ゾニセップの服用方法と注意点について
ゾニセップの服用方法について詳細に解説します。服用に際しての注意点も紹介しているので参考にしてください。
お薬通販部スタッフ[監修]

ゾニセップはインドの大手製薬会社「サンファーマ」が製造・販売している、てんかんの治療薬です。
有効成分のゾニサミドには脳の異常な興奮を鎮める作用があり、てんかんの部分発作および二次性全般化発作に対して効果的です。
本記事ではゾニセップの服用方法と注意点について解説します。
目次
ゾニセップの服用方法

ゾニセップの一般的な服用方法は以下の通りです。
水かぬるま湯で服用する
ゾニセップに限らず、医薬品は原則としてコップ一杯の水、もしくはぬるま湯で服用してください。
例えば乳製品(牛乳など)で医薬品を服用すると、胃や腸に膜が張られて有効成分が十分に吸収されなくなるおそれがあります。
推奨用量
ゾニセップはてんかん発作の抑制に用いる場合と、パーキンソン病の症状を改善する場合とで異なるため注意が必要です。
てんかん
成人の方はゾニサミドで100〜200mgを、1日1〜3回に分けて服用を開始します。その後、1〜2週間ごとに服用量を200〜400mgまで段階的に増やします。1日に服用してよいゾニサミドの上限は600mgです。
1歳以上の小児は体重1kgにつきゾニサミドで2〜4mgを、1日1〜3回に分けて服用を開始します。その後、1〜2週間ごとに服用量を4〜8mgまで段階的に増やします。1日に服用してよいゾニサミドの上限は体重1kgにつき12gです。
パーキンソン病
成人の方はゾニサミドとして25mgを1日1回服用します。
パーキンソン病にともなう症状の日内変動(ウェアリングオフ現象)の改善が目的の場合は、50mgを1日1回服用してください。
レビー小体型認知症にともなうパーキンソニズムに関しては、ゾニサミドとして25mgを1日1回服用します。
飲み忘れた場合の対処法
ゾニセップを飲み忘れると発作を起こすリスクが増加するため、飲み忘れに気が付いた時点ですぐに1回分を服用してください。
ただし、次回服用のタイミングが近づいているケースでは飲み忘れた1回分を飛ばしてください。どのような事情があるにせよ、1度に2回分を服用することはNGです。
![]() ゾニセップは、サンファーマが開発した抗てんかん薬で、エクセグランのジェネリック医薬品です。ナトリウムチャネルの活性を抑制し、強直間代(きょうちょくかんたい)発作、欠神発作、ミオクロニー発作の他、パーキンソン病の手・足の振るえ強ばりの治療に使用されています。 1箱:1,800円~ |
ゾニセップを服用する際の注意点

ゾニセップを服用する際には以下4点に注意してください。
体温の上昇に注意する
ゾニセップを服用すると、発汗現象が現れる可能性があります。特に夏場は高温環境をなるべく避け、水分をしっかりと補給することが大切です。
体温上昇や発汗現象がしばしば見られる方は、かかりつけ医に相談する必要があります。
定期的に体重を確認する
ゾニセップの有効成分であるゾニサミドの臨床試験では、およそ1〜5%に体重減少の副作用が見られたとの報告があります。
ゾニセップをはじめ抗てんかん薬や抗パーキンソン病薬は長期にわたり服用するのが一般的なため、過度の体重減少が見られる場合はかかりつけ医に相談してください。
集中力を要する作業は避ける
ゾニセップを服用すると眠気を引き起こしたり、注意力や集中力、反射運動能力の低下を招いたりする可能性があります。
重大な事故につながる恐れがあるため、ゾニセップを服用中の方は自動車の運転や危険をともなう機械の操作など、集中力を要する作業は行わないでください。
自分の判断で服用を中断しない
ゾニセップの連用中に用量を急激に減らしたり、服用を中断したりすると、てんかん重積状態を引き起こす恐れがあります。
ゾニセップの服用で長期にわたり発作が起きていない場合であっても、自分の判断での服用中断は避けてください。
まとめ

ゾニセップの有効成分であるゾニサミドには、脳の神経細胞の異常な興奮を鎮め、てんかん発作を抑制する作用があります。
また、ゾニサミドにはドパミンの放出を促進し、パーキンソン病にともなう運動障害を改善する効果も期待できます。
ゾニセップを購入した際には用法用量を守って正しく服用し、てんかんやパーキンソン病の改善にお役立てください。
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ゾニセップは、サンファーマが開発した抗てんかん薬で、エクセグランのジェネリック医薬品です。ナトリウムチャネルの活性を抑制し、強直間代(きょうちょくかんたい)発作、欠神発作、ミオクロニー発作の他、パーキンソン病の手・足の振るえ強ばりの治療に使用されています。
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