ゼニカルは世界80ヶ国以上で幅広く使用されている人気の肥満治療薬です。

有効成分のオルリスタットには酵素の一種であるリパーゼの働きを阻害し、腸管に脂肪が吸収されるのを抑制する作用があります。

ゼニカルの特徴

ゼニカルの有効成分であるオルリスタットには、体内に存在する酵素の一種「リパーゼ」の働きを阻害する作用があります。

リパーゼの働きが阻害されると、食事から摂取した脂質が分解されなくなるため、腸管に吸収されにくくなります。

ゼニカルは副作用のリスクが比較的低く、手軽に服用できる点も特徴です。

しかし、ゼニカルは脂肪の代謝や燃焼には影響を与えません。

また、ゼニカルの有効成分によって吸収が抑制されるのは脂質のみです。

ゼニカルを服用する際の3つのポイント

ゼニカルを服用する方は以下の3点について知っておく必要があります。

はじめに、ゼニカルの効果的な服用方法について解説します。

糖質を過剰に摂取しない

ゼニカルの有効成分であるオルリスタットには、食事から摂取した脂質が腸管に吸収されるのを阻害する働きがあります。

例えばご飯やパン、麺類などの糖質（炭水化物）を過剰に摂取した場合、ゼニカルだけでは対応できない可能性があります。

糖質は身体や脳のエネルギー源のため無理に抜く必要はありませんが、過剰に摂取しないよう気を付けてください。

食後すぐに服用する

ゼニカルには即効性が期待できますが、持続性は期待できません。

服用してからおよそ30分程度で効果が最大になり、2時間後には半減します。

食前に服用しても構いませんが、食事の時間が長くなるとゼニカルの効果が十分に発揮されなくなる可能性もあります。

とはいうものの難しく考える必要はなく、ゼニカルは食後すぐに飲むのがポイントと覚えておいてください。

適切な摂取量を守る

ゼニカルは1日に3回、1回あたり120mgのオルリスタットを配合したゼニカルを服用するのが基本です。

ゼニカルに限った話ではありませんが、用量を超えて服用しても効果が高くなる訳ではありません。

ゼニカルはダイエットを手助けする肥満治療薬です。 1箱：10,600円～

ゼニカルを服用する際の注意点

ここまでゼニカルの効果を最大限に高めるポイントについて解説してきましたが、服用の際には以下の4点に注意してください。

ここでは、ゼニカルを服用する際の4つの注意点について解説します。

水かぬるま湯で服用する

ゼニカルに限らず医薬品はコップ一杯程度の水、もしくはぬるま湯で服用するのが原則です。

たとえば牛乳などの乳製品でゼニカルを服用すると、胃腸に膜が張られるため有効成分の吸収効率が低下し、期待した効果が得られない可能性があります。

また、ゼニカルをはじめとする肥満治療薬を服用する際には、グレープフルーツジュースを摂取しないでください。

グレープフルーツジュースに含まれるフラノクマリンには、医薬品の有効成分の代謝を妨げる作用があります。

ビタミン不足に陥らないよう気を付ける

ゼニカルの有効成分であるオルリスタットには、脂質の吸収を妨げる作用があります。

しかし、脂質には脂溶性ビタミン（A・D・E・K）も含まれるため注意が必要です。

ビタミン不足が懸念される際には、ゼニカルの服用から2時間以上間隔を空け、サプリメントを服用するのがおすすめです。

3食の栄養バランスが偏らないようにする

ゼニカルには脂質の吸収を妨げる作用がありますが、食事から摂取した脂質のすべてが吸収されない訳ではありません。

推奨容量のゼニカルを服用した場合、食事に含まれる脂質のおよそ30%が吸収されなくなります。

そのため、1食で脂質を大量に摂取すると、ゼニカルの効果が十分に発揮できない可能性があります。

ゼニカルを服用して体重をコントロールするのであれば、3食の栄養バランスが偏らないようにしてください。

自身での個人輸入は避ける

ゼニカルは海外で人気の肥満治療薬ですが、日本では認可外の医薬品のため、服用する際には海外から取り寄せる必要があります。

しかし、自身での個人輸入で取り寄せたゼニカルには偽造薬剤や粗悪品が混じっているケースも多いため注意が必要です。

ゼニカルの利用を検討している方は、個人輸入代行サイトから購入するのがおすすめです。

まとめ

ゼニカルは世界80ヶ国以上で肥満治療薬として利用されています。

有効成分のオルリスタットには、食事から摂取した脂質の吸着を妨げ、体重をコントロールする作用が期待できます。