりつけ医に相談しましょう。

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