フォシーガの危険な飲み合わせとは?併用してはいけない人について
医薬品には飲み合わせがあるため、服用前に併用禁忌について知っておくことは重要です。フォシーガの併用禁忌や併用してはいけない人について解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

フォシーガは、有効成分としてダパグリフロジンを配合した糖尿病治療薬です。
フォシーガに限らず医薬品には飲み合わせがあるため、服用前に併用禁忌をしておくことは安全に服用するうえでも欠かせません。
本記事ではフォシーガの併用禁忌、および併用してはいけない人について解説します。
目次
併用禁忌とは?

併用禁忌とは、特定の医薬品と併用することで効果を増強・減弱させたり、副作用のリスクを高めたりする医薬品を意味します。
そのため、何らかの病気をお持ちの人や服用中の医薬品がある人は、追加で治療薬を服用する際には注意が必要です。
フォシーガには併用禁忌薬はない
糖尿病治療薬のフォシーガには、原則として併用禁忌薬がありません。
そのため、何らかの病気をお持ちの方でも比較的安全にフォシーガを服用できます。
しかし、以下の医薬品を服用中の方は、自分の判断でフォシーガを服用しないでください。
フォシーガを服用してはいけない人

フォシーガには原則として併用禁忌の薬はありませんが、以下に該当する方は自分の判断でフォシーガを服用しないでください。
過敏症の既往歴をお持ちの人
フォシーガの成分に対する過敏症の既往歴をお持ちの人は、原則としてフォシーガを服用しないでください。
重症ケトーシスをお持ちの人
重症ケトーシスをお持ちの人は、原則としてフォシーガを服用しないでください。
膵臓から分泌されるインスリンが不足すると体内の糖分をエネルギーに替えられなくなるため、脂肪が分解されてエネルギーに替えられます。
脂肪が分解される際にケトン体と呼ばれる物質が増加し、ケトーシスと呼ばれる状態を引き起こしやすくなります。
ケトーシス自体は糖質制限によって引き起こされるケースもありますが、重症ケトーシスを発症すると血液中のケトン体が1,000μmol/L程度になる点が特徴です。
1型糖尿病の方は特に重症ケトーシスを発症するリスクが高くなるため、フォシーガの服用には注意が必要です。
糖尿病性昏睡または前昏睡の人
糖尿病性昏睡または前昏睡の人はインスリンにより血糖値を速やかに下げる必要があるため、フォシーガの服用に適していません。
重症感染症の人や手術前後の人、重篤な外傷のある人
重症感染症の人や手術前後の人、重篤な外傷のある人で糖尿病をお持ちの場合、インスリン注射によって血糖値を管理する必要があるため、フォシーガの服用に適していません。
重度の腎機能障害をお持ちの人
重度の腎機能障害をお持ちの人に関しては、血糖コントロールを目的とするフォシーガの服用が禁止されています。
他のSGLT2阻害薬を服用している人
フォシーガはSGLT2阻害剤に分類される糖尿病治療薬のため、その他のSGLT2阻害剤を併用しないでください。
その他のSGLT2阻害剤とフォシーガを併用すると、血糖値が下がりすぎて低血糖症状を引き起こすリスクが増加します。
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フォシーガの服用で思わぬ健康被害を起こした場合の対処法

フォシーガの服用で思わぬ健康被害を起こしたら、速やかにかかりつけ医の診察を受けてください。
フォシーガは血糖値のコントロールを目的として服用するケースが多いため、自分の判断で服用を中断するのはNGです。
まとめ

肥満治療薬のフォシーガには併用禁忌がないため、比較的安全に服用できる医薬品といえます。
しかし、中にはフォシーガの服用が適していない方もいるため、自分の判断で服用せず、医師や薬剤師に相談することが重要です。
今回の記事を参考にフォシーガを正しく服用し、糖尿病の改善やダイエットの成功にお役立てください。
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