カンジダに感染した!性交渉はいつから大丈夫?治療期間や検査方法は?
カンジダ症は性交渉でパートナーに感染する可能性があるため、症状を自覚している間の性行為は避けましょう。完治するまでは性交渉を控え、患部を清潔に保つことが大切です。カンジダ症は、適切な治療を受ければ、1週間程度で症状が改善される場合がほとんどです。
お薬通販部スタッフ[監修]


カンジダは性交渉でうつるのかな?

カンジダの症状は消えたけど、もう性交渉して大丈夫かな?
カンジダの症状が出た場合に、このようにお悩みの方は多いでしょう。
カンジダは真菌(カビ)の一種で、体内に存在する常在菌です。
普段は特に悪さはしない菌ですが、免疫が下がった時などに過剰に増殖して感染症を引き起こします。
性交渉でパートナーに感染する可能性があるため、症状を自覚している間の性行為は避けましょう。
本記事では、カンジダの症状や、治療期間、さらには、カンジダ症が完治した時のサインなどについて解説しています。
カンジダ症は誰にでも起こりうる感染症です。
いわゆる性感染症と違い、性行為をしなくても自然発症する場合が多いため、恥ずかしがらずに治療を受けてください。
早めに気づくこと、正しい治療を受けること、そして日々の生活で気を付けることが、カンジダ症を上手に乗り越えるポイントです。
まずは、本記事を通じて、カンジダ症について学んでいきましょう。
性器カンジダ症の症状は?感染原因や治るまでの期間は?

性器カンジダ症は、完治するまでは性交渉を控え、患部を清潔に保つことが大切です。
症状の悪化や治療期間の延長を防ぐため、自覚症状がある場合は特に注意しましょう。
本章では、以下についてわかりやすく解説しています。
順番にみていきましょう。
カンジダを発症したら?口腔や性器など症状を解説
カンジダ症は、性器や口腔に発症する感染症です。
体調の変化や、抵抗力が落ちた時、性行為などで感染します。
女性では、膣やその周辺に、男性では、尿道や亀頭に、男女ともに口の中に症状があらわれる場合もあります。
以下に症状をまとめました。
症状 | |
女性 | ・膣やその周辺にかゆみ ・カッテージチーズ状の白いおりもの ・おりものの量が増える ・腟のヒリヒリ感 ・外陰部の発疹や発赤 ・排尿時や性交時の痛み |
男性 | ・亀頭のかゆみやただれ ・白いカスや小さな水泡の出現 ・亀頭の赤み ・尿道炎 |
口腔 | ・乳白色や灰白色の斑紋状の偽膜が頬の内側や舌に現れる ・口の中や舌の痛み ・味覚障害(苦味や塩辛さ) ・口臭 |
これらの症状に気付いたら、早めに適切な治療を受けましょう。
特に女性の場合、一度感染するとカンジダ症が再発しやすくなります。
そのため、原因と症状を理解し、適切な予防の心がけが大切です。
治療薬を使用して治るまでの期間は?
カンジダ症は、適切な治療を受ければ、1週間程度で症状が改善される場合がほとんどです。
治療開始後2〜3日でかゆみなども落ち着くでしょう。
主な治療方法は以下の通りです。
治療方法 | |
女性 | ・膣錠 ・内服薬(抗真菌薬) |
男性 | ・軟膏 ・内服薬(抗真菌薬) |
口腔内の症状 | ・うがい薬 ・塗薬 |
治療方法や期間には個人差があるため、医師のアドバイスに従い、しっかりと治療を行いましょう。
パートナーへの感染を防ぎ、早期完治を目指すためにも、完治するまで性行為は避けてくださいね。
カンジダは彼氏に言うべき?パートナーへの伝え方
カンジダ症に感染したら、パートナーへの感染を防ぐためにも、性行為は控えなければなりません。
理由を言わずにパートナーを拒否すると、相手に不信感を与えてしまう恐れがあります。
そのため、必ずパートナーには伝えるようにしましょう。
カンジダ菌は、もともと体内に生存する常在菌です。
免疫力の低下が原因で大量繁殖して症状が発生します。
性行為からも感染する可能性はありますが、そのほとんどが自然発生です。
パートナーへは、正直に「カンジダ症への感染」と「カンジダ症が発生する原因」の2つをしっかりと説明し、理解してもらいましょう。
また、男性が性器カンジダ症に感染するのは稀ですが、感染の可能性はゼロではないため、症状が出ていないかどうかの確認も忘れないようにしてくださいね。
カンジダを発症して性行為してしまった!感染確率はどれくらい?

