ラブグラとの併用に注意するべきお薬は?理由も詳しく解説

ラブグラとの併用に注意するべきお薬を解説します。併用に注意する理由も解説しているので、ラブグラの服用を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

お薬通販部スタッフ[監修]

ラブグラとの併用に注意するべきお薬は?理由も詳しく解説

ラブグラは、女性のナイトライフにおける感度を高め性行為による満足度を高める効果が期待されるバイアグラのジェネリック医薬品です。

女性の中には、不感症で悩んでいる方や、濡れにくいなど性行為の悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。

ラブグラは、バイアグラの有効成分でもあるシルデナフィルが含まれており、不感症や性交時の痛みに悩む女性の助けになるお薬とされています。

本記事では、ラブグラとの併用に注意が必要なお薬と、服用に注意が必要な人について解説しています。

ラブグラとの併用に注意するべきお薬

ラブグラには、併用に注意すべきお薬があります。

具体的には、チトクロームP450 3A4阻害薬や、降圧剤、α遮断剤などです。

それぞれ、併用に注意するべき理由も含めて、解説します。

チトクロームP450 3A4阻害薬

ラブグラと併用に注意するべきお薬の1つ目はチトクロームP450 3A4阻害薬です。

チトクロームP450 3A4とは、お薬を代謝する酵素の一種です。

チトクロームP450 3A4阻害薬には、このチトクロームP450 3A4の働きを弱める作用があります。

チトクロームP450 3A4の働きが弱まると、血中濃度が上昇して効き目が強くなり、副作用が起きやすくなる恐れがあります。

ラブグラと併用することによりラブグラの効果や副作用が強く出すぎてしまう恐れがあるため、併用には注意が必要です。

主なチトクロームP450 3A4阻害薬は以下の通りです。

  • エリスロマイシン
  • シメチジン
  • アタザナビル
  • クラリスロマイシン
  • エンシトレルビルフマル酸 など

記載しているお薬以外にも心当たりのある方は注意が必要です。





チトクロームP450 3A4誘導薬

ラブグラとの併用を注意するべきお薬の2つめはチトクロームP450 3A4誘導薬です。

チトクロームP450 3A4誘導薬は、先ほど紹介したチトクロームP450 3A4の働きを強くする効果があり、お薬の効果が弱まってしまう恐れがあります。

そのため、ラブグラとチトクロームP450 3A4誘導薬と併用すると、ラブグラの主成分であるシルデナフィルクエン酸塩の血中濃度が下がり、効き目が悪くなる恐れがあります。

ラブグラの効果を発揮するためにも、チトクロームP450 3A4誘導薬との併用には注意してください。

主なチトクロームP450 3A4誘導薬は以下の通りです。

  • ボセンタン
  • リファンピシン など



降圧剤

ラブグラとの併用を注意するべきお薬の3つめは、降圧剤です。

降圧剤とは、高血圧の方が服用するお薬で、血圧を下げる作用があります。

ラブグラの有効成分であるシルデナフィルにも、血管拡張作用により血圧が下がる恐れがあるため、降圧薬と併用すると、血圧を低下させる作用が強くなり、ふらつき、めまいなどを起こす恐れがあるのです。

降圧薬には、さまざまな種類があり、アムロジピン等の降圧剤を併用することで降圧作用が増強されたとの報告がされています。



α遮断剤

ラブグラとの併用を注意するべきお薬の4つめはα遮断剤です。

α遮断剤とは、交感神経にあるα受容体の働きを抑制するお薬のことです。

α遮断薬には、血管を拡張させて血圧を下げる働きがあります。

ラブグラの有効成分であるシルデナフィルにも、同様に血管を拡張して血圧を下げる働きがあるため、併用すると過度に血圧が下がってしまう恐れがあります。

血圧が下がることで、めまい、ふらつきなどが起こる恐れがあるため、併用には注意しましょう。



カルペリチド

ラブグラとの併用を注意するべきお薬の5つめはカルペリチドです。

カルペリチドは、血管を拡張したり、利尿作用を起こす働きがあります。

カルペリチドとラブグラの有効成分であるシルデナフィルを併用すると、降圧作用が強くなる恐れがあることが報告されています。

ラブグラにも、血管を拡張して血圧を下げる働きがあり、カルペリチドとの併用で血圧が下がり、ふらつき、めまいが起こることがあるため、併用には注意してください。



ラブグラの商品画像

ラブグラは、アジャンタファーマ社が開発した女性用バイアグラとも呼ばれるシルデナフィル配合の医薬品です。女性機能障害改善を目的とした治療薬で、不感症改善やオーガズム障害改善、性的興奮を促す効果があります。


1箱:980円~


その他併用に注意が必要なもの

シルデナフィルには併用に注意が必要な食品があります。

併用すると、ラブグラの効果が増強される危険性があり、副作用のリスクが高くなってしまいます。

併用に注意するべき食品は以下のものです。

  • グレープフルーツジュース
  • 牛乳 など



グレープフルーツジュースとシルデナフィルを併用すると、シルデナフィルの効果が強く出る危険性があります。

牛乳は含んでいるカルシウムによってシルデナフィルの吸収が遅くなり、シルデナフィルの効果が弱まってしまう恐れがあります。

ラブグラを水で服用した後に、グレープフルーツジュースや牛乳を飲んだ場合でも、併用したときと同じ影響を受ける恐れがあるので、ラブグラの効果がなくなる36時間後までは飲まないでください。


ラブグラの服用に注意するべき人の特徴

次に該当する人は、ラブグラの服用に注意が必要です。

特徴理由
脳梗塞や脳出血、心筋梗塞の既往歴が最近6ヶ月以内にある人有効性や安全性が確立されていません。
出血性疾患または消化性潰瘍がある人安全性が確立されていません。
低血圧、体液減少、重度左心室流出路閉塞、自律神経機能障害などがある人ラブグラの使用によりこれらの疾患が増悪する恐れがあります。
網膜色素変性症の人遺伝的障害をもつ症例がわずかですが報告されています。
肺静脈閉塞性疾患の人安全性が確立されていません。
出血の危険因子がある肺動脈性高血圧症の人ラブグラの服用により鼻出血など出血の危険性が高まることがあります。
腎機能や肝機能が落ちている人ラブグラの効果が強く出過ぎる恐れがあります。



まとめ

まとめの見出し画像

ラブグラとの併用に注意するべきお薬は、以下の5つです。

  • チトクロームP450 3A4阻害薬
  • チトクロームP450 3A4誘導薬
  • 降圧剤
  • α遮断剤
  • カルペリチド



チトクロームP450 3A4に関連する2つのお薬は、ラブグラのお薬の効果が強く出すぎてしまったり、弱くなってしまったりする恐れがあります。

また、降圧剤、α遮断剤、カルペリチドは、どれも血圧を下げる作用があるため、ラブグラとの併用で、血圧が下がりすぎてしまう恐れがあります。

この記事で挙げたお薬を服用している人は、ラブグラを自己判断で服用せずに、医師または薬剤師に相談してください。


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    980円~

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