ビダリスタと併用注意の薬とは?併用注意の食べ物なども詳しく紹介
ビダリスタと併用注意の薬は、HIVプロテアーゼ阻害剤やCYP3A4誘導剤、α遮断剤になります。また、グレープフルーツやカフェインなどは併用注意の食べ物です。ビダリスタの服用を検討している人は、併用しないように注意しましょう。
お薬通販部スタッフ〔監修〕

目次
ビダリスタと併用注意の薬の種類

EDの治療目的で用いられるビダリスタには、有効成分として先発医薬品のシアリスと同様にタダラフィルが配合されています。
一般的にシアリスやビダリスタなどタダラフィル内服薬の副作用のリスクはそれほど高くありません。
しかし、特定の治療薬や食品を一緒に摂取すると、副作用や思わぬトラブルを引き起こす可能性もあります。
特に心血管系障害をお持ちの方や不安定狭心症のある方、心筋梗塞や脳梗塞の既往がある方は、シアリスやビダリスタなどのED治療薬により副作用のリスクが増加するため、服用を禁止されています。
ビダリスタと併用注意の薬一覧
下記の治療薬をシアリスやビダリスタと併用して服用すると、副作用のリスクを高める恐れがあるため注意が必要です。
CYP3A4阻害剤 | ・ケトコナゾール ・イトラコナゾール ・クラリスロマイシン ・テラプレビルなど |
HIVプロテアーゼ阻害剤 | ・リトナビル ・インジナビル ・サキナビル ・ダルナビルなど |
CYP3A4誘導剤 | ・リファンピシン ・フェニトイン ・フェノバなど |
α遮断剤 | ・ドキサゾシン ・テラゾシンなど |
降圧剤 | ・アムロジピン ・メトプロロール ・エナラプリル ・カンデサルタンなど |
その他 | ・カルペリチド ・ベルイシグアト |
ビダリスタと併用注意の薬を飲んだときの対処法とは?
ビダリスタと併用注意の治療薬を服用して副作用が起きた場合は、速やかに服用を中断して専門医もしくはかかりつけ医の診察を受けてください。
シアリスのジェネリック医薬品であるビダリスタの有効成分であるタダラフィルには、血管を拡張して血液の循環を促進する作用があります。
一時的に血圧が低下して、立ちくらみやふらつきといった副作用を起こす可能性があります。
CYP3A4阻害剤やCYP3A4誘導剤とビダリスタを併用すると、治療薬の効果が十分に感じられず、逆に効果や副作用が強く出すぎる恐れがあります。
海外では、タダラフィル内服薬(シアリス)の効果が強く出すぎて、4時間以上の勃起が持続した副作用も報告されているため注意が必要です。
ビダリスタとの併用に注意する食べ物や食事量は?

シアリスと同じ有効成分を含むED治療薬のビダリスタは、先発医薬品のバイアグラやレビトラに比べると、食事の影響を受けにくい点が特徴です。
ただし、あまりにも高カロリーな食品の大量摂取、過剰に飲酒をすると、ビダリスタの有効成分が十分に吸収されなくなる恐れがあります。
下記の食品や栄養素と一緒にシアリスやビダリスタを服用した場合、薬の効果が十分に得られなくなる可能性もあるため注意してください。
グレープフルーツ
シアリスやビダリスタを服用する際には、食事中やデザートにグレープフルーツを食べることは避けてください。
グレープフルーツに含まれるフラノクマリンには、肝臓で医薬品の有効成分が代謝されるのを妨げる作用があります。
医薬品の有効成分の代謝が妨げられると、薬の効果や副作用が強く出たり、反対に十分な効果が得られなくなったりする可能性があります。
グレープフルーツのほかにもダイダイやはっさく、夏ミカンなどにもフラノクマリンが含まれているため、併用には注意しましょう。
ビダリスタと同様に、タダラフィルを有効成分として配合しているシアリスの添付文書でには、グレープフルーツジュースなどを併用注意として挙げています。
グレープフルーツを食べたい場合は性交を先に伸ばすか、ビダリスタを服用してから36時間を空けましょう。
カフェイン
シアリスやビダリスタなどのED治療薬に限った話ではありませんが、医薬品を服用する際にはコップ一杯程度の水、もしくはぬるま湯での服用が基本です。
ビダリスタに関しては、カフェインが併用禁忌もしくは併用注意とはされていませんが、人によっては胃痛の副作用を増加させます。
グレープフルーツジュースでシアリスやビダリスタを服用すると、副作用のリスクを高める恐れがあるため併用しないでください。
コーヒーを飲む習慣がある方は、性交を予定している日だけは摂取を避けましょう。
ビダリスタの服用に注意する人の特徴

シアリスのジェネリック医薬品であるビダリスタは、比較的副作用のリスクが低い医薬品です。
しