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ED治療薬を飲む前に知っておきたい副作用について

ED治療薬の副作用|主な副作用の症状と対処方法

ED治療薬は効果があるから副作用もある

そもそも、ED治療薬はなぜ効果があるのでしょうか?
まずは、どのようなメカニズムで勃起が促進されるのかということを確認しておく必要があります。

勃起が起きるメカニズムの一つに「環状グアノシン一リン酸(cGMP)」が関係していることがわかっています。cGMPは平滑筋を弛緩させます。
そして、血管の平滑筋が弛緩すると血流が増えます。

勃起に大きく関係しているのは、陰茎深動脈という血管と陰茎海綿体の平滑筋です。
その筋肉が緩み、海綿体に血液が流れ込むことで勃起が起こります。

一度勃起すると、陰茎海綿体を覆う白膜が膨れて内圧が高まり、静脈が圧迫されます。
この状態になると、陰茎から血液が出ていかないので勃起した状態が維持できます。

しかし海綿体の中には、cGMPを分解するPDE5という酵素が豊富に存在します。
このPDE5の働きが強すぎるとcGMPが分解され濃度が低くなり勃起が促進されません。
これが、勃起不全になるメカニズムの一つです。

一般的にED治療薬と呼ばれるものは、このPDE5の働きを阻害することでcGMPの濃度を高めて勃起を促進する働きを持ちます。

その反面で、ED治療薬として用いられるPDE5阻害薬は、海綿体に限らず全身の平滑筋に作用し弛緩させる働きに伴い、血流が増えることで頭痛、ほてり、鼻づまり、視覚障害、動悸様々な副作用を引き起こすことがあります。
しかし、ほとんどの副作用は対処が可能です。

目次

  1. ED治療薬を服用することによって共通して見られる主な副作用
  2. 頭痛
  3. ほてり
  4. 鼻づまり
  5. 視覚障害
  6. 動悸
  7. ED治療薬の副作用を軽減する簡単な対処法
  8. 頭痛薬や胃腸薬での対処
  9. 摂取量を減らす
  10. 稀に「勃起がおさまらない」というケースも~持続勃起症(プリアピズム)~
  11. 持続勃起症(プリアピズム)とは
  12. 虚血性持続勃起症
  13. 非虚血性持続勃起症
  14. 原因
  15. 治療法
  16. ED治療薬の副作用を飲む前に知っておくことが大事です
  17. 関連ページ

ED治療薬を服用することによって共通して見られる主な副作用

頭痛

ED治療薬とは、勃起に必要な陰茎海綿体の血管を拡張させることで勃起を維持する作用がある医薬品です。
その時に、海綿体以外の血管も拡張させる作用が原因で生じる副作用の一つとして「頭痛」があります。

頭痛の発症率は国内の臨床試験データではバイアグラシアリスは約1%、レビトラで約6%です。

一般的には片頭痛と緊張型頭痛と分けられると言われていますが、重症度や悪心・嘔吐、光・音過敏の有無などからは鑑別できないケースもしばしばあります。

ED治療薬の副作用として起こる頭痛に、緊張型頭痛と片頭痛の移行型あるいは中間型が存在します。
どちらの頭痛も、病態生理は未だに科学的根拠を持ったものは存在しないために様々な仮説が提唱されています。

現在までに提唱されているものの中で、三叉神経を中心とした神経血管に関する説があります。
ED治療薬の服用により、血管が拡張し、神経を圧迫することにより、「頭痛」という形で、副作用が出てくるのではないかと考えられています。

これは飲酒による頭痛の仕組みと似ています。
日頃からお酒を飲むと頭痛がする人は、ED治療薬を服用することで頭痛を発症しやすいのでご注意ください。

また、性行為自体のときに生じることがある頭痛も確認されています。
性行為に伴う一次性頭痛は性行為によって誘発される頭痛で、通常、性的興奮が高まるにつれ、両側性の鈍痛として始まります。
オルガスム時に突然増強すると言われています。

ED治療薬自体の副作用ではありませんが、性的興奮が高まり、オルガスムも達しやすくなると、このタイプの頭痛も起きる可能性があります。

ほてり

一般的に異常な熱感のことをほてりといいます。ほてりは皮膚の表面に近い血管が拡張したときに、血流が急に増えることで起こるのです。

ED治療薬の服用によって血管の拡張が起きるために、副作用としてほてりが起きると考えられています。
お酒を飲んで顔が赤くなる人は、ED治療薬を服用した場合も「顔のほてり」の発生率が高くなります。

