ゾビラックスの併用注意とは?服用に注意が必要な人もご紹介!

ゾビラックスはヘルペスや帯状疱疹の代表的な治療薬ですが、飲み合わせを知らないと思わぬ危険を招く恐れがあります。ゾビラックスの併用注意について解説します。

ヘルペス 泌尿器・性器 性病・感染症

記事公開日:2024.07.26

最終更新日:2025.03.06

お薬通販部スタッフ【監修】

ゾビラックスの併用注意とは?服用に注意が必要な人もご紹介!

ゾビラックスにはヘルペスウイルスの増殖を抑える作用があるため、口唇ヘルペスや帯状疱疹などの治療に用いられています。

医薬品には飲み合わせがあるため、服用前に併用注意の医薬品や食品について知っておかなければなりません

本記事ではゾビラックスの併用注意、および服用に注意すべき人について解説します。

ゾビラックスの併用注意薬一覧

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ゾビラックスの服用に際して、注意が必要な医薬品は以下の通りです。

  • プロベネシド
  • シメチジン
  • ミコフェノール酸モフェチル
  • テオフィリン

プロベネシド

プロベネシドは痛風や高尿酸血症の治療に用いられる医薬品で、尿酸の排泄を促進するのが特徴です。

プロベネシドを併用するとゾビラックスの排泄が抑制され、有効成分の半減期がおよそ18%延長すると分かっています。

そのため、腎機能の低下が見られる方は慎重に服用しなければなりません。

シメチジン

シメチジンはヒスタミンH²受容体拮抗薬の一種で、胃酸の分泌を抑制する点が特徴です。

主に胃炎や胃潰瘍の治療に用いられますが、ゾビラックスと併用するとアシクロビルの排泄が抑制され、ゾビラックスの効果が強く出すぎる恐れがあります。

そのため、65歳以上の方など腎機能の低下が見られる方は注意が必要です。

ミコフェノール酸モフェチル

ミコフェノール酸モフェチルは、免疫を抑制する目的で用いられるプロドラッグの一種です。

免疫は本来、外部の侵入者などから身体を守るための大切な機能ですが、臓器移植をした際に拒絶反応を引き起こす一因となります。

ミコフェノール酸モフェチルを服用すると免疫を担うリンパ球の増殖が抑えられるため、拒絶反応の予防が可能です。

また、ミコフェノール酸モフェチルは全身性エリテマトーデスの合併症の1つ、ループス腎炎の治療にも用いられています。

ゾビラックスと併用した場合、モフェチル代謝物の排泄が抑制されるため、両剤の効果が強く出すぎる恐れがあります。

特に65歳以上の方など、腎機能の低下が見られる方は注意が必要です。

テオフィリン

テオフィリンはキサンチン誘導体の一種で、強力な気管支拡張作用を持つ点が特徴です。

そのため、気管支炎や喘息の治療薬として用いられています。

発症機序は不明ですが、ゾビラックスと併用した場合、テオフィリンによる中毒症状を引き起こす可能性があります。



ゾビラックスはグラクソ・スミスクラインが開発した抗ウイルス薬で、有効成分アシクロビルを配合しています。

1箱:2,700円

ゾビラックスの服用に注意が必要な人

ゾビラックスの服用に注意が必要な人の見出し画像

以下に該当する方は、ゾビラックスの服用に際して注意が必要です。

  • 肝機能・腎機能に障害がある方
  • 妊婦
  • 授乳婦
  • 小児
  • 65歳以上の方

肝機能・腎機能に障害がある方

肝機能や腎機能の障害がある方がゾビラックスを服用すると、副作用の発症リスクが増加するため注意が必要です。

妊婦

妊婦もしくは授乳婦に関しては、ゾビラックスを服用するメリットが危険性を上回る場合にのみ服用が認められています。

授乳婦

ゾビラックスの有効成分であるアシクロビルは乳汁中に移行すると分かっているため、授乳婦の服用は避けてください。

小児

ゾビラックスに関しては、新生児および低出生体重児を対象とした臨床試験は行われていません

そのため、親の判断で服用させるのは避けてください。

65歳以上の方

65歳以上の方は腎機能が低下しているケースが多く、有効成分が長く体内に留まった結果、副作用のリスクを高める可能性があります。

そのため、医師と相談して適切な用量を決めるのが大切です。

まとめ

まとめの見出し画像

ゾビラックスの有効成分であるアシクロビルには、ヘルペスウイルスの増殖を抑え、症状を最低限度にとどめる効果が期待できます。

しかし、飲み合わせによっては思わぬ健康被害を引き起こす恐れがあるため注意が必要です。

特に腎機能が低下している方は副作用のリスクが高くなるため、自分の判断でゾビラックスを服用しないでください。

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