カンジダ症は、いわゆる性感染症と違い性行為による感染率が5%程度と比較的低めです。
本章では、以下の点に焦点をあて、詳しく解説しています。
順番にみていきましょう。
性行為後どれくらいでガンジタがうつる?潜伏期間は?
カンジダ症の潜伏期間は個人差があり、具体的な期間ははっきりせず、一般的には1日から1週間程度と言われています。
しかし、体の状態によって発症のしやすさが異なります。
カンジダは体内に常在する菌であり、免疫力やホルモンバランスなど体調によって発症しやすさが変わるため、潜伏期間を特定するのが難しいのです。
性交渉による感染の場合も、発症するまでの期間は確定していません。
そのため、もし性器カンジダ症と診断されたら、パートナーに伝え、お互いの健康を考えて性交渉は避けましょう。
病気を男性にうつす可能性は?
カンジダ症は、性交渉を通じてパートナーに感染する可能性があります。
特に、性器カンジダ症の治療中は、症状の悪化やパートナーへの感染リスクが高まるため、性行為は控えましょう。
男性は、女性に比べカンジダ症の発症率が低いものの、包茎や不衛生な状態、糖尿病、抗菌薬やステロイド剤の使用がある場合はリスクが高まります。
男性が感染すると、亀頭や包皮、尿道に痛みやかゆみなどの症状があらわれ、治療には抗菌薬を含む外用剤を使用します。
もしパートナーに症状があれば、ピンポン感染を防ぐためにも受診をすすめましょう。
カンジダは性交渉してないのにうつるの?
カンジダは性交渉をしていなくても発症します。
カンジダ菌は普段から、私たちの皮膚や粘膜など体の中にいる常在菌で、通常は問題を引き起こしません。
膣内のカンジダ菌保有率は、妊娠していない女性では約15%、妊娠中の女性では約30%とされています。
しかし、免疫力の低下やホルモンバランスの変化が原因でカンジダ菌が増殖すると、症状を引き起こし感染となるのです。
多くが自己感染のカンジダ症ですが、性交渉から感染する可能性もあるため、発症した場合には、性行為は控えた方がよいです。
自分の体と相手の健康を守るために、カンジダ症について知っておきましょう。
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性器カンジダ症の市販薬は?治療に最適な薬はどれ?

性器カンジダ症に一度感染すると、再発する可能性は高くなります。
症状があらわれたら、医療機関で検査を受け薬を処方してもらい治療を開始します。
病院での検査方法は以下の通りです。
検査方法 | |
男性 | 尿培養検査 |
女性 | 膣分泌物検査 |
男女共通 | 皮膚擦過検査 |
これらの検査結果が出るまでの時間は、およそ1週間かかります。
病院へ行く時間がなかったり、再発のためご自身の病状がわかっていたりする場合は、検査キットで検査したり、通販で薬を購入する方法もあります。
本章では以下についてわかりやすく解説しています。
順番に説明していきましょう。
処方箋が無くても購入できる方法はあるの?
膣カンジダの治療薬は市販薬や、通販でも購入可能です。
しかし、膣のかゆみやおりものの異常はカンジダ症以外の病気の可能性も考えられます。
そのため、自己判断での治療よりも、まずは医療機関の受診がおすすめです。
とはいえ、病院へ行く時間が取れない、何度も再発していて症状がわかっているという方は、通販での購入を考えてもよいかもしれませんね。
カンジダ菌には種類があるため、原因菌により薬を変える必要があります。
「カンジダ・アルビカンス」は大多数のカンジダ症の原因となっており、難治性のカンジダ症の場合は「カンジダ・グラブラタ」が原因と考えられます。
有効成分 | 効果対象 |
イソコナゾール硝酸塩 | カンジダ・アルビカンス |
ミコナゾール硝酸塩 | |
クロトリマゾール | |
オキシコナゾール硝酸塩 | カンジダ・アルビカンス カンジダ・グラブラタ |
ご自身で購入される場合は、有効成分を参考に治療薬を購入ください。
ただし、初めから自己判断は危険ですので、医療機関で検査を受けましょう。
カンジダが治ったサインが知りたい!再発の可能性は?
膣カンジダの治療後、痒みやおりものの異常が改善されれば治ったと判断され、通常、再検査は必要ありません。
カンジダ菌は、私たちの体にもともと共存している常在菌です。
治療を受けて体内のバランスが戻れば、症状は自然と治まるでしょう。
そのため、カンジダ症が治癒したかどうかは、菌がいるかいないかではなく、症状が消えたかどうかで判断します。
このことを知っておくと、安心できますね。
ただし、常在菌だからゆえ、抵抗力が落ちると再発の可能性は高いです。
事実、一度カンジダになった人の約54.0%が再発経験者という結果が出ています。
そのため、再発防止に向けてのケアも大切です。
寝不足やストレス、ホルモンバランスの変化などにも注意しましょう。
再感染を防ぐため、性行為をする際はコンドームを使いましょう。
カンジダに感染したら注意する事
カンジダに感染した際の注意点は以下の通りです。
これらの点に注意して、カンジダの治療と再感染予防に努めましょう。
まとめ

カンジダ菌は、体内に存在している常在菌で、健康な時には何も悪さはしません。
しかし、免疫力が低下したり、ホルモンバランスが崩れたりした時に症状があらわれ、男性と女性で症状に違いがあります。
症状 | |
女性 | ・性器のかゆみ、ヒリヒリ感、発疹、発赤 ・白いポロポロとしたおりもの ・おりものの増加など |
男性 | ・亀頭のかゆみ、ただれ、赤み ・尿道炎など |
治療には抗真菌薬が用いられ、2〜3日でかゆみが和らぎ、1週間程度で症状は改善します。
治療中は、パートナーへの感染を防ぐために、性交渉は避けた方がよいでしょう。
カンジダ症の治療薬は病院で処方されるほか、市販薬や通販でも入手できます。
カンジダ症は、症状が消えれば、特に再検査などの必要はなく完治したと判断できます。
カンジダ症は誰にでも発症する可能性がある感染症です。
油断すると、体内バランスが崩れ、再発するリスクが高まります。
生活習慣を整え、ホルモンバランスの乱れやストレスの蓄積に注意し、健やかな毎日を過ごしましょう。
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お薬通販部スタッフ