副作用ではなく、熱が出ているためにほてりを感じることもあります。
あまりにもほてりが強いときや収まらない場合は、体温をはかり安静にしましょう。

人によって平熱に違いはありますが、38℃以上の高熱が出ていて他に不安に感じる症状がある場合は、病院で診察を受けることをおすすめします。

鼻づまり

鼻づまりの原因もED治療薬の血管を拡張させる作用だと考えられています。
各社が公表している鼻づまりの発生頻度は、バイアグラが0.1%未満、レビトラが1~10%未満、シアリスが1%以上です。

副作用が起きる理由は、鼻の構造を分析するとわかります。

鼻の内腔の表面には多数の血管が走行していて、これは生理的なシステムに則っています。
肺に暖かい空気を送るために、吸入された空気に鼻腔を通過するとき、多数の血管から余熱を与えるのです。

特に下鼻甲介の海面静脈洞は、密度の高い血管網が取り巻いています。
陰茎の血管同様、薬剤性に拡張すると、それを取り巻く粘膜全体が、 水をすったスポンジのように膨張するのです。

その結果、通気の空間が狭くなり鼻づまりが起こります。

なお、バイアグラ・レビトラ・シアリスなどのED治療薬による鼻づまりは薬剤性鼻閉と呼ばれていて、鼻閉の原因は主に二つの原因に分類できます。

一つは物理的な状態、器質的なもの。
もう一つは物理的なつまりがなくても症状を感じる非器質的なものです。

非器質的なものは、神経症や統合失調症などを原因とするものがほとんどです。
器質的なものは、「鼻自体に原因があるもの」と、アデノイド増殖症のような上咽頭に原因があるものとなどがあります。

薬剤性鼻閉は、「鼻自体に原因があるもの」の中に含まれています。
その他にも鼻中隔湾曲症に代表される骨・軟骨などの構造異常が原因のもの、 アレルギー性鼻炎に代表されるアレルギーを原因とするもの、 また、鼻茸などの粘膜の異常を原因とするものがあります。

他の原因がもとからある場合は、ED治療薬による副作用として鼻閉もしやすくなるので注意が必要です。

視覚障害

稀にですが、ED治療薬の副作用として視覚障害が起きる場合があります。

霧がかかったように見える状態(霧視)、眼の充血、眼の異常感、眼痛や結膜炎など、物が青く見えたり青と緑の区別がつきにくくなったりといった色覚異常を訴えるケースもあります。

これらの症状も眼球や眼球の周りの血管が拡張されることによって起こります。
例えば代表的なED治療薬のレビトラの薬剤添付文書にも視覚障害が発生した事例が書かれています。

レビトラの場合は薬が作用している4~6時間のうちに起こります。
視覚障害は1~0.1%未満と決して高い数字ではありません。
しかし、運転中に発生しない保証はありません。

そのため、ED治療薬の服用中に車を運転することは極力避けてください。
これは運転に限らず、高所での作業や危険性の高い道具を扱う場合も同様です。

動悸

動悸とは、自分の心臓の拍動を強く感じる症状をいいます。
心臓の拍動を早く感じる、脈拍が乱れるといった場合もありますが、心拍数が通常より上昇していない場合にも感じることもあります。

ED治療薬の服用により動悸が起こる理由としては、次のようなものが考えられます。

血管が拡張すると血圧が下がることがあります。
人間は恒常性を保つ機能を持ちますが、薬剤によって血圧が下がった場合は体の方が脈拍を上げる事で、その均衡を保とうとする作用が働き動悸を感じるメカニズムになっているのです。

この仕組みは心臓にも負担がかかると言われていますが、3,000名以上のデータが集積された研究によると心筋梗塞の発生率と死亡率の発生率には影響しないという結果がでています。

心筋梗塞の発生率はシルデナフィル群0.58/100患者・年、プラセボ群0.95/100患者・年。また総死亡率も、それぞれ0.37/100患者・年、0.53/100患者・年とどちらも有意差がないと報告されています。

しかし、心血管系の病気を持っている人がED治療薬を服用すると、心筋梗塞や心臓突然死といった非常に重篤な副作用が発生する可能性もあります。

これ以外にも、脳梗塞・心筋梗塞・心不全などの既往歴がある場合、肝臓障害や腎不全を患っている場合、不整脈・低血圧・高血圧の場合なども、重篤な副作用が発生する可能性があることから服用の禁止あるいは制限がされます。

