いま知っておくべき、エスゾピクロンの副作用と対処法を徹底解説

エスゾピクロンは寝つきが悪いタイプの不眠症の症状改善に利用されているお薬です。症状改善に効果がある反面、副作用が発生する場合もあります。この記事ではエスゾピクロンの服用で見られる副作用の内容と、その対処法についてご説明します。

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記事公開日:2025.05.09

最終更新日:2025.05.09

お薬通販部スタッフ[監修]

いま知っておくべき、エスゾピクロンの副作用と対処法を徹底解説

エスゾピクロンは不眠症の症状改善に効果があり、広く利用されています。

エスゾピクロンは主に睡眠時の寝つきの悪さの改善に効果がある一方で、体調不良の原因となる副作用が発生することもあります。

この記事ではエスゾピクロンの服用で見られる副作用と、副作用が現れた場合の対処法について解説します。

エスゾピクロンの作用

エスゾピクロンの作用の見出し画像

エスゾピクロンは中枢神経に作用し、神経伝達物質であるGABAの作用を促します

GABAの作用によって脳の活動が抑制されることで催眠作用をもたらし、眠りにつきやすくなります。

エスゾピクロンは作用するまでに要する時間や効果の持続時間が短いため入眠障害の症状改善に利用されており、エスゾピクロンの催眠作用の有効性は臨床試験の結果により証明されています。



エスゾピクロンの副作用

エスゾピクロンは入眠障害の症状改善に有効性がありますが、服用によって副作用が現れることがあります。

エスゾピクロンの服用で現れる副作用の種類は、眠気の症状のような軽い症状からアナフィラキシーのような重大な症状までさまざまです。

ここではエスゾピクロンの副作用について、重大な副作用と頻発しやすい副作用に分けてご説明します。


重大な副作用

エスゾピクロンの服用では、次に挙げるような重大な副作用が見られる可能性があります。

重大な副作用副作用の発症時に見られる症状
ショック、アナフィラキシーじんましん、血管浮腫(皮膚や口の粘膜の腫れ)
薬物依存服用の中止による離脱症状
(不安、異常な夢、吐き気、胃の不調、反跳性不眠*など)
呼吸抑制炭酸ガスナルコーシス**による意識障害
自発呼吸の減弱
肝機能障害血液検査において以下の数値上昇をともなう肝機能障害や黄疸
・AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)
・ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)
・γ-GTP(ガンマグルタミルトランスペプチダーゼ)
精神症状、意識障害悪夢、意識レベルの低下、興奮、錯乱、幻覚、せん妄など
一過性前向性健忘、もうろう状態
睡眠随伴症状(夢遊症状など)
一時的に記憶を思い出したり、新しいことを覚えることができない
覚醒しない状態で歩いたり動いたりする
反跳性不眠:投与量の急激な減少や休止により、服用前よりも強い不眠が生じる症状
**炭酸ガスナルコーシス:呼吸の抑制により体内に炭酸ガスがたまり意識障害や頭痛をきたす状態

重大な副作用を発症する確率は非常に低いですが、以上のような症状が見られた場合にはできる限り早めに医療機関を受診しましょう




頻発しやすい副作用

国内の不眠症患者に対する長期投与試験では、エスゾピクロンを服用した人の48%に副作用が認められたことが報告されています。

エスゾピクロンの服用では以下のような副作用が現われる場合があります。

副作用の種類3%以上1-3%1%未満頻度不明
精神神経系傾眠頭痛
浮動性めまい*
不安
注意力障害
異常な夢
うつ病
神経過敏
記憶障害
錯感覚**など
過敏症発疹、かゆみ
消化器味覚障害口の渇き口腔内不快感、口内乾燥
下痢、便秘、吐き気
消化不良、嘔吐
肝臓AST、ALT、ALP、γ-GTPビリルビンの上昇
その他倦怠感、湿疹
尿中ブドウ糖陽性
尿中血陽性
性欲減退、筋肉痛
偏頭痛、背部痛
高血圧など
*浮動性めまい:雲の上を歩いているような感覚やふわふわとした感覚を抱くタイプのめまいのこと。目の前がぐるぐると回るタイプの回転性めまいとは異なる
**錯感覚:通常とは異なる感覚の異常のこと。触覚を痛みやピリピリとした感覚と感じることが多い

エスゾピクロンの服用で現れる副作用は味覚症状が最も多く36.3%に現れ、3.7%の人には傾眠(周りの刺激を受けると目を覚ますが、放っておくと眠ってしまう状態)が見られたことが報告されています。




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副作用の対処法

エスゾピクロンの服用によって副作用が現れた場合には十分な観察を行い、服用の中止を検討することが大切です。

傾眠の症状が現れた場合は、お薬が効きすぎている可能性があるため、不眠症状を検討しながら服用量を減らすことも効果的です。

服用後にじんましんが出た場合や不安感、反跳性不眠のような症状が現れた場合は、アナフィラキシーや薬物依存のサインである可能性があります。

時間を空けず早めに医療機関を受診し、医師の診察を受けるようにしましょう。




まとめ

まとめの見出し画像

エスゾピクロンは入眠障害の改善に有効性があるお薬ですが、服用によって副作用が見られることもあります。

服用する際には注意して観察し、違和感や副作用の症状が見られた場合には服用をやめ、必要に応じて医療機関を受診しましょう。

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