カンジダに感染したら陰部はブツブツになるの?症状が似ている病気は?

カンジダ膣炎の症状には個人差がありますが、かゆみの他にも陰部に赤い発疹のブツブツが出たり、おりものの異常がみられることがあります。性器ヘルペスも感染すると陰部にかゆみが出ることから、同じようにかゆみを発症する膣カンジダと間違えやすいといわれています。

お薬通販部スタッフ[監修]

カンジダに感染したら陰部はブツブツになるの?症状が似ている病気は?

カンジダ膣炎の代表的な症状であるデリケートゾーンのかゆみや灼熱感は、本当に辛いものですよね。

症状には個人差がありますが、かゆみの他にも陰部に赤い発疹のブツブツが出たり、おりものの異常がみられることがあります。

実はこのカンジダ膣炎の発症率は非常に高く、女性の5人に1人が発症するといわれるほどです。

しかしデリケートゾーンの悩みなだけに、なかなか人に相談しにくかったり、医療機関の受診を躊躇してしまうケースが多いのではないでしょうか。

またデリケートゾーンにかゆみがでたり、おりものに変化があったとしても、本当にその症状がカンジダによるものなのか自己判断は難しいですよね。

そこでこの記事では、カンジダに感染すると陰部にどのような症状が出るのか、またカンジダの症状と似ている病気に関しても詳しく解説していきます。

もし「カンジダ膣炎になったかも?」と不安を感じている方は、正しい治療を始めて1日も早くデリケートゾーンの不快感から解放されるためにも、ぜひ参考にしてくださいね。



デリケートゾーンにかゆみが出るのは膣カンジダ?症状は?

