ステンドラの危険な飲み合わせ!併用禁忌と服用した際の対処法を紹介

第4のED治療薬として知られるステンドラですが、医薬品の飲み合わせによっては重篤な副作用を引き起こしてしまう恐れがあります。ステンドラ以外の薬を服用中の方は、併用禁忌薬について確認しておいてください。

ステンドラ ED

記事公開日:2024.04.04

最終更新日:2024.05.15

お薬通販部スタッフ【監修】

ステンドラの危険な飲み合わせ!併用禁忌と服用した際の対処法を紹介

ステンドラはバイアグラをはじめとする3大ED治療薬に次ぐ、第4のED治療薬として注目されています。

ED治療薬には主に血管を拡張して陰茎に送られる血液量を増加させ、正常な勃起をサポートする点が特徴です。

正常な勃起によりナイトライフを充実させられるのは大きなメリットですが、他の医薬品と併用した場合、重篤な副作用を引き起こす可能性があります。

今回はステンドラの併用禁忌薬や、誤って服用した場合の対処法などについて解説します。




ステンドラの併用禁忌とは

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ステンドラの併用禁忌は、服用中に一緒に飲むのを避けるべき医薬品を意味します。

併用すると重篤な副作用を引き起こす可能性があるため、服用前に併用禁忌を確認しておきましょう。

ステンドラの添付文書には、併用禁忌として以下の2点が挙げられています。


硝酸剤

ステンドラの添付文書には、いかなる形態の有機硝酸塩であっても、ステンドラとの併用を禁じる旨が記載されています。

硝酸塩(硝酸剤)には一酸化窒素(NO)を生成して血管を拡張させ、血液の循環を促進する作用を持つ点が特徴です。

一方、ステンドラにも血管を拡張して血液の循環を促進する作用があるため、硝酸塩と併用した場合、一時的な血圧の効果を引き起こし、症候性低血圧の発症リスクが増加します。

仮に生命の危険が脅かされる状態において硝酸剤の服用が必要だとしても、ステンドラの服用から12時間以上の間隔を設ける必要があります。

代表的な硝酸剤は以下の通りです。

  • ニトログリセリン
  • 亜硝酸アミル
  • 硝酸イソソルビド
  • ニコランジル

いずれも狭心症などの心疾患に用いられる治療薬のため、心臓病を治療中の方はステンドラを服用しないでください




過敏症

ステンドラおよび有効成分のアバナフィルに対して過敏反応を示した経験がある人は、ステンドラを服用しないでください。

過敏反応を示した経験を持つ方がステンドラを服用すると、そう痒症や眼瞼腫脹を引き起こす可能性があります。




併用してしまった際の対処法

ステンドラと併用禁忌薬を服用してしまったら、両剤を携行して直ちに医師の診察を受けてください

狭心症の治療中の方がステンドラを服用した場合、発作が起きても12時間は治療薬を服用できないため注意が必要です。

命を落としてしまってはEDの改善どころではないため、何らかの病気を治療中もしくは治療薬を服用中の方は、必ずステンドラの併用禁忌を知っておいてください。


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ステンドラを服用してはいけない人

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硝酸剤を服用している方や過敏症の既往がある方はステンドラの服用が禁止されていますが、以下に該当する方もステンドラを服用しないでください

  • CYP3A4阻害剤を服用中の人
  • 非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)の危険因子を持つ人
  • 突発性難聴を発症した経験がある人
  • アルファ遮断薬およびその他の降圧薬を服用している人
  • 多量の飲酒をする人
  • ステンドラ以外のED治療薬を服用している人
  • 出血性疾患を持っている人

ここでは、ステンドラを服用してはいけない人について解説します。




心血管系のリスクがある人

ステンドラをはじめとするED治療薬は、心血管系のリスクがあり、性行為が推奨されない人に使用すべきではありません。

特に以下の病気および症状をお持ちの人は、絶対にステンドラを服用しないでください

  • 左心室流出閉塞症(大動脈狭窄症、特発性肥厚性大動脈下狭窄症)をお持ちの人
  • 6ヶ月以内に心筋梗塞、脳梗塞、脳出血を発症した人
  • 6ヶ月以内に生命を脅かすほどの不整脈を発症した人、および冠動脈血行再建術を受けた人
  • 低血圧・高血圧の人
  • 狭心症の人

性行為中は心拍数や血圧、心筋酸素消費量が増加するため、性行為を医師から禁止されている方はステンドラを服用しないでください




CYP3A4阻害剤を服用中の人

以下のCYP3A4阻害剤を服用中の人は、ステンドラを服用しないでください

  • リトナビル
  • アタザナビル
  • クラリスロマイシン
  • インジナビル
  • イトラコナゾール
  • ネファゾドン
  • ネルフィナビル
  • サキナビル
  • テリスロマイシン

また、以下のCYP3A4阻害剤を服用中の人は、アバナフィルの最大用量を50mgに限ってステンドラを服用してください。

  • エリスロマイシン
  • アンプレナビル
  • アプレピタント
  • ジルチアゼム
  • フルコナゾール
  • ホスアンプレナビル
  • ベラパミル




非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)の危険因子を持つ人

外国ではステンドラなどのPDE5阻害剤の服用にともない、非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)を発症した例が報告されています。

ステンドラとの因果関係は明らかにされていませんが、糖尿病や高血圧、冠動脈障害、脂質異常症、喫煙などの危険因子を持つ方は、ステンドラを服用しないでください


突発性難聴を発症した経験がある人

ステンドラをはじめとするPDE5阻害薬を服用すると、突然の聴力低下や耳鳴り、めまいなどを生じるケースがあります。

上記の症状とステンドラとの因果関係は明らかにされていませんが、発症した際には服用を直ちに中断し、専門医の診察を受けてください。


アルファ遮断薬およびその他の降圧薬を服用している人

アルファ遮断薬およびその他の降圧薬には、ステンドラと同様に血管を拡張し、血圧を下げる作用があります。

ステンドラと併用すると症候性低血圧によりめまいや立ちくらみ、失神などを引き起こす可能性があります。



多量の飲酒をする人

アルコールはステンドラの併用禁忌ではありませんが、多量に飲酒をすると血管拡張作用により起立性調節障害を引き起こす恐れがあります。



ステンドラ以外のED治療薬を服用している人

ステンドラなどのED治療薬に限らず、同じような作用機序を持つ医薬品の併用は原則として禁止されています。

バイアグラやレビトラ、シアリスにはステンドラと同様の作用機序があるため、併用は避けてください。



出血性疾患を持っている人

出血性疾患および活動性消化性潰瘍を持っている人に対しては、ステンドラの安全性が確認されていません



まとめ

まとめ見出し画像

今回はステンドラの併用禁忌について解説しましたが、用法・用量を守って正しく服用すればそれほど危険な医薬品ではありません

しかし、ステンドラには血管を拡張する作用があるため、心血管系の疾患をお持ちの方や、同様の作用機序を持つ治療薬を服用中の方は、原則としてステンドラを服用しないでください。

ステンドラは国内未承認薬の医薬品であるため、自分の判断で服用して重篤な副作用が起こっても、医薬品副作用救済制度が適用されません

ステンドラに限らず、医薬品を服用する際には必ず併用注意や併用禁忌を確認し、用法・用量を守って正しく服用しましょう。

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