臨床試験の結果から読み解くステンドラの効果
第4のED治療薬として注目されているステンドラ。 この記事はより深くステンドラを知りたい方に向けて、臨床試験結果に基づいて解説します。
お薬通販部スタッフ【監修】

ステンドラはアメリカやヨーロッパを中心に販売されている、アバナフィルを有効成分として配合した第4のED治療薬です。
ED治療薬の元祖であるバイアグラよりも即効性があり、食事やアルコールの影響を受けにくいことから、日本でも処方しているクリニックがあります。
目次
ステンドラの有用性について

ステンドラを用いた最長3ヶ月におよぶ3件の無作為二重盲検プラセボ対象並行群間試験において、以下のような結果が出ています。
国際勃起機能スコア
IIEF(International Index of Erectile Function:国際勃起機能スコア)に基づいた臨床試験において、ステンドラの服用前と服用後で以下のような変化が見られました(30点満点)。
プラセボ群 | 50mg投与群 | 100mg投与群 | 200mg投与群 | |
臨床試験終了時の数値 | 15.3 | 18.1 | 20.9 | 22.2 |
ベースラインからの変化 | 2.9 | 5.4 | 8.3 | 9.5 |
ステンドラを服用したグループでは、いずれもプラセボ群に比べて国際勃起機能スコアに有意な改善が見てとれます。
挿入成功率
被験者が「パートナーの膣に挿入できたか」に関する臨床試験において、ステンドラの服用前と服用後で以下のような変化が見られました。
プラセボ群 | 50mg投与群 | 100mg投与群 | 200mg投与群 | |
臨床試験終了時の数値 | 53.8% | 64.3% | 73.9% | 77.3% |
ベースラインからの変化 | 7.1% | 18.2% | 27.2% | 29.8% |
プラセボ群でも若干の変化が見られますが、ステンドラを服用した群では挿入成功率に著明な改善が見られます。
勃起の継続時間
被験者が「性交を終えられるまでに十分な勃起が維持できたか」に関する臨床試験において、ステンドラの服用前と服用後で以下のような変化が見られました。
プラセボ群 | 50mg投与群 | 100mg投与群 | 200mg投与群 | |
臨床試験終了時の数値 | 27.0% | 41.3% | 57.1% | 57.0% |
ベースラインからの変化 | 14.1% | 27.8% | 43.4% | 44.2% |
プラセボ群でも若干の改善が見られますが、ステンドラを服用した群では勃起の継続時間に著明な変化が見られます。
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糖尿病患者を対象とした臨床試験

EDには器質性と機能性の2タイプがありますが、いずれも真性糖尿病が原因となるケースがあります。
真性糖尿病とは主に免疫異常によって膵島β細胞が破壊される1型糖尿病と、主に生活習慣が原因で後天的に発症する2型糖尿病を意味します。
1型および2型糖尿病患者を対象に行われたステンドラ(100mgおよび200mg)を用いた無作為化二重盲検並行試験において、以下の結果が得られました。
国際勃起機能スコア
IIEF(International Index of Erectile Function:国際勃起機能スコア)に基づいた臨床試験において、ステンドラの服用前と服用後で以下のような変化が見られました(30点満点)。
プラセボ群 | 100mg投与群 | 200mg投与群 | |
臨床試験終了時の数値 | 13.2 | 15.8 | 17.3 |
ベースラインからの変化 | 1.8 | 4.5 | 5.4 |
プラセボ群ではベースラインからの変化率に乏しいですが、ステンドラを服用した群では、国際勃起機能スコアに有意な改善が見てとれます。
挿入成功率
被験者が「パートナーの膣に挿入できたか」に関する臨床試験において、ステンドラの服用前と服用後で以下のような変化が見られました。
プラセボ群 | 100mg投与群 | 200mg投与群 | |
臨床試験終了時の数値 | 42.0% | 54.0% | 17.3% |
ベースラインからの変化 | 7.5% | 21.5% | 25.9% |
プラセボ群でもベースラインから若干の変化が見られますが、ステンドラを服用した群では挿入成功率に著明な改善が見られます。
勃起の継続時間
被験者が「性交を終えられるまでに十分な勃起が維持できたか」に関する臨床試験において、ステンドラの服用前と服用後で以下のような変化が見られました。
プラセボ群 | 100mg投与群 | 200mg投与群 | |
臨床試験終了時の数値 | 20.5% | 34.4% | 40.0% |
ベースラインからの変化 | 13.6% | 28.7% | 34.0% |
プラセボ群でもベースラインから若干の改善が見られますが、ステンドラを服用した群では勃起の継続時間に大きな変化が見られます。
まとめ

ステンドラはバイアグラ・レビトラ・シアリスに次ぐ第4の治療薬として、アメリカやヨーロッパ、オーストラリア、韓国などで利用されています。
ステンドラの有効成分であるアバナフィルには、陰茎への血流を促進して勃起をサポートする作用があります。
添付文書に記載されている臨床試験の結果を見ても、ステンドラの服用でED特有の症状改善につながることは明らかです。
ステンドラは1型および2型両方の糖尿病に効果があることから、器質性ED・機能性EDの両者に有効であると言えるでしょう。
国内では未承認のため、ステンドラを購入する際には信用できる個人輸入代行サイトを利用し、用法・用量を守って正しく服用してください。
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