ED治療薬メガリスの効果とは?EDのメカニズムも解説!
お薬通販部スタッフ【監修】
メガリスはインドのマクレオーズが製造・販売しているED治療薬で、日本で認可されている代表的なED治療薬「シアリス」のジェネリック医薬品です。
シアリスと同じくメガリスは効果の持続時間がおよそ30時間から36時間と長く、効果もマイルドな点が特徴です。
本記事ではメガリスの効果やEDのメカニズムについて、はじめての方にも分かりやすく解説します。
目次
EDとは
日本では勃起不全と呼ばれるEDは、英語の「Erectile Dysfunction」に由来しています。
勃起不全と聞くと性的刺激があっても勃起が起こらないイメージをお持ちの方も多いですが、ED診療ガイドラインでは以下のように定義されています。
『満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続・再発すること』
EDの症状を簡単に説明すると以下のようになります。
上記のような症状がある方は、EDを発症している疑いがあるといえます。
勃起が起こるメカニズム
メガリスをはじめとするED治療薬の効果について理解するには、そもそもどのようにして勃起が起こるのか、メカニズムについて知っておく必要があります。
勃起が起こり、やがて鎮静化するメカニズムは以下の通りです。
勃起が起こる大前提として、何らかの性的な刺激が男性に加わらなければなりません。
ED治療薬は性欲増進材や催淫剤のように強制的に勃起を起こすのではなく、自然な勃起をサポートする点が特徴です。
そのため、メガリスを服用すれば勝手に勃起が起こるのではなく、性的刺激が必要だということを知っておく必要があります。
EDの仕組み
勃起を起こすためには陰茎海綿体に十分な量の血液が送られなければなりません。
陰茎海綿体に血液を送る際に、重要な働きをするのが環状グアノシン一リン酸(cGMP)です。
環状グアノシン一リン酸は一酸化窒素(NO)の働きにより増加し、陰茎海綿体の血管を弛緩させることで勃起を促します。
しかし、EDを発症している方は環状グアノシン一リン酸が増加せず、勃起を鎮めるホスホジエステラーゼ5(PED5)のみが正常に働いている傾向にあります。
ホスホジエステラーゼ5には環状グアノシン一リン酸を破壊する働きがあるため、結果として勃起が起こりにくくなるのです。
メガリスの有効成分であるタダラフィルには、ホスホジエステラーゼ5の働きを阻害して環状グアノシン一リン酸を増加させる作用があるため、自然な勃起をサポートする効果が期待できます。
EDの原因
EDは大きく「器質性ED」「機能性ED」「混合性ED」の3種類に分けられ、それぞれに原因が異なります。
器質性EDの原因は何らかの病気やケガです。
例えば糖尿病が重症化して糖尿病性神経障害を発症すると、脳から陰茎に送られる神経伝脱が阻害されるため、勃起が起こりにくくなります。
機能性EDは心因性EDとも呼ばれており、過去の性交にまつわるトラウマや失敗、ストレス、不安などが原因です。
混合性EDは器質性EDと機能性EDの両方の特徴を備えており、中高年以降に多く見られる傾向にあります。
メガリスの効果
ED治療薬のメガリスには、主に以下3つの効果が期待されています。
ここでは、メガリスの服用で得られる3つの効果について解説します。
自然な勃起をサポートする
メガリスにはED治療薬シアリスと同じ有効成分タダラフィルが含まれているため、シアリスの添付文書を基にメガリスの効果について解説します。
EDの3大治療薬がバイアグラ・レビトラ・シアリスですが、それぞれ以下のような特徴があります。
バイアグラ | レビトラ | タダライズ | |
有効成分 | シルデナフィル | バルデナフィル | タダラフィル |
勃起力 | 強い | とても強い | マイルド |
効果が出始めるまで | およそ60分 | およそ20分 | およそ60分 |
効果の持続時間 | およそ5時間 | およそ6時間 | およそ36時間 |
食事の影響 | 受けやすい | やや受けにくい | 受けない |
バイアグラは世界で初めて開発されたED治療薬ですが、勃起強度が強いものの、効果があらわれるまでにやや時間が掛かり、効果の持続時間も短い点が特徴です。
レビトラはバイアグラの欠点を補う目的で製造されたため、勃起強度がとても強く、即効性と持続時間に関してもバイアグラよりも優れています。
シアリスはそもそもバイアグラやレビトラとは異なり、マイルドな効果が長時間にわたり持続する目的で開発・製造されています。
そのため、効果があらわれるまでにやや時間が掛かるものの、効果の持続時間が30時間から36時間と長い点が特徴です。
また、シアリスは時間をかけてゆっくりと体内に吸収されるため、バイアグラやレビトラと異なり食事の影響を受けにくいといったメリットもあります。
メガリスにはシアリスと同じ有効成分であるタダラフィルが配合されているため、シアリスと同じく自然な勃起をサポートする効果が期待できます。
生活習慣病の改善・予防
メガリスの有効成分であるタダラフィルには陰茎海綿体の血管を弛緩させる働きがありますが、全身の血管を拡張する作用も確認されています。
血液には全身に酸素と栄養を運ぶ働きがあるため、メガリスの服用により全身の栄養状態が向上すると、生活習慣病の改善・予防効果も期待できます。
充実した性生活をサポートする
メガリス(シアリスのジェネリック医薬品)は、バイアグラ・レビトラと比べて効果の持続時間が長い点が特徴です。
1回に1錠を服用すると効果が30時間から36時間持続するため、その間に静的な刺激を受けると自然な勃起が起こりやすくなります。
バイアグラやレビトラは効果の持続時間が短いため、有効成分が働いている間に静的な刺激を受けなければなりません。
そもそも機能性ED(心因性ED)は「性行為がスムーズにできるか不安」で起こるケースが多いため、勃起しなければと焦れば焦るほどうまくいかなくなります。
メガリスの場合は効果の持続時間がかなり長いため、勃起が起こるまで気長に待てる点がメリットと言えます。
メガリスと性欲について
メガリスを始めとするED治療薬に関してよくある勘違いが、服用すれば勃起が起こるというものです。
ED治療薬は催淫剤や性欲増進剤とは異なり、強制的に勃起を引き起こす医薬品ではありません。
勃起を起こしやすくするためにはED治療薬を服用したうえで、性的な刺激が加わる必要があります。
逆に言えば性的な刺激が加わらなければ意図しない勃起は起こらないため、服用をためらう必要はありません。
病気が原因のEDに対するメガリスの効果
器質性EDを引き起こす原因の1つが、糖尿病の三大合併症の1つである糖尿病性神経障害です。
糖尿病性神経障害を発症すると、性的な刺激を受けても脳から陰茎へと興奮が伝わらないため、勃起が起こりにくくなります。
海外で行われた糖尿病患者を対象としたランダム化対照試験では、メガリスの有効成分であるタダラフィルを服用した被験者に関して、膣への挿入や性交の完了に有意な改善が見られました。
まとめ
ED治療薬としてはバイアグラ・レビトラ・シアリスがよく知られていますが、メガリスにはシアリスと同じく有効成分としてタダラフィルが配合されています。
タダラフィルには陰茎に送られる血液量を増加させる作用があり、30時間から36時間に渡り正常な勃起をサポートする働きが期待できます。
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