メガリスはED治療薬の1つシアリスのジェネリック医薬品で、有効成分としてタダラフィルを配合しています。

シアリスはバイアグラやレビトラとは異なり、即効性ではなく効果の持続性を重視して開発されました。

しかし、メガリスも化学的に製造された医薬品である以上、副作用を引き起こす可能性がゼロではありません。

本記事ではメガリスの服用で起こり得る副作用の種類や発現頻度、対処法などについて解説します。

ED治療薬メガリスの副作用

日本ではED治療薬として厚生労働省から認可されているのは、バイアグラ・レビトラ・シアリス（3大ED治療薬）だけです。

メガリスはシアリスと同じ有効成分のタダラフィルを配合したジェネリック医薬品で、安価で購入できるため海外で人気のED治療薬の1つです。

ED治療薬のバイアグラとレビトラ、およびメガリス（シアリスのジェネリック医薬品）には以下の特徴があります。

	バイアグラ	レビトラ	タダライズ
有効成分	シルデナフィル	バルデナフィル	タダラフィル
勃起力	強い	とても強い	マイルド
効果が出始めるまで	およそ60分	およそ20分	およそ60分
効果の持続時間	およそ5時間	およそ6時間	およそ36時間
副作用	出やすい	出やすい	出にくい
食事の影響	受けやすい	やや受けやすい	受けない

メガリスの先発医薬品であるシアリスは、従来のED治療薬であるバイアグラやレビトラとは異なり、効果の持続性に重点を置いて製造されました。

そのため、バイアグラやレビトラの効果がおよそ5時間から6時間で消失するのに対し、メガリスの効果はおよそ36時間と長く持続する点が特徴です。

バイアグラやレビトラに比べると、副作用のリスクが低い点もメガリス（タダラフィル錠）の特徴です。

主な副作用

メガリスはシアリスのジェネリック医薬品のため、シアリスの添付文書を基に副作用について解説します。シアリス（タダラフィル錠）の服用で起こり得る主な副作用は以下の通りです。

ED治療薬には血管を拡張して血液の流れをスムーズにする作用があり、潮紅や頭痛といった副作用を引き起こすケースがあります。

体質や体調により潮紅や頭痛以外の副作用を引き起こすケースもわずかながらあるため、心配な方はかかりつけの医師に相談してください。

ED治療薬シアリスの人気ジェネリック医薬品です。 1箱：1,920円～

稀な副作用

シアリス（タダラフィル錠）の服用で起こり得る稀な副作用は以下の通りです。

心筋梗塞と心臓突然死、および脳卒中に関しては、メガリス（タダラフィル錠）の服用以前から心血管系障害などの危険因子を有していたことが報告されています。

また、海外ではタダラフィル錠の服用により非動脈炎性前部虚血性視神経症を発症した例が報告されていますが、タダラフィル錠との因果関係は不明です。

その他の副作用も発現頻度は極めて低いですが、メガリスの服用により上記の症状が起こった場合、直ちに服用を中断して専門医の診察を受けてください。

副作用を強く感じる際の対処法

メガリスの服用で多く見られる副作用の1つが潮紅や頭痛です。多くのケースでしばらくすると治まりますが、症状が強く出る方や頻繁に発症する方は、一時的に服用を中断して様子を見てください。

その他にもメガリス（タダラフィル錠）副作用として多くの症例が挙げられていますが、いずれも発現頻度が低く、必ずしもメガリスの服用が原因で発症しているとは断定できません。

メガリスの服用で副作用と思われる症状が出た場合には、病院を受診して原因を突き止めることが重要です。

上記のケースでは持続勃起症（プリアピズム）の発症が疑われるため、直ちにメガリスの服用を中断して医療機関で適切な措置を受けてください。

意図しない勃起や痛みを伴う勃起が6時間以上続くと、陰茎海綿体の組織が壊死して勃起機能に重大な悪栄養を及ぼす可能性があります。

メガリスの服用に関する国内のデータ

国内で行われた用量反応試験では、タダラフィルを5mgから20mgを投与した257例のうち、70例（27.2%）に副作用が認められました。

まとめ

メガリスは第3のED治療薬「シアリス」のジェネリック医薬品で、自然な勃起を促す点と、副作用のリスクが低い点が特徴です。

しかし、化学的に製造された医薬品には必ず副作用のリスクが伴うため、服用する前に確認しておくことが重要です。