デリケートゾーンにかゆみが出るのは膣カンジダ?症状は?の見出し画像

一般的に膣カンジダに感染すると、デリケートゾーンに赤いブツブツができ、かゆみを伴うことが多くなります。

また人によっては陰部に灼熱感があったり、我慢できないほどのかゆみに悩まされたりするケースもあるようです。

このようにデリケートゾーンのかゆみは、膣カンジダの代表的な症状といえます。

しかし膣カンジダの症状は、陰部のかゆみだけではありません。

そこでここでは、膣カンジダのかゆみ以外の症状についても、詳しくみていきましょう。

また、膣カンジダと症状が似ていて間違いやすい性器ヘルペスとの違いについても、解説していきます。



女性は陰部に白いカスがでる

膣カンジダに感染すると、先述した皮膚のブツブツや陰部のかゆみの他に、おりもの(帯下)に異常を感じる人が多いといわれています。

通常とは異なる、次にあげるような白いカス状のおりものが分泌されるのが特徴的です。

  • 酒粕状のおりもの
  • オカラ状のおりもの
  • 粥状のおりもの
  • ヨーグルト状のおりもの

また検査時に膣内を観察すると、このような白い内容物が膣内部に付着しているケースが多くなります。

このように、いつものとは異なる酒粕状やオカラ状といった、白いカス状のおりものが出た場合には、膣カンジダを疑ってみましょう。

ただし、膣カンジダではなくても、似たような白いおりものが出る性病もあることから、注意してくださいね。





膣カンジダと性器ヘルペスの違い

性感染症の性器ヘルペスも感染すると陰部にかゆみが出ることから、同じようにかゆみを発症する膣カンジダと間違えやすいといわれています。

しかし膣カンジダと性器ヘルペスの治療方法は異なるため、間違った判断をしてしまうと的確な治療が遅れてしまうので注意が必要です。

特に、何度も膣カンジダを再発している人はデリケートゾーンにかゆみが出ると、「また膣カンジダになった」と思い込んでしまう傾向があります。

早期発見・早期治療するには、膣カンジダと性器ヘルペスの違いをしっかり把握することが大切です。

そこで膣カンジダと性器ヘルペスでは、どのような違いがあるのか表にまとめましたので、一緒にみていきましょう。

          【 膣カンジダ】          【性器ヘルペス】
主な症状・陰部のかゆみ、灼熱感
・おりものの異常
・排尿障害
・陰部のかゆみ、激しい痛み
・38度以上の高熱
・排尿障害
・排便障害
・リンパ節の腫れ
・倦怠感
おりもの・酒粕状
・オカラ状
・粥状
・ヨーグルト状
・変化なし
炎症・膣口や陰唇など外陰部の炎症・陰部に水疱
主な誘因・免疫力や抵抗力の低下
・ホルモンバランスの変化(月経前や妊娠中など)
・ステロイド系抗炎症薬の服用
・抗生物質の服用
・糖尿病
・陰部の蒸れ性交渉
・性交渉
・オーラルセックス
・免疫力の低下で再発しやすい
・お風呂、トイレ、食器の共用で感染することもある



膣カンジダに感染すると、おりものに異常が出るのに対して、性器ヘルペスはおりものに変化がないことが特徴的ですね。

また膣カンジダは外陰部に赤発疹(ブツブツ)が出て、性器ヘルペスは陰部に水疱が出るのが大きな違いといえます。

しかし性器ヘルペスの他にも、膣カンジダの症状と似ている性感染症として、トリコモナス膣炎・クラミジア淋病・細菌性膣症があげられます。

こういったことからも、カンジダの症状が出ても他の性病に感染した可能性も視野に入れて対処することが大切です。

自己判断がつかない時や症状が強く出ている時には、早めに医療機関で診察を受けることをおすすめします。



カンジダがかゆすぎて寝られない場合は?

膣カンジダが進行してしまうと、デリケートゾーンのかゆみがひどくなり、寝られないくらいのかゆみに悩まされてしまう人もいるほどです。

もし眠れないほどのかゆみがある時は、我慢せずに婦人科を受診しましょう。

またドラッグストアなどでは、カンジダのかゆみを抑える外用薬や膣錠が市販薬として販売されていますので、応急処置として使用してみてもいいかもしれませんね。



カンジダ膣炎になった!原因や治療方法を解説します

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もしデリケートゾーンにブツブツができてかゆみが出たり、おりものに異常がみられたりしたら、カンジダ膣炎を疑ってみましょう。

しかし初めてカンジダ膣炎になった方は、どのように対処し治療していけばいいのか不安ですよね。

そこでここでは、カンジダ膣炎の原因や治療方法に関しても解説していきますので、ぜひ参考にしてください。



カンジダは性病ではない

勘違いしている人が多いのですが、カンジダは性病ではありません。

膣カンジダは陰部にかゆみを発症したり、おりものに異常がみられたりしますが、性病ではなく「日和見(ひよりみ)感染症」の1つだとされています。

日和見感染症とは、通常では害の出ない細菌や真菌、ウイルスなどが、免疫力低下が原因となって症状が発現する感染症です。

そして膣カンジダの原因は真菌の一種であるカンジダ菌で、もともと口腔内や皮膚、膣内などに存在する常在菌です。

しかしストレスや疲れといったことで免疫力が低下した際などに、菌が異常増殖することで症状が現れます。

このように膣カンジダは性行為から感染する性病ではなく、免疫力の低下などによって引き起こされる感染症だといえるでしょう。

その証拠に、膣カンジダは性行為未経験者でも発症します。

また抗菌薬(抗生物質)には、真菌の増殖を抑える腟内常在細菌を死滅させてしまう働きがあるため、抗菌薬を服用している人もカンジダの発症リスクが高まると考えられています。





カンジダが自然治癒するまで何日?

カンジダの症状や自然治癒力には個人差があるため、「カンジダの自然治癒には何日かかるか」といった具体的な検証結果などは発表されていないのが実情です。

しかしカンジダ膣炎の症状がまだ軽度な場合は、もともとある膣内の自浄作用によって自然治癒する可能性があります。

それでも残念ながらカンジダの症状が進行してしまうと、自然治癒は難しくなってしまうのです。

また生理になるとカンジダの症状が落ち着くことがありますが、これは経血と一緒にカンジダ菌が体外に流れ出て、かゆみなどの症状が一時的になくなっただけだと考えられます。

ですから生理が来てカンジダが治ったような気がしても、実際は完治しておらず再発する可能性が高いので注意が必要です。

カンジダが自然治癒しなかった場合には、完治には長期化が考えられますので、早期治療を心がけてくださいね。





早めに治すには治療薬を使おう

カンジダを重症化させずに早めに治すには、治療薬を使うことをおすすめします。

なぜならカンジダの場合、早期治療をすれば1週間〜10日ほどで治ることが多く、短期間で治療が済むからです。

疲れやストレスによって免疫力が下がり、カンジダの再発を繰り返してしまうケースもありますが、早期治療することで85〜95%の人は1〜2週間で治るといわれています。

膣カンジダの治療薬には、下記の3つの種類があります。

  • 膣錠・膣坐剤
  • 外用薬(軟膏・クリーム)
  • 内服薬(経口治療薬)



先述したように、ドラッグストアなどでも膣カンジダの治療薬が購入できますが、外用薬か膣錠・膣坐剤の2種類だけになります。

一方の内服薬は身体の内側から作用することで、血管や内臓に及ぶ真菌症(深在性真菌症)を改善させる効果があるため、カンジダ菌をしっかり殺して完治させます。

内服することで、外用剤では届かない皮膚の奥深くの真菌症までしっかり効果を届け、生理中でも使用できるのが大きなメリットといえるでしょう。

このように膣カンジダの治療に効果的な内服薬ですが、日本では医師の処方箋が必要です。

しかし医薬品の個人輸入代行をしているお薬通販部では、膣カンジダに効果のある安全で高品質な内服薬を処方箋なしで購入していただけます。

カンジダの検査キットは、楽天やAmazonといった通販で購入可能ですので、もしカンジダの疑いがある際には、早めにチェックすることをおすすめします。

そしてその検査でカンジダ感染が判明したら、お薬通販部で治療薬を購入していただけるので、医療機関を受診することなく早期治療が可能です。

お薬通販部でお取り扱いしている膣カンジダの内服薬をいくつか紹介しますので、辛い症状でお悩みの方はぜひ購入をご検討ください。

ただし内服薬は妊娠中や授乳中の方は使用できませんので、注意してくださいね。



【商品名】 【有効成分】        【商品説明】
スポラルイトラコナゾール高い抗真菌作用と作用持続性を有し、外用剤では届かない皮膚奥深くの真菌症や、内臓の真菌症を改善する効果があります。
フォルカンフルコナゾール日本でも処方されているジフルカンカプセルのジェネリック医薬品です。
真菌の成長や増殖を抑え、殺菌させる作用があります。
ゾコンフルコナゾールジフルカンカプセルのジェネリック医薬品です。
経口タイプの抗真菌薬では、副作用が少ない薬剤になります。
ラミシールテルビナフィン外用薬で治りにくい爪白癬、深在性皮膚真菌症、頭部白癬、角質増殖型の白癬といった、皮膚真菌症に有効な治療薬です。




スポラルはイトリゾールのジェネリック医薬品で、塗り薬では治りにくい水虫などの皮膚の真菌感染症に対して効果を示し、爪白癬や、カンジダ症、いんきんたむしなど、様々な真菌が引き起こす感染症の治療に用いられます。

1箱:5,240円~



カンジダの症状!かゆみやおりものが出たら治療薬はどれ?

