デュタストロンは有効成分デュタステリドを配合したAGA治療薬で、先発医薬品のザガーロ同様に症状の進行を遅らせ、年齢相応の毛髪量を維持する際に役立ちます。

デュタストロンについて

デュタストロンの有用性について解説する前に、そもそもデュタストロンがどのような医薬品なのかについて知っておきましょう。

ザガーロのジェネリック医薬品

デュタストロンはAGA治療薬ザガーロのジェネリック医薬品です。ザガーロは2016年の6月にグラクソスミスクライン社から発売された比較的新しいAGA治療薬です。

それまでのAGA治療にはフィナステリド内服薬のプロペシアが用いられていましたが、ザガーロにはプロペシアよりも高い発毛効果が確認されています。

薄毛に悩む男性にとっては明るい材料ですが、プロペシアに比べると医薬品代が高い点がデメリットでした。

しかし、国内でザガーロの特許が切れたことから、各製薬会社からザガーロのジェネリックが販売されるようになっています。

デュタストロンはインドの「Asle pharmaceuticals」が製造・販売しているジェネリック医薬品で、正規品と比べるとおよそ6分の1程度の価格で購入可能です。

有効成分にデュタステリドを配合

デュタストロンには、有効成分としてデュタステリドが配合されています。デュタステリドはフィナステリド、ミノキシジルとともに、厚生労働省が発毛効果を認める数少ない有効成分の1つです。

男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインで「行うよう強く勧める」Aランクの治療法に位置付けられているのは上記の3成分のみです（女性に関してはミノキシジルのみ推奨）。

デュタステリドには1型および2型の5αリダクターゼの働きを阻害し、抜け毛の原因となるジヒドロテストステロンの生成を抑制する作用があります。

従来のAGA治療薬であるプロペシアには主に2型の5αリダクターゼの働きしか阻害しないため、デュタステリドの方が抜け毛を抑制する高い効果が期待されています。

デュタストロンの有効成分デュタステリドについて

デュタストロンはインドの製薬会社「Asle pharmaceuticals」が製造・販売しているAGA治療薬です。デュタストロンの有効成分デュタステリドについて解説します。

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2024.09.25

デュタストロンは、デュタステリドを主成分としたAGA治療薬です。早い人で約3ヶ月、通常は約6ヶ月で「頭皮全体の毛質が硬く太くなった」「毛量が増え頭皮が目立たなくなった」という効果を実感できるとされています。 1箱：516円～

臨床試験の結果から見るデュタストロンの有用性について

国際共同第2相・3相二重盲検比較試験において、24週にわたりデュタステリドを投与した群ではプラセボ、およびフィナステリド投与群に比べ毛髪数に以下の変化が見られました。

デュタステリド内服薬は通常0.1mgもしくは0.5mgを服用するため、デュタストロンはフィナステリド内服薬（プロペシアなど）よりも高い発毛効果が期待できると分かります。

デュタストロンの効果とは？AGA発症のメカニズムも紹介！

デュタストロンは有効成分にデュタステリドを配合したAGA治療薬です。デュタストロンの効果やAGA発症のメカニズムについて解説します。

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2024.09.26

まとめ

デュタストロンはインドの「Asle pharmaceuticals」が製造・販売している医薬品で、内服して使用するタイプのAGA治療薬です。

有効成分のデュタステリドには、5αリダクターゼの働きを阻害してジヒドロテストステロンの生成を抑制し、抜け毛を予防する効果が期待できます。