肥満治療薬オルリファストの効果とは?肥満の定義や原因も紹介!
お薬通販部スタッフ【監修】
日本では男性のおよそ3割、女性のおよそ2割が肥満に該当するとされており、生活習慣病をはじめさまざまな疾患のリスクを高めています。
オルリファストは欧米を中心に多くの国で使用されている肥満治療薬「ゼニカル」のジェネリックです。
本記事では肥満の定義について分かりやすく解説するとともに、肥満治療薬オルリファストの効果を紹介します。
目次
肥満とは
肥満は単に体重が増加した状態だけを意味しません。
日本肥満学会が策定するガイドラインでは、肥満を「BMI(Body Mass Index:ボディマス指数)が25以上」の状態と定義しています。
BMIは計算式「体重(kg)÷(身長(m)の2乗)」で算出できるので参考にしてください。
肥満が抱えるリスク
肥満状態が継続すると脂質異常症(高脂血症)や糖尿病、高血圧、メタボリックシンドロームなどの発症リスクが増加します。
体重が増加すると筋肉や骨、関節にかかる負担が増大し、腰痛や坐骨神経痛、腱炎、変形性関節症などの整形外科的疾患も発症しやすくなります。
腰痛や変形性関節症を訴えて病院を受診した際に、体重を減らすよう指導されるのもそのためです。
また、体内に脂質を蓄積すると動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳卒中など重篤な病気を発症するリスクも増加します。
肥満の原因
肥満の主な原因は以下の通りです。
内分泌異常など何らかの病気が原因で肥満になるケースもありますが、大半は生活習慣に起因します。
中高年以降になると肥満の人が増えるのは、基礎代謝や筋力が低下し、摂取カロリーが消費カロリーを上回りやすくなるためです。
オルリファストの効果
オルリファストの効果について理解するためには、体内に脂肪が蓄積されるメカニズムについて知っておく必要があります。
私たちが食事から摂取した脂質は、体内に存在する酵素の一種であるリパーゼによって分解されます。
リパーゼによって分解された脂質は小腸から吸収され、やがて体脂肪として各部の脂肪組織に蓄えられます。
肥満治療薬オルリファストの有効成分であるオルリスタットには、リパーゼの働きを阻害する作用があります。
オルリスタットによってリパーゼの働きが阻害されると、脂肪が分解されずに体外へと排出されやすくなります。
効果があらわれるまでの期間
オルリファストを服用すると、およそ30分から1時間程度で効果があらわれ、2時間程度で半減します。
そのため、オルリファストは食事中、もしくは食後すぐに服用するのが基本です。
食事に掛ける時間によってはオルリファストを食前に服用しても構いませんが、食後すぐに服用するのがもっとも効果的です。
オルリファストを服用してからおよそ24〜48時間で吸収を阻害された脂質が体外へと排出されはじめます。
ただし、自分の判断でゼニカルの服用を中断すると、48〜72時間で効果が消失するため注意が必要です。
オルリファストのメリット
肥満の改善を目的としてオルリファストを利用するメリットは主に以下の3つです。
オルリファストの3つのメリットについてさらに詳しく見ていきましょう。
無理な食事制限が不要
オルリファストを服用するメリットの1つが、無理な食事制限が必要ない点です。
そのため、脂っこい食べ物を好む方でも、ストレスなくダイエットを続けられます。
リバウンドのリスクが低い
食事制限ダイエットを行うと、体脂肪だけでなく筋肉量も減少するためリバウンドしやすいうえ、かえって太りやすい体質になる恐れがあります。
オルリファストを服用すると無理な食事制限が必要ないため、リバウンドのリスクも低くなります。
副作用のリスクが比較的低い
日本で唯一認可されている肥満治療薬がマジンドールですが、副作用のリスクが比較的高い点がデメリットの1つです。
オルリファストは副作用のリスクが比較的低いため、長期的にダイエットを続けたい方におすすめです。
まとめ
オルリファストには世界各国で肥満治療薬として用いられている「ゼニカル」と同じ有効成分、オルリスタットが配合されています。
オルリスタットには体内の酵素の一種であるリパーゼの働きを阻害し、脂肪を吸収しにくくする作用があります。
日本では認可外の医薬品のため、オルリファストの購入を検討している方は個人輸入通販サイトを利用するのがおすすめです。
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