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ここまでお話ししてきた通り、膣カンジダで多くみられる症状は、主に陰部の赤発疹(ブツブツ)やかゆみ、おりものの異常があげられます。

もしカンジダに感染してこのような症状が出た場合、どのような治療薬があるのか知っておくことが重要です。

そこでここでは、カンジダ膣炎に効果的な治療薬を紹介するとともに、カンジダとはどういった菌によるものなのかについて、解説していきますので参考にしてくださいね。



カンジダは真菌というカビの一種

カンジダの発症原因は、カンジダ菌というカビの一種の真菌です。

このカンジダ菌は、健康な女性でも腟に存在する常在菌で通常は悪さをしませんが、免疫力の低下などが原因で増殖してしまい、陰部のかゆみといった不快な症状を引き起こします。

特に免疫力の低下やホルモンバランスが崩れる生理の直前に、カンジダ膣炎を発症することが多いようです。

また妊娠中にカンジダを発症するケースが増えるといわれています。

なぜなら膣内のカンジダ菌を保有する割合が、非妊婦だと約15%ですが妊婦だと30%と高くなるからです。

妊婦がカンジダ膣炎を発症してしまうと、羊水感染や産道感染を起こしてしまい、赤ちゃんへ感染してしまうことがあるため注意しましょう。

妊娠中は服用薬を使えませんが、膣錠や外用薬での治療が可能ですので、すぐに産婦人科の担当医に相談することをおすすめします。

このようにカンジダは、健康な人の体にも存在するカビの一種である真菌が、免疫力の低下などが原因で発症するため、誰にでも感染する可能性があるといえるでしょう。



水虫とカンジダは同じ薬?

カンジダ腟炎と水虫はともに真菌感染症であり、治療薬には真菌(カビ)に対して効果的なミコナゾールといった成分を含んでいます。

しかしカンジダと水虫の治療薬には共通する成分が使われていることがありますが、症状や部位に応じて適切な治療薬を選ぶことが大切です。

なぜならカンジダ膣炎は、カンジダ菌による感染症で陰部に炎症を起こすのに対し、水虫は足の指や爪に発生する真菌感染症で皮膚のカビによって発症するものであり、それぞれ異なる疾患だからです。

したがって、膣カンジダと水虫の薬には共通する部分があり、両方に使用できる治療薬もありますが、効能や対応部位などを確認して適切な薬を選択しましょう。

お薬通販部では、カンジダ症状によるデリケートゾーンのかゆみに有効な、抗菌作用を持つ外用抗真菌薬も多数取り揃えており、内服薬と合わせてご利用いただくことも可能です。



ここでは人気の3商品を紹介しますので、ぜひご検討ください。

   【商品名】 【有効成分】     【商品説明】
ニゾラールクリームケトコナゾールイミダゾール系の抗真菌薬です。
日本では処方箋が必要な医療用医薬品になります。
カネステンクリームクロトリマゾール優れた抗菌作用があり、広く医療現場にて使用されています。
クロトリマゾールクリームクロトリマゾール日本で処方されているエンペシドと同成分のクリームです。



カンジダを治した!性交渉はいつから大丈夫?

カンジダに感染した場合、性交渉の再開タイミングはきちんと治ってから、すなわち症状がなくなってからと考えられています。

膣カンジダが完治しないうちに性交渉することで、皮膚や粘膜に刺激を与えると症状が悪化したり、治療期間が長期化したりする可能性が高くなるためです。

また男性がカンジダを発症するのはまれだといわれていますが、それでも性交渉・オーラルセックスによってパートナーに感染することも考えられます。

適切な治療薬で対処すれば、膣カンジダは1週間〜10日ほどで治りますので、デリケートゾーンのブツブツやかゆみ、ヒリヒリ感、酒粕状といった白いおりものがあるうちは性交渉を控えてくださいね。





まとめ

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女性は膣カンジダに感染すると、デリケートゾーンに不快感が出たり、おりものに異常がみられたりと、性病ではないとはいえ受診するのも気が引けますし、煩わしいものです。

しかし、カンジダに効果的な治療薬を使用することで、症状も早く改善し完治するまでの期間も短くなります。

もし「カンジダ膣炎になったかな?」と思ったら、なるべく早く検査キットなどでチェックして、治療薬を使用して早めに治療を始めましょう。



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