また、過量のPDE5阻害薬の内服による危険性の他に、併用にも注意が必要です。

例えば心筋梗塞や狭心症に対して用いられる「ニトロ製剤」、降圧剤や前立腺肥大症治療薬として服用される「交感神経α遮断薬(商品名カルデナリンやハルナール)」があげられます。

これらはPDE5阻害薬との併用により血圧低下の危険があるため、原則として併用は禁忌です。
併用禁忌や慎重投与がある薬なので医師による診断と処方が必要です。

ED治療薬の副作用を軽減する簡単な対処法

頭痛薬や胃腸薬での対処

ED治療薬の副作用は、鎮痛剤や胃腸薬など市販薬を使って抑えることができます。

頭痛に対しては抗炎症作用のある鎮痛剤「ロキソニン錠」などの薬が有効です。

服用後20分くらいで効いてきてバイアグラ50mgやレビトラ10mgと同じく約4~5時間作用します。
そのため、ED治療薬を服用するタイミングと同時に服用するのがベストでしょう。

しかし、注意点が一点あります。ED治療薬は空腹時のタイミングが効果的です。
しかし、ロキソニンは人によっては胃粘膜を荒らす副作用があるので空腹時での服用は避けた方が良いとされています。

胃の弱い方は胃薬と一緒に服用する方法で解消できます。

また、ED治療薬自体の副作用で胃腸に症状が出る場合があります。
平滑筋に作用し弛緩されるので、胃にあるものが食道に逆流しないように働きかけている平滑筋が弛緩されると胃酸が逆流気味になります。

胸やけ、胃食道逆流症、胃部不快感といった症状が出やすい方も、胃腸薬を服用すると良いでしょう。

摂取量を減らす

2つめは摂取量を減らすことで副作用を少なくする方法です。
実際のデータをみると摂取量を少なくすると副作用が少なくなることがわかります。

前述のシルデナフィル(バイアグラ)の1997年2月から1998年1月に日本での試験の結果は次の通りです。

頭痛では、25mg群4名、50mg群10名、100mg群6名。ほてりでは、25mg群3名、50mg群12名、100mg群10名。視覚異常では、25mg群0名、50mg群2名、100mg群9名となっています。

どの症状においても25mgと100mgを比べた時に25mgの方に副作用が出にくいことがわかります。
ただし、デメリットとしては、治療効果も下がることです。

他の対策としては、服用するED治療薬を替えることも手段の一つとしてあげられます。

現在、日本では、シルデナフィル、バルデナフィル、タダラフィルの3つの薬剤が処方されていて、それぞれ副作用の出方が異なります。
量を減らしても副作用が気になる場合は、他の選択肢を試してご自分に合う薬を探してみるのも良いでしょう。

稀に「勃起がおさまらない」というケースも~持続勃起症(プリアピズム)~

持続勃起症(プリアピズム)とは

「プリアピズム」は愛の女神アフロディテと酒の神ディオニソスの間に生まれた息子「プリアポス」のペニスが常に勃起していたことから名付けられました。

持続勃起症は「性的刺激・性的興奮と無関係である勃起が4時間を超えて持続している状態」と定義されています。
早朝勃起や性的興奮後の勃起が戻らない場合、会陰部を強打した後などにみられます。
5~10歳の男児と20~50歳の成人男性に最も多く確認されています

緊急処置が必要である虚血性持続勃起症(きょけつせいじぞくぼっきしょう)(泌尿器科的emergency)と緊急性のない非虚血性持続勃起症(ひきょけつせいじぞくぼっきしょう)に分類されています。

診断は、海綿体血液の中の酸素分圧を調べて行われます。
低ければ虚血型、正常であれば非虚血型と診断します。
また、超音波で血液の流れを調べる検査も行います。

放置したままだと勃起状態が数ヶ月持続した後、自然と消退しますが、勃起が収まった後に陰茎が萎縮し、多くの場合EDになる恐ろしい症状です。
そのため、適切な治療が必要となります。

非虚血性持続勃起症

非虚血性持続勃起症は不完全な勃起が持続しますが疼痛はありません。

入口から制御不可能な血液が流れ込むことによって勃起が持続しますが、海綿体内は酸素化されているので、治療に緊急性はなく診断が確定した場合は保存的に経過観察を行います。

多くは会陰部の打撲が先行しており、損傷部位は陰茎海綿体脚部および脚に近い体部になり、鈍的外傷が最も一般的です。
外傷から時間が経過して発症することが多く、外傷直後に発症するわけではありません。

