ステンドラの有効成分アバナフィルとは?

ステンドラはメナリーニグループが開発した第4のED治療薬です。この記事ではステンドラの有効成分アバナフィルについて徹底解説します。

ステンドラ ED

記事公開日:2024.04.04

最終更新日:2024.05.15

お薬通販部スタッフ【監修】

ステンドラの有効成分アバナフィルとは?

世界の先進国でED(勃起不全)に悩まされる方は人口の1割とも言われており、日本でも1,100万人以上が勃起に関するお悩みを持っています。

現在は病院や専門の医療機関でEDを治療できる時代となっており、主な治療薬としてバイアグラとレビトラ、シアリスを用いるのが一般的です。

ステンドラはアバナフィルを有効成分として配合した医薬品で、バイアグラ・レビトラ・シアリスに次ぐ、第4のED治療薬として近年になり注目を集めています。

今回はステンドラの有効成分であるアバナフィルについて解説します。




ED治療薬の歴史

ED治療薬の歴史の見出し画像

ED治療薬にはバイアグラ(有効成分シルデナフィル)、レビトラ(同バルデナフィル)、シアリス(同タダラフィル)、ステンドラ(同アバナフィル)などがあります。

はじめに、ED治療薬がどのようにして登場したのか歴史について見ていきましょう。


バイアグラ

バイアグラには有効成分としてシルデナフィルが配合されていますが、もともとEDの治療薬としてではなく、狭心症の治療薬として開発が進められていました。

しかし、研究を続けるうちにシルデナフィルが狭心症の改善に適していないと判明したため、被験者に対してシルデナフィル錠の返却を求めました。

ところが、シルデナフィル錠の服用によって勃起機能の向上が見られたため、被験者が返却を渋ったという経緯があります。

その後、研究を重ねていくうちにシルデナフィルにはEDの原因であるPDE(ホスホジエステラーゼ5)の作用を阻害し、勃起をサポートする作用があると判明しました。

シルデナフィル錠はやがてバイアグラと名付けられ、1998年の1月にアメリカで販売が開始されると、わずか数週間で多くの方にED治療薬として認知されるようになりました。


レビトラ

レビトラは世界で2番目に登場したED治療薬で、ドイツのバイエル・ファーマシューティカルズとイギリスのグラクソ・スミスクライン株式会社、アメリカのシェリング・プラウの3社が共同開発しました。

バイアグラは狭心症の治療薬として研究していたところ、偶然勃起機能の改善効果があると分かり、商品化に至りました。

一方、レビトラは当初からバイアグラの有効成分であるシルデナフィルの欠点(食事の影響を受ける)を補完する目的で開発された点が大きな違いです。

レビトラの有効成分であるバルデナフィルには、その他のED治療薬(バイアグラ・シアリス)に比べて即効性を期待できる点も特徴の1つです。

治療薬効果があらわれるまでの時間
バイアグラ50mgデータなし
バイアグラ100mg(非承認)14分
レビトラ10mg10分
レビトラ20mg11分
シアリス10mg30分以内ではプラセボ群と比べ有意差なし
シアリス20mg16分

レビトラの国内での販売は2022年に終了しましたが、現在ではジェネリックのバルデナフィル錠が世界各国で使用されています。




シアリス

バイアグラの有効成分であるシルデナフィルと、レビトラの有効成分であるバルデナフィルは似通った構造をしているため、効果の発現時間や作用時間に大差がありません。

一方、シアリスの有効成分であるタダラフィルは、バイアグラやレビトラに比べて作用時間が長い点が特徴です。

バイアグラやレビトラの効果はおよそ5時間続きますが、シアリスの効果は36時間と長くなっています。

バイアグラやレビトラの有効成分が水に溶けやすいため即効性があるのに対し、シアリスの有効成分タダラフィルは体内に吸収されるのに時間が掛かるため、効果の発現に時間が掛かる分、作用時間が長いのです。

シアリスは2003年にイーライリリー株式会社によって製造・販売され、日本では2007年に認可されています。




ステンドラ

ステンドラはアメリカの製薬会社であるバイバス社が製造・販売している、第4のED治療薬です。

有効成分のアバナフィルは2012年の4月にアメリカ国内で認可を受け、韓国やヨーロッパでも販売されています(米国以外は商品名スペドラ)。

レビトラと同様に食事の影響を受けにくいうえ、レビトラよりも高い即効性を期待できる点が特徴の1つです。

ステンドラは国内では未承認ですが、個人輸入代行サイトなどから100mg・200mgのステンドラを購入可能です。



ステンドラの購入はこちら

ステンドラの商品画像

ステンドラは3大ED治療薬のメリットを兼ね備える第4世代のED治療薬です

1箱:9,480円~


アバナフィルの構造

アバナフィルの構造の見出し画像

ステンドラの有効成分であるアバナフィルの分子式は「C23H26ClN7O3」、分子量は「483.95」です。

ステンドラの効果が最大になるのは服用後およそ20分から30分で、効果の持続時間はおよそ5時間から10時間とされています。




     

アバナフィルの作用機序

アバナフィルの作用機序の見出し画像

ED(勃起不全)を発症している方の多くに、陰茎海綿体へ送られる血液量の減少が見られます。

逆に考えると、陰茎海綿体へと送られる血液の量を増やせば、勃起を起こすことが可能という訳です。

アバナフィルは以下2つの作用によって勃起をサポートする点が特徴です。


PDE5を阻害

ステンドラの有効成分であるアバナフィルには、勃起を妨げる原因となるPDE5の働きを阻害して、cGMP(環状グアノシン一リン酸)のレベルを増加させる作用があります。

cGMPのレベルが増加すると陰茎海綿体に送られる血液の量が増加するため、性的興奮にともなう勃起を引き起こしやすくなります。




作用時間

アバナフィルの作用は服用後15分ほどであらわれ始めるため、性交の15分以上前にステンドラを服用してください。

ステンドラの服用は1日1錠に限られ、連日服用する場合は24時間以上の間隔を設ける必要があります。

健康な成人男性の場合は100mgのアバナフィル錠を服用しますが、100mgでは十分な効果が得られない方で、アバナフィルに対する忍容性が良好な方は200mgまで増量可能です。




アバナフィルを有効成分とするジェネリックについて

アバナフィルを有効成分とするジェネリックについての見出し画像

アバナフィルを有効成分として配合しているステンドラのジェネリック医薬品としては、アバナやドラスマ、スーパーアバナ、エクストラスーパーアバナなどが知られています。

いずれもインドの製薬会社が製造・販売しているジェネリック医薬品で、個人輸入代行サイトなどから購入可能です。

ステンドラやジェネリック医薬品はいずれも国内での承認を受けておらず、偽物をつかまされる可能性もあるため、信頼できる個人輸入代行サイトを選ぶのがポイントです。




まとめ

まとめ見出し画像

ステンドラはバイアグラ・レビトラ・シアリスに次ぐ第4のED治療薬として注目されており、ヨーロッパやオーストラリアなどではスペドラの名前で販売されています。

レビトラと同様に食事の影響を受けにくく、レビトラよりもさらに即効性を期待できる点が特徴です。

有効成分のアバナフィルには勃起を妨げるPDE5を阻害し、陰茎に送られる血液量を増加させ、勃起をサポートする作用があります。

国内では承認されていない医薬品のため、信頼できる個人輸入代行サイトを通じて購入し、用法・用量を守って正しく服用してください。

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