バリフに併用注意はある?服用に注意すべき人について徹底解説!
医薬品は飲み合わせに注意しないと、効果を弱めたり副作用のリスクを高めたりする恐れがあります。本記事ではバリフの併用注意について解説します。
お薬通販部スタッフ【監修】

バリフはインドの製薬会社が製造・販売しているED治療薬で、先発医薬品のレビトラのジェネリック医薬品です。
男性のデリケートな悩みであるED(勃起不全)を改善する際にバリフは強い味方となりますが、飲み合わせを知っておかないと十分な効果が得られない可能性もあります。
バリフを服用中の方はもちろん、利用を検討されている方およびパートナーの方も参考にしてください。
目次
併用注意とは?

併用注意とは特定の治療薬を服用する際に併用すると効果が増強・減弱したり、副作用のリスクが高くなったりする医薬品および食品を意味します。
バリフには血管を拡張して血液の循環を促進する作用があるため、降圧剤などを併用すると血圧が下がりすぎる恐れがあります。
また、一部の食品には医薬品の有効成分の代謝を妨げる作用があり、思わぬ副作用を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
バリフを服用する際には併用注意について理解し、安全に利用する必要があります。
バリフの併用注意薬一覧
バリフはインドにあるアジャンタファーマが製造・販売しているジェネリックのED治療薬です。
添付文書は英語で記載されており、併用禁忌については書かれていますが、併用注意に関しては触れられていません。
そこで、国内で認可されているレビトラのジェネリック医薬品(バルデナフィル錠)の添付文書を基に併用禁忌薬を紹介します。
薬剤名など | 臨床症状 | 機序・危険因子 |
CYP3A4を阻害する薬剤 マクロライド系抗生物質・エリスロマイシンなど | 血中最大濃度が4倍に増加、有効成分の作用が3倍に上昇する恐れがある | CYP3A4阻害作用によりク リアランスが減少する |
ビカルタミド | 有効成分の血中濃度が上昇する恐れがある | |
CYP3A4を誘導する薬 剤・リファンピシン等 | 有効成分の血中濃度が低下する恐れがある | CYP3A4誘導作用によりク リアランスが減少する |
カルペリチド | 併用すると降圧作用が増強する恐れがある | バルデナフィルには血管拡張作用があるため、併用により降圧作用増強の恐れがある |
カルα遮断薬 ・テラゾシン・タムスロシンなどペリチド | 症候性低血圧があらわれるおそれがあるため、併用する場合には、α遮断薬との投与間隔を考慮する | バルデナフィルには血管拡張作用があるため、併用により降圧作用増強する |
上記の薬剤および有効成分をバリフ(バルデナフィル錠)と併用した場合、相互作用により作用の増強や減少を招く恐れがあります。
また、人によっては副作用のリスクを増加させる恐れもあるため、併用する前に必ずかかりつけの医師などに相談してください。
併用注意と併用禁忌の違い
併用注意はその名の通り、特定の医薬品を服用する際に注意すべき医薬品および食品を意味します。
併用禁忌とは特定の医薬品を服用する際に、併用してはいけない医薬品です。
禁忌を無視して併用すると症状が悪化したり、重篤な副作用を引き起こす可能性があります。
併用注意薬を服用した場合の対処法
バリフの併用注意薬を服用した場合、速やかにバリフおよび併用した治療薬を携行して医療機関を受診してください。
バリフの有効成分であるバルデナフィルには、血管を拡張して血行を促進し、一時的に血圧を下げる作用があります。
そのため、バリフを服用した方の体質や持病によっては急激に血圧が下がり、症候性低血圧を起こす可能性があります。
バリフに限った話ではありませんが、医薬品を服用する際には副作用のリスクについて十分に理解して、安全に服用するのが欠かせません。
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バリフの服用に注意が必要な人

バリフ(バルデナフィル錠)には併用に注意が必要な薬があるだけでなく、服用に注意しなければならない人がいます。
特定の持病を有している方に関しては、バルデナフィルの安全性が確認されていない、もしくは使用を想定していない例があります。
そこで、バリフの服用に注意が必要な人について詳しく見ていきましょう。
持病がある人
以下に挙げる病気および既往歴がある人は、バリフ(バルデナフィル錠)の服用に際して注意が必要です。
陰茎の構造上の欠陥がある人、もしくは持続勃起症(プリアピズム)を引き起こす可能性がある疾患を持つ人がレビトラを服用すると、勃起にともなって痛みが生じ、性行為が困難になる例があります。
出血性疾患や消化性潰瘍のある人に対するバリフ(バルデナフィル錠)の安全性は確立されていません。
大動脈弁狭窄症や特発性肥大性大動脈弁下狭窄症など、左室流出路に閉塞のある人がバリフ(バルデナフィル錠)を服用すると、心臓に負担を掛けるリスクが増大します。
血液透析が必要な腎障害および重度の肝機能障害を持つ人に関しては、バリフ(バルデナフィル錠)の安全性が確立されていません。
中等度の肝機能障害を持つ人がバリフ(バルデナフィル錠)を服用すると効果が強く出すぎる恐れがあるため、開始用量5mg・最大容量を10mgを守って服用する必要があります。
他の治療薬を服用中の人
PDE5阻害薬を服用している方がバリフを併用した場合、薬の効果が強く出すぎる恐れがあります。
また、バリフ以外のED治療薬を服用中の人は、副作用が強く出る恐れがあるためバリフの服用を避けてください。
65歳以上の人
65歳以上の人は内臓機能の低下などが原因で医薬品の代謝が遅くなり、バリフの効果や副作用が強く出る可能性があります。
そのため、65歳以上の方はバルデナフィル5mg相当のバリフの服用から始め、最大でも10mgに留めてください。
バリフは20mg錠の1タイプしかないため、ピルカッターなどで切って服用すると良いでしょう。
バリフとの併用に注意すべき食品

バリフとの併用に注意が必要なのはその他の薬剤だけではありません。
普段何気なく摂取している食べ物や飲み物の中にも、バリフとの併用に注意すべき食品があると覚えておきましょう。
グレープフルーツ
バリフをはじめとするED治療薬を服用する際には、グレープフルーツやグレープフルーツジュースを併用しないでください。
グレープフルーツに含まれるフラノクマリンには医薬品の代謝を妨げる作用があり、薬の効果や副作用が強く出る可能性があります。
フラノクマリンはグレープフルーツをはじめとする柑橘類に多く含まれますが、中には併用しても問題がない果物もあります。
フラノクマリンを多く含む柑橘類 | フラノクマリンが少ない柑橘類 |
グレープフルーツ・はっさく・ぶんたん・夏みかん・スウィーティ・晩白柚・だいだい・絹川など | 温州みかん・ゆず・ネーブル・カボス・レモン・オレンジ・日向夏・マンダリンなど |
バリフを服用する際に柑橘類を食べたくなったら、フラノクマリンが少ない柑橘類を選んでください。
乳製品
バリフなどのED治療薬に限った話ではありませんが、医薬品を服用する際には水やぬるま湯を利用するのが基本です。
乳製品には脂質が多く含まれており、胃腸の表面に油膜を張って有効成分の吸収を妨げる可能性があります。
まとめ

バリフ(バルデナフィル錠)には併用注意の医薬品や食品があると分かりました。
併用注意の医薬品や食品を摂取すると、医薬品の効果が十分に得られなくなったり、反対に効果が出過ぎてしまう恐れがあります。
併用注意についてしっかり理解しておくと、バリフ(バルデナフィル錠)の効果を最大限発揮する結果につながります。
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