ダパリルの服用方法と注意点について!
ダパリルは有効成分としてダパグリフロジンを配合した糖尿病治療薬です。ダパリルの服用方法、および服用に際しての注意点について解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

ダパリルは世界110ヶ国以上で承認されている糖尿病治療薬「フォシーガ」のジェネリックで、有効成分としてダパグリフロジンが配合されています。
ダパグリフロジンには腎臓における糖の吸収を妨げ、尿からの排出を促進する作用があり、血糖値のコントロールに有益です。
本記事ではダパリルの服用方法、および服用に際して注意したい点について解説します。
目次
ダパリルの服用方法

ダパリルを服用する際には、以下の2点を意識してください。
1日1錠を服用する
ダパリルは1日1錠を服用するのが基本です。
1型糖尿病および2型糖尿病の方は、ダパグリフロジン(有効成分)として5mgを1日1回服用します。
5mgでは十分な効果が得られないようであれば、医師の指導下で経過を慎重に観察しながら、10mgまで増量可能です。
慢性心不全および慢性腎不全の方は、ダパグリフロジン(有効成分)として10mgを1日1回服用します。
決まった時間に服用する
風邪薬などとは異なり、ダパリルは食前・食後を問わず服用可能です。
しかし、1日1回服用する治療薬のため、飲み忘れを避けるためにも決まった時間に服用するのがおすすめです。
飲み忘れに気づいた際、次回の服用まで12時間以上間隔があいていればすぐに1錠を服用してください。
次回の服用まで12時間未満の場合は、次回に1錠だけ服用します。飲み忘れたからといって、2錠を服用するのは避けてください。
ダパリルを服用する際の注意点

ダパリルを服用する際には、以下5つの点に注意してください。
脱水症状に気を付ける
ダパリルを服用すると、血糖値が高い方ほど尿量が増える傾向にあります。
そのため、ダパリルを服用する際にはのどの渇きを感じなくても、水分を積極的に摂取してください。
水分の摂り方を知っておく
ダパリルを服用すると尿量が増えるため、水分補給を欠かさないようにする必要があります。
ただし、清涼飲料水などは糖質を多く含んでおり、かえって血糖値を上げる恐れがあるため避けてください。
また、慢性心不全や慢性腎臓病をお持ちの方が大量に水分を摂取すると、内臓に負担を掛ける恐れがあります。
慢性心不全や慢性腎臓病の方がダパリルを服用する際には、医師の指導に従って適切に水分を補給してください。
低血糖症状があらわれたら糖分を摂取する
ダパリルを服用すると血糖値が高い方ほど、尿に多くの糖が出ます。
そのため、場合によっては低血糖症状を引き起こすリスクがあることを知っておいてください。
冷や汗や手足の震え、動悸、不安など低血糖症状が出た際には、ブドウ糖や砂糖を含む食品や飲料を摂取しましょう。
尿路・性器感染症に注意する
ダパリルの服用によって尿中に排出された糖は、感染を引き起こす細菌のエサとなります。
そのため、ダパリルを服用している方は性器を清潔に保つよう意識してください。
ケトアシドーシスについて知っておく
ダパリルを服用している場合、血糖値が高くなくてもケトアシドーシスを引き起こす可能性があります。
ダパリルの服用にともなって以下のような症状が見られる場合、速やかに医療機関を受診してください。
まとめ

糖尿病治療薬のダパリルは1日に1錠を決まった時間に服用するのが基本です。
服用中に何らかの異変を感じた方は、速やかにかかりつけ医の診察を受けてください。
本記事を参考にダパリルを正しく服用し、糖尿病などの改善にお役立てください。
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