アバナの有効成分アバナフィルとは?
アバナの有効成分アバナフィルは、第4のED治療薬として知られるステンドラにも配合されています。本記事ではアバナフィルの特徴について解説します。
お薬通販部スタッフ【監修】

かつては勃起が起こらないと年齢のせいだとあきらめる方が多かったのですが、現在ではED治療薬の服用で改善が期待できる時代となっています。
本記事では第4のED治療薬の人気により知られるようになった、アバナの有効成分アバナフィルについて解説します。
目次
ED治療薬の歴史

アバナは第4のED治療薬と呼ばれるステンドラのジェネリックですが、日本ではバイアグラ・レビトラ・シアリスの3大ED治療薬が厚生労働省より認可を受けています。
バイアグラ・レビトラ・シアリスにはそれぞれ有効成分としてシルデナフィル、バルデナフィル、タダラフィルが配合されています。
シルデナフィルの歴史
バイアグラは世界初のED治療薬で、有効成分としてシルデナフィルが配合されています。
シルデナフィルはもともと狭心症の治療薬として、イギリスにあったファイザー社の研究機関が開発していました。
最終的にシルデナフィルは狭心症の治療に適していないとの結論に至ったのですが、偶然にも勃起機能を促進する作用が発見されます。
当時の日本でもバイアグラの効果を聞き、個人輸入で購入する方が後を絶ちませんでしたが、併用禁忌について理解していない人が重大な副作用を引き起こすなどの例が数件起こっています。
そのため、厚生労働省では異例のスピードで審査を進め、1999年には日本でもバイアグラがED治療薬として認知されています。
バルデナフィルの歴史
レビトラの有効成分であるバルデナフィルは、ドイツとアメリカ、イギリスの3つの製薬会社が共同で開発しました。
バイアグラの有効成分であるシルデナフィルがED改善効果を偶然発見されたのに対し、バルデナフィルははじめからED改善を目的として研究・開発が進められた経緯があります。
即効性があり勃起効果が強いレビトラは日本で人気があるだけでなく、世界でも70ヶ国以上でED治療薬として利用されています。
タダラフィルの歴史
バイアグラとレビトラがどちらかと言うと即効性に重きを置いていたのに対し、シアリスは持続性に重点を置いて開発されました。
バイアグラやレビトラの効果は服用から10時間ほどで消失しますが、シアリスの有効成分であるタダラフィルの効果はおよそ36時間と長い点が特徴です。
また、シアリスは食事の影響を受けにくいため、タイミングを気にせず服用できる点がメリットの1つです。
アバナフィルの歴史
アバナフィルは即効性があり副作用のリスクが低いED治療薬として田辺三菱製薬によって開発が進められていましたが、2001年に一部を除き全世界での販売・製造権がアメリカのVIVUS社に移りました。
アバナフィルを有効成分として配合した第4のED治療薬がステンドラで、アメリカでは2012年の4月に認可を受け販売が開始されています。
日本では厚生労働省による認知を受けていませんが、日本のED専門クリニックではステンドラやジェネリック医薬品のアバナを使用している所も少なくありません。
アバナフィルの特徴

アバナには第4のED治療薬であるステンドラと同じく、有効成分としてアバナフィルが配合されています。
次に、アバナフィルの構造、および作用機序について見ていきたいと思います。
アバナフィルの構造
アバナの有効成分であるアバナフィルの分子式は「C23H26ClN7O3」、分子量は「483.95」です。
アバナフィルは服用してからおよそ30分から45分で効果が最大になり、5時間から10時間ほど効果が持続します。
アバナフィルの作用機序
アバナフィルの作用機序について理解するためには、EDを発症する仕組みについて簡単に理解しておきましょう。
勃起が起こるためには性的刺激が加わり、脳からの指令により陰茎に指令が送られる必要があります。
陰茎に指令が送られる過程で陰茎海綿体では一酸化窒素が生成(NO)され、環状グアノシン一リン酸(cGMP)が増加します。
cGMPは陰茎海綿体の血管を弛緩させて陰茎へ送られる血流の量を増やし、勃起を起こす点が特徴です。
しかし、EDを発症している方の体内では、勃起を鎮静化させるホスホジエステラーゼ5(PDE5)により環状グアノシン一リン酸(cGMP)が破壊されて勃起を妨げています。
アバナフィルにはホスホジエステラーゼ5(PDE5)を阻害し、環状グアノシン一リン酸(cGMP)のレベルを増加させる作用があります。
環状グアノシン一リン酸のレベルが増加すれば陰茎へと送られる血液の量が増加するため、勃起が起こりやすくなるのです。
アバナフィルの効果は服用後およそ15分であらわれ始めるため、性交の15分前を目安にアバナを服用してください。
アバナは毎日服用しても構いませんが1日1錠を上限とし、次の服用までに24時間以上の間隔を設けるのが原則です。
健康な成人男性はアバナフィル100mg配合のアバナを服用しますが、十分な効果が見られずなおかつアバナフィルに対する忍容性が良好な方に限り、200mgまで増量できます。
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アバナフィルを有効成分とするジェネリックについて

アバナフィルを有効成分として配合しているアバナ(50mg・100mg)の製造販売元は、インドの製薬会社であるサンライズレメディーズ社です。
サンライズレメディズ社と同じくインドに拠点を置くアスレ社からは、アバナフィルを100mg・200mg配合したドラスマ、およびネクストSが販売されています。
いずれも海外で製造・販売されているステンドラのジェネリック医薬品で、個人輸入代行サイトなどから購入可能です。
自分自身で個人輸入を行い購入すると偽造薬剤や粗悪品をつかまされる可能性もあるため、信頼できる個人輸入代行サイトで購入するのがポイントです。
まとめ

アバナの有効成分であるアバナフィルは、第4のED治療薬として海外で人気のステンドラにも配合されています。
アバナは第2のED治療薬レビトラが持つ食事の影響を受けにくいという特徴を受け継ぎつつ、レビトラよりもさらに即効性を期待できる点が特徴です。
ただし、国内では承認されていないED治療薬のため、信頼できる個人輸入代行サイトで購入し、用法・用量を守って正しく服用してください。
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