男性にとって深刻な勃起障害、早漏などの悩みを克服・予防する効果が認められたシアリス。

安全性や有効性が世界的にも評価されているシアリスですが、他の薬との併用で思わぬ副作用につながる恐れがあります。

シアリスの併用禁忌薬とは？

シアリスの併用禁忌薬とは、シアリスと一緒に服用することによって、

などが懸念された医薬品のことを言います。

シアリスを服用する前に一緒に飲んではいけない併用禁忌薬を知っておくと、いつも正しく安全な服用で勃起障害・早漏の克服にアプローチできるはず。

シアリスの併用禁忌薬一覧

シアリスの併用禁忌薬と該当する医薬品、併用後の悪影響を詳しくまとめてみました。

種類	該当する医薬品	シアリスと併用した際の悪影響
硝酸薬剤	ニトログリセリン	急激な血圧の低下で頭痛、めまい、ふらつき、起き上がれない、立てないなどの副作用が出やすくなる
他のED治療薬	バイアグラ、レビトラ、バルデナフィル	血圧の急激な変動、PDE5阻害成分の過剰摂取による重篤な副作用が出やすくなる
アルファブロッカー	テルドシン、ドキサゾシン	血圧低下の副作用リスクが高まり慎重な管理が必要
一部の抗真菌剤	ケトコナゾール、イトラコナゾール	シアリス有効性の要となる代謝を悪くする
抗ウイルス薬	インジナビル、リトナビル	シアリスの代謝状態を著しく変化させ、効果の減少や増強につながる

硝酸薬とシアリス併用のリスク

硝酸薬は血管を拡げることで心不全や狭心症の治療に用いられています。

シアリスと併用禁忌の理由は、

という理由があるためです。

他のED治療薬とシアリス併用のリスク

バイアグラやレビトラはシアリスと同じED治療薬・PDE5阻害薬ですが、併用してしまうとPDE5阻害成分の過度な摂取により、

など、副作用のレベルが重篤になってしまいます。

シアリスは効果が最大36時間持続するED治療薬です。 1箱：8,000円

アルファブロッカーとシアリス併用のリスク

アルファブロッカーは血流を促して血圧の低下に働きかける、高血圧治療の医薬品です。

一部の抗真菌剤とシアリス併用のリスク

シアリスの安定した勃起を助け有効成分を吸収する働きを代謝と言います。

一部の抗真菌剤となるケトコナゾールやイトラコナゾールは代謝の状態を変化させてしまうことで、

といったリスクが懸念されています。

抗ウイルス薬とシアリス併用のリスク

HIV感染治療に用いられる抗ウイルス薬のインジナビルやリトナビルは、シアリスの代謝状態を変化させて重篤な副作用のリスクにつながることがわかっています。

抗ウイルス薬はさらに、

というリスクもあり、他のED治療薬との併用も禁忌となっています。

シアリスと併用禁忌薬を一緒に飲んでしまったら？

併用禁忌とわからずにシアリスと他の医薬品を飲んでしまうケースはめずらしくはありません。

シアリスにはこれまでにお伝えしたように、併用してはいけない薬がいくつもあるので、使用時には併用禁忌についても理解・把握しておくことが大切です。

シアリスの服用を避けるべきタイプとは？

シアリスは併用禁忌の薬以外にも、病気や体質によって重篤な副作用が出るケースもめずらしくはありません。

シアリスの服用を避けるべきタイプ、具体的な病気や体質を以下にまとめてみました。

肝機能障害がある	シアリスの代謝が悪くなることで作用が出ない、または強く出過ぎてしまう
血圧が安定しない方	シアリスに血圧を変動させる副作用がある
興味本位の服用	不適当な使用による副作用、事故の報告がある
腎機能障害がある	腎臓の機能が低下していることでシアリスの作用が強く出てしまうため
高齢者	加齢とともにシアリスの代謝を助ける肝臓機能が低下しているため
未成年	未成年服用によるシアリスの安全性が確立されていない

まとめ

シアリスの併用禁忌について、今回のコラムをきっかけに新たな学び・知識が得られたのではないでしょうか？

シアリスと他の薬との飲み合わせをチェックするところから始めて、EDや早漏の悩みを安心安全に克服していきましょう。