早漏治療薬プリリジーの効果をわかりやすく解説

早漏治療薬「プリリジー」の効果について紹介しています。プリリジーの早漏に対する効果や開発段階での臨床試験に関する情報など、専門性の高い情報をわかりやすく説明しています。購入前にこちらを読んで参考にしてください。

記事公開日：2024.03.22

最終更新日：2024.05.23

お薬通販部スタッフ[監修]

この記事では、プリリジーの早漏に対する効果や開発段階での臨床試験に関する情報などをわかりやすく解説しています。

プリリジーを服用すると、有効成分ダポキセチンが脳内のセロトニンのバランスを整え、興奮を抑えることで射精までの時間を一定レベルでコントロールできるようになります。

服用から約1時間後に効果が現れ、その効果は約3〜5時間続きます。

ただし、体型や健康状態により、効果の度合いは異なります。

プリリジーの服用が有効な人

以上5つの条件に当てはまる方が服用することで効果がある医薬品です。

プリリジーの有効成分であるダポキセチンは、選択的セロトニン再取り込み阻害薬（SSRI）で、主に交感神経系を介して射精のコントロールを行いやすくします。

ダポキセチンが代謝されると、神経細胞でのセロトニンの再取り込みを妨げ、神経終末およびシナプスの受容体に作用し、脳内のセロトニンレベルを増加させます。

結果として、神経伝達物質であるノルアドレナリンの過剰分泌が抑制され、交感神経の過活動が緩和されます。

交感神経の抑制により、陰茎への性的刺激に対する過敏性が軽減され、早漏の症状が改善されます。

プリリジーの早漏治療効果は、6081人の参加者を含む5つの厳密な臨床試験で確認されています。

この試験に参加した人たちは18歳以上で、過去6ヶ月間の性行為のほとんどで早漏の問題があった、いわゆる早漏の方です。

ここでの早漏の定義は、射精までの時間が短い（膣への挿入から射精までの時間が2分以下）が、射精をコントロールできない人と定められています。

臨床試験における一つの研究では、EU内外から集められた1162人の参加者を無作為に割り当て、プラセボ、プリリジー30mg、プリリジー60mgを必要に応じて投与されました。

24週間の研究が終わった時点で、各参加者の平均射精までの時間（IELT）が計算され、その結果が以下の表のとおりです。

ポイントをまとめると以下の通りです。

ダポキセチン30mgと60mgの服用群では、射精のコントロールが改善し、射精関連の苦痛が減少した被験者の割合が、プラセボ群と比較して統計的に有意に高くなっています。
被験者の28.4％（30mg群）と35.5％（60mg群）が治療後24週間で症状が「良くなった」または「かなり良くなった」と報告しています。
ダポキセチン 30 mg および 60 mg を服用した被験者の 65.6% が、それぞれ症状が少なくとも「わずかに良くなった」と報告しています。

プリリジーの効果は、早漏改善の度合いと用量によって変わっていることが臨床試験から判明しており、その効果は患者からの報告や治療の反応度による分析を通じて証明されています。