アバナの危険な飲み合わせとは?併用禁止の薬について徹底解説!

ED治療薬のアバナには飲み合わせがあり、併用禁止の薬を服用すると重篤な副作用を引き 起こす可能性があります。アバナの併用禁忌について解説します。

ED治療薬 ステンドラ ED

記事公開日:2024.03.25

最終更新日:2024.05.21

お薬通販部スタッフ【監修】

アバナの危険な飲み合わせとは?併用禁止の薬について徹底解説!

アバナは第4のED治療薬としてアメリカやヨーロッパなどで人気のステンドラのジェネリック医薬品です。

ステンドラと同様にアバナも副作用のリスクが比較的低いのですが、飲み合わせによっては重篤な副作用を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

本記事ではアバナの併用禁忌、および誤って併用した際の対処法などについて解説します。アバナを服用中の方だけでなく、パートナーの方も参考にしてください。



アバナの併用禁忌について

アバナの併用禁忌についての見出し画像

併用禁忌とは、ある治療薬と一緒に服用することを禁じられている特定の医薬品および有効成分を意味します。

アバナをはじめとするED治療薬には血管を拡張させる作用があるため、同じ作用を持つ治療薬を服用すると血管拡張作用が増強され、心臓への負担を増す恐れがあります

アバナは日本ではED治療薬として認可されていないため、何らかの病気を治療中の方や治療薬を服用中の方は特に注意が必要です。

アバナには有効成分としてアバナフィルが配合されているため、先発医薬品のステンドラ(アバナフィル錠)の添付文書を参考に併用禁忌を紹介します。


アバナの併用禁忌・硝酸剤

アバナの先発医薬品であるステンドラ(アバナフィル錠)の添付文書には、併用禁忌として硝酸剤が挙げられています。

ニトログリセリンや亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジルなどの硝酸剤は、一酸化窒素(NO)を生成して血管を拡張させ、血液の循環を促進させる点が特徴です。

アバナの有効成分であるアバナフィルにも一酸化窒素(NO)を生成する作用があるため、両剤を併用すると血管拡張作用が強く出すぎて心臓への負担を増す恐れがあります。

そのため、硝酸剤を服用している方や狭心症の治療をしている方はアバナを服用しないでください




アバナの併用禁忌・過敏症

アバナの先発医薬品であるステンドラ(アバナフィル錠)の添付文書には、併用禁忌として過敏症も挙げられています。

過去に過敏症を起こしたことがある方は、アバナの服用によりそう痒症や眼瞼腫脹を引き起こすリスクがあるため注意が必要です。




誤って併用した際の対処法

併用禁忌の薬をアバナと一緒に服用してしまった場合、両方の薬を持参して医療機関を受診してください

硝酸剤を用いて狭心症の治療をしている方がアバナを服用した場合、発作が起こっても12時間は治療薬を服用できません。

EDを改善しようとして命の危険を冒してしまっては割りに合いません。特に心疾患をお持ちの方は、アバナを服用しないでください。




アバナの服用を避けるべき方

硝酸剤を服用している方や心疾患をお持ちの方だけでなく、以下の方もアバナの服用を避けてください。

  • 医師により性行為が推奨されていない方
  • CYP3A4阻害剤を服用中の方
  • NAIONの危険因子を持つ方
  • 突発性難聴を発症した経験がある方
  • アルファ遮断薬およびその他の降圧薬を服用している方
  • 多量の飲酒をする方
  • アバナ以外のED治療薬を服用している方
  • 出血性疾患を持っている方

ここでは、アバナの服用を避けるべき方の特徴について解説します。




医師により性行為が推奨されていない方

アバナに限らずED治療薬は、性行為が推奨されない方の服用が禁じられています。

ED治療薬による血管拡張作用が働いている間に性行為をすると、心臓に大きな負担がかかるためです。

特に以下の疾患および既往歴をお持ちの方は、アバナをはじめED治療薬を絶対に服用しないでください。

  • 大動脈狭窄症や特発性肥厚性大動脈下狭窄症など左心室流出閉塞症をお持ちの方
  • 直近6ヶ月以内に心筋梗塞、脳梗塞、脳出血を発症した方
  • 直近6ヶ月以内に重篤な不整脈を発症した方
  • 直近6ヶ月以内に冠動脈血行再建術を受けた方
  • 低血圧および高血圧の方
  • 狭心症をお持ちの方




CYP3A4阻害剤を服用中の方

アバナの有効成分は肝臓に存在する酵素「CYP3A4」により代謝されます。

CYP3A4阻害剤を服用していると有効成分の代謝が妨げられ、副作用のリスクを高める恐れがあります。

アバナとの併用が禁止されているCYP3A4阻害剤は以下の通りです。

  • リトナビル
  • アタザナビル
  • クラリスロマイシン
  • インジナビル
  • イトラコナゾール
  • ネファゾドン
  • ネルフィナビル
  • サキナビル
  • テリスロマイシン




NAIONの危険因子を持つ方

海外でED治療薬を服用した方の中に、NAION(非動脈炎性前部虚血性視神経症)を発症した方がいます。

アバナとの因果関係は不明ですが、NAIONの危険因子(糖尿病・高血圧・冠動脈障害・脂質異常症・喫煙など)をお持ちの方は、アバナの服用を避けてください。




突発性難聴を発症した経験がある方

突発性難聴に関してもアバナとの因果関係は不明ですが、ED治療薬の服用で聴力低下や耳鳴り、めまいなどを生じた例が報告されています。




アルファ遮断薬およびその他の降圧薬を服用している方

アルファ遮断薬およびその他の降圧薬には、血管を拡張して血液の循環を促進する作用があります。

そのため、アバナと併用すると血管拡張作用が増強され、急激な血圧低下によるめまいや立ちくらみ、失神を引き起こす恐れがあります


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アバナは第四世代のED治療薬ステンドラのジェネリック医薬品です。

1箱:1,690円~

多量の飲酒をする方

アバナの服用中に多量の飲酒をすると、血管拡張作用が強く出すぎて起立性調節障害を引き起こす恐れがあります。


アバナ以外のED治療薬を服用している人

アバナなどED治療薬に限らず、同じような作用機序を持つ医薬品の併用は原則として禁止です。

アバナの服用中は同じような作用機序を持つバイアグラやレビトラ、シアリスなどのED治療薬を服用しないでください。




出血性疾患を持っている方

アバナをはじめとするED治療薬には血行を促進する作用があるため、出血性疾患をお持ちの方が服用した場合、ケガにともなう出血が止まらなくなる恐れがあります

そのため、出血性疾患および活動性消化性潰瘍を持っている方は、アバナの服用を避けてください。




まとめ

まとめ見出し画像

今回はアバナの併用禁忌について解説しました。

アバナはED治療薬のなかでは比較的副作用のリスクが低いため、用法・用量を守って正しく服用すればそれほど危険な医薬品ではありません。

しかし、併用禁忌を知らずに服用していると、重篤な副作用を引き起こす恐れもあるため注意が必要です

特に心疾患をお持ちの方や血管拡張作用がある医薬品を服用中の方は、自分の判断でアバナを服用しないでください。

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