デュタスの効果とは?AGA発症のメカニズムも紹介!
デュタスは男性に多く見られるAGAの治療薬です。デュタスの効果やAGA発症のメカニズムについて解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

デュタスはインドのテランガーナ州に本拠地を置く「Dr.Reddy’s Laboratories」が製造・販売している医薬品で、男性型脱毛症の治療薬「ザガーロ」のジェネリックです。
有効成分のデュタステリドは、AGA改善に対する有効性を厚生労働省から認められている数少ない成分の1つです。
今回はデュタスの効果や、AGA発症のメカニズムについて解説します。
目次
デュタスとは?

デュタスの効果について解説する前に、まずはデュタスがどのような医薬品なのかについて知っておきましょう。
男性型脱毛症の治療薬
デュタスは男性型脱毛症(AGA:Androgeneric Alopecia)の治療薬です。男性型脱毛症は日本人のおよそ3人に1人が発症するとされており、それほど珍しい病気という訳ではありません。
有効成分のデュタステリドは、フィナステリドおよびミノキシジルと並び、厚生労働省によってAGAの改善効果が認められている数少ない有効成分の1つです。
ザガーロのジェネリック医薬品
AGA治療薬のザガーロは2016年の6月に販売されましたが、有効成分のデュタステリドに関して2020年の10月に国内での特許期間が満了となりました。
現在では各製薬会社からザガーロのジェネリック医薬品(デュタステリド錠)が多く販売されています。
デュタスは国内製の治療薬ではなく、インドのテランガーナ州に本拠地を置く「Dr.Reddy’s Laboratories」が製造・販売しています。
AGAとは?

デュタスの効果について理解するためには、なぜAGAを発症するのか、またどのような特徴があるのか知っておく必要があります。
男性に見られる進行型の脱毛症
AGAは男性に見られる代表的な脱毛症で、英語の「Androgeneric Alopecia」の頭文字を取ったものです。
日本では男性型脱毛症と呼ばれており、日本皮膚科学会が策定するガイドラインでは、思春期以降に発症して徐々に進行すると定義されています。
いったん発症すると完治する可能性がないため、AGA治療薬を利用して症状の進行を遅らせる必要があります。
AGAを発症する仕組み
AGA発症の仕組みを簡単に解説すると以下の通りです。
ヘアサイクルは髪の毛の成長期・退行期・休止期に大別され、男性ではおよそ2年から5年周期で巡っています。
ヘアサイクルの大半を髪の毛の成長期が占めますが、AGAを発症すると半年から1年に短縮されるため、次第に抜け毛が増加します。
生涯に繰り返されるヘアサイクルの回数には上限があるため、毛根が死滅する前にAGA治療薬の服用を開始することが重要です。
デュタスの効果

デュタスの主な効果は以下の2つです。
5αリダクターゼの働きを阻害
AGAを発症する方の体内では、男性ホルモンの一種であるテストステロンが、活性の高いジヒドロテストステロンへと変化しています。
テストステロンがジヒドロテストステロンへと変化する際に、重要な働きをするのが体内の酵素の一種である「5αリダクターゼ」です。
デュタスの有効成分であるデュタステリドには5αリダクターゼの働きを阻害する作用があるため、ジヒドロテストステロンの生成を抑制して抜け毛を予防します。
発毛を促進
デュタスの主な効果は、5αリダクターゼの働きを阻害し、ジヒドロテストステロンの生成を抑制した結果としての抜け毛抑制です。
しかし、デュタスの先発医薬品「ザガーロ」の添付文書には、24週間の服用で毛髪量に有意な増加が見られたと報告されています。
まとめ

デュタスはザガーロのジェネリック医薬品で、有効成分であるデュタステリドにはジヒドロテストステロンの生成を抑制し、抜け毛を予防する効果が期待されています。
男性型脱毛症は進行型のため、発症が疑われる際にはなるべく早くAGA治療薬の服用を開始するのがおすすめです。
今回の記事を参考にデュタスの効果を理解し、正しく服用して薄毛の早期改善を図ってください。
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