虚血性持続勃起症

一方で虚血性持続勃起症は完全勃起状態で疼痛を伴います。

勃起は、陰茎の支柱である二本の陰茎海綿体に血液が大量に流れ込んで起こるものです。
ところが、この血液の出口が何らかの原因で塞がれ、血液が停滞すると勃起し続ける状態になってしまいます。 このタイプが虚血型です。

陰茎海綿体内が虚血になるため、診断確定後すみやかに脱血・洗浄を行う必要があります。
長期化すると海綿体組織に線維化が生じて、勃起機能が失われる可能性が高くなります。

4時間で病院を受診する必要があり、6時間の虚血で陰茎海綿体組織の壊死が始まります。

原因

これらの原因は海外では鎌状赤血球症によるものが多く、日本では、薬剤性のものが多く報告されています。

過量のPDE5阻害薬の内服の他にも、例えば抗精神病薬、α遮断薬、パパベリン塩酸塩、PGE1の海綿体注射、白血病、悪性リンパ腫、悪性腫瘍の海綿体転移、特発性などが報告されています。

薬剤性のものは海綿体洞の拡張の遷延、悪性腫瘍によるものは血液の粘稠度の上昇や流出静脈への直接浸潤が原因だと考えられています。

また、バイアグラ(シルデナフィル)レビトラ(バルデナフィル)シアリス(タダラフィル)などのED治療薬グレープフルーツやザクロを併せて飲食する場合、注意が必要です。
相互作用によりED治療薬の作用が強く出過ぎたり、副作用が大きくなってしまったりする可能性があるためです。

ザクロやグレープフルーツは CYP3A4(シトクロムP4503A4またはチトクロームP4503A4とも) の働きを阻害します。

バイアグラ等のED治療薬はこのCYP3A4によってほとんどが代謝されるので、ザクロやグレープフルーツにCYP3A4の動きを阻害されると代謝されにくくなります。

実際にザクロジュースとバイアグラを併用したことにより持続勃起症になった方もいるようです。

治療法

非虚血性持続勃起症は陰茎海綿体内の血液の循環がありますので緊急治療は必要ありません。

血液溢流部位の圧迫、クーリング、止血剤、抗男性ホルモン剤の投与などの治療を行い、2ヶ月たって改善傾向がなければ血管撮影を行いながら総陰茎動脈の自己凝血塊による塞栓術を行います。

自己凝血塊を塞栓物質に使用する理由は陰茎動脈が修復されたあとに再開通を期待するためです。

虚血性持続勃起症の診断がついたら、すみやかな処置が必要です。
まず侵襲の少ない方法から開始します。
軽症では停滞している血液を注射器で吸引してから、交感神経刺激剤を注入します。

次に海綿体を穿刺、脱血して減圧します。これで改善しなければ冷たい生理食塩水を注入して、灌流、洗浄を行います。

それでも消退しなければ、血管収縮薬の海綿体投与を行います。フェニレフリンなどβ受容体刺激作用のないα刺激薬が心拍出量に影響を与えにくいものを使います。
時間が経過すると海綿体内の血液が凝固し、上記の方法では困難となるので、停滞した海綿体血流をシャントによって回復させます。

重症の場合は、うっ血している陰茎海綿体と尿道海綿体や大伏在静脈との間にバイパスを作り、停滞している血液を流れるようにする手術をします。

ED治療薬の副作用を飲む前に知っておくことが大事です。

上記のように、ED治療薬の主なメカニズムは、「血管の拡張」であり、それに伴い様々な副作用があります。

多くの副作用は軽度で一過性のものですが、注意が必要な場合もあります。稀に起こるのが、「勃起がおさまらない」というケースです。

完全な勃起状態が続き痛みを感じる場合は、速やかに受診し、治療を受けなければいけません。

副作用は、服用の量を減らしたり、服用する種類を変えることで防ぐこともできます。
また市販薬で抑えることもできます。

ただし、薬の飲み合わせによっては禁忌になるものもあるので、現在、他の薬を服用している場合は注意が必要です。

このようにED治療薬には副作用があることを事前に知ると、対策や対処ができます。
ED治療薬を試す前にはこのことを必ず頭に入れておきましょう。
副作用さえ気をつければ、あなたの性生活をより良いものにしてくれるでしょう。

参考文献

公益財団法人日本医療機能評価機構
ウィキペディア
MSDマニュアル
東邦大学医療センター

ED治療薬

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