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トラマドールの併用禁忌とは?服用してはいけない人もご紹介!

すべての医薬品には飲み合わせがあります。思わぬ健康被害を避けるため、トラマドールに関しても併用禁忌を知っておく必要があります。

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記事公開日:2025.05.14

最終更新日:2025.05.14

お薬通販部スタッフ[監修]

トラマドールの併用禁忌とは?服用してはいけない人もご紹介!

トラマドールはカナダの大手製薬会社「アポテックス」が製造・販売しているオピオイド鎮痛剤(非麻薬性製剤)です。

慢性疼痛や非オピオイド鎮痛薬では改善が期待できないガンにともなう痛みに対し、高い鎮痛効果を発揮します。

しかし、トラマドールに限らず医薬品には飲み合わせがあるため、思わぬ健康被害を招かないよう併用禁忌について知っておく必要があります。

併用禁忌とは

併用禁忌とはの見出し画像

併用禁忌とは、特定の治療薬と一緒に服用することで効果の増減や、副作用のリスクを高める医薬品もしくは有効成分を意味します。

トラマドールに限らず医薬品には併用禁忌や併用注意があるため、購入後に添付文書を詳細に確認しておきましょう。




トラマドールの併用禁忌

トラマドールの併用禁忌の見出し画像

トラマドールを服用する場合、モノアミン酸化酵素阻害剤やモノアミン酸化酵素阻害剤は併用禁止です。

薬剤名など臨床症状・措置方法機序・危険因子
モノアミン酸化酵素阻害剤
・セレギリン塩酸塩(エフピー)
・ ラサギリンメシル酸塩 (アジレクト) 
・サフィナミドメシル酸塩(エクフィナ)
海外でセロトニン症候群を含む重篤な副作用の発症例が報告されています。

トラマドールの服用を中断後に左記の治療薬を服用する際には、2~3日の間隔を設けてください
相加的に作用が増強されるうえ、中枢神経のセロ トニンが蓄積すると考えられています
モノアミン酸化酵素阻害剤(セリンクロ)ナルメフェン塩酸塩水和物を併用すると、トラマドールの鎮痛作用が減弱します。

鎮痛効果を高める目的でトラマドールの用量が増加すると、呼吸抑制などの副作用を起こすリスクが高くなります
ナルメフェン塩酸塩水和物の持つμオピオイド受容体拮抗作用により、トラマドールに対して競合的に阻害します






トラマドールはアポテックスが製造・販売しているオピオイド鎮痛剤(非麻薬性製剤)の一種です。痛みを抑制する神経の働きを増強する作用があり、慢性疼痛などを緩和する効果があります。

1箱:2,733円~




トラマドールを服用してはいけない人

トラマドールを服用してはいけない人の見出し画像

以下に該当する方は、自分の判断でトラマドールを服用しないでください。

  • トラマドールの成分に対して過敏症の既往歴をお持ちの人
  • 急性中毒患者
  • モノアミン酸化酵素阻害剤の服用中止後14日以内の人
  • ナルメフェン塩酸塩水和物の服用中止後1週間以内の人
  • てんかん患者
  • 肥満、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、重篤な肺疾患を有する18歳未満の人
  • 小児




トラマドールの成分に対して過敏症の既往歴をお持ちの人

トラマドールに含まれる成分に対して過去に過敏症を発症した経験がある方は、自分の判断で服用しないでください



急性中毒患者

急性中毒患者(アルコールや睡眠剤、向精神薬など)は、トラマドールを服用しないでください。

上記の急性中毒患者がトラマドールを服用すると、中枢神経抑制・呼吸抑制を悪化させる恐れがあります



モノアミン酸化酵素阻害剤の服用中止後14日以内の人

セレギリン塩酸塩をはじめとするモノアミン酸化酵素阻害剤の服用を中止して14日以内の人は、トラマドールを服用しないでください。

海外で錯乱や反射異常亢進などのセロトニン症候群を起こしたり、中枢神経系や呼吸器系の重篤な副作用を招いたりした例が報告されています。



ナルメフェン塩酸塩水和物の服用中止後1週間以内の人

ナルメフェン塩酸塩水和物の服用を中止して1週間以内の人は、トラマドールを服用しないでください。

また、トラマドールの服用を中断してナルメフェン塩酸塩水和物の服用を開始する場合、2〜3日の間隔を設ける必要があります



てんかん患者

適切な治療で十分に管理されていないてんかん患者は症状の悪化を招く恐れがあるため、トラマドールを服用しないでください。



肥満や重篤な肺疾患などを有する18歳未満の人

肥満や重篤な肺疾患、睡眠時無呼吸症候群を持つ18歳未満の人は、重篤な呼吸抑制を引き起こす恐れがあるためトラマドールを服用しないでください。



小児

12歳以上の小児に関しては、トラマドールの安全性・有効性が確認されていません。

12歳未満の小児は原則としてトラマドールの服用が禁止されています。海外では重篤な呼吸抑制により死亡を招いた例があります。




トラマドールの服用で健康被害を生じた際の対処法

トラマドールの服用で健康被害を生じた際の対処法の見出し画像

トラマドールの服用がきっかけで何らかの健康被害が出た場合は、すぐにかかりつけ医の診察を受けてください




まとめ

まとめの見出し画像

トラマドールには有効成分としてトラマドール塩酸塩が配合されており、慢性疼痛や非オピオイド鎮痛薬では改善が期待できないガンにともなう痛みを緩和する際に効果的です。

トラマドールに限らず化学的に製造された医薬品を服用する際には、併用禁忌について十分に理解しておいてください。

今回の記事を参考にトラマドールの併用禁忌について十分に理解し、慢性疼痛やガンにともなう痛みの緩和にお役立てください。

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