ツゲインの臨床試験結果をチェック!ミノキシジルを含んだAGA治療薬の効果を検証
お薬通販部スタッフ【監修】
ツゲインの有効成分「ミノキシジル」の臨床試験を紹介していきます。
フィナステリドとミノキシジルの併用に関する臨床試験
男性の脱毛症患者に対して行われた、フィナステリドとミノキシジルを併用した場合の効果と副作用に関する臨床試験を紹介します。
男性の脱毛症治療では、フィナステリドとミノキシジルの併用効果が認められているものの、フィナステリドの副作用に対する懸念も増大していることからこの試験は「18歳から60歳までの男性40名を対象にフィナステリドとミノキシジルの併用溶液とミノキシジル単独の有効性・安全性を比較調査」を対象にして行われました。
試験に参加した約90%の患者が症状の改善を実感。
試験の結果、併用溶液はミノキシジル単独よりも毛髪の密度と直径の改善が見られ、写真評価でも有意に優れていました。
試験に参加した約90%の患者が症状の改善を実感しています。
また試験内では、血漿中のジヒドロテストステロン濃度への影響も最小限に抑えられたこと、軽微な副作用は発生したものの全身的な有害事象も見られませんでした。
以上の結果から、フィナステリドとミノキシジルを併用した場合の期待効果が高く、忍容性も問題ないと結論づけられています。
ただし、AGAの症状や使用する方の体質によって副作用のリスクもあるため、医師の指導のもとで使用することが重要です。
外用ミノキシジルの有効性と安全性に関する臨床試験
以下はプロスタグランジン※1が果たす毛髪の成長サイクルにおける重要な役割を理解し、セチリジン※2がこれらのプロスタグランジンの放出をどのように調節するかを明らかにするために行われた臨床試験です。
この試験では男性型脱毛症(AGA)に対する局所セチリジン1%溶液とミノキシジル5%溶液の有効性と安全性が比較されました。
条件は「40人の18~49歳の男性をランダムに2つの等しいグループに分け、一方にはセチリジン1%、もう一方にはミノキシジル5%溶液を塗布」して行われています。
本試験では最初の16週間は治療フェーズ(成長期)、その後の8週間は薬物を使用しないフェーズ(休止期)で分けて行われ、治療期間と休止期間の両方で、患者の毛髪の状態が観察されました。
結果、「16週間後、ミノキシジル群とセチリジン群の両方で総毛髪密度と軟毛密度の有意な増加が観察されましたが、ミノキシジル群の改善度はセチリジン群よりもはるかに高い」ことがわかっています。
ミノキシジル5% 溶液は男性型脱毛症(AGA)の治療において、副作用を引き起こすことなく毛髪の成長を助ける。
この研究から、ミノキシジル5%溶液は男性型脱毛症(AGA)の治療において、副作用を引き起こすことなく、毛髪の成長を助けることが確認されました。
このことはミノキシジルがプロスタグランジンの放出を調節し、毛髪の成長サイクルを促進する可能性があることを示しています。
※1プロスタグランジンは、人間の体内で広く産生され、様々な生理的作用を持つ脂肪酸の一種です。炎症反応、血液の凝固や拡散、ホルモンの調節など、多彩な機能を果たします。
※2セチリジンは、アレルギー症状を抑えるための抗ヒスタミン薬の一種です。鼻水やくしゃみ、かゆみなどの症状を緩和します。また、じんましんや皮膚のかゆみなどにも効果があるとされています。
まとめ
臨床試験から、ミノキシジルは毛髪の成長を促進し、髪の細胞を活性化する働きがあることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
またミノキシジルにはコラーゲンの成熟を抑制し、新しい血管の形成を助ける可能性があります。
ミノキシジルは髪の毛の発毛と育毛両方をサポートする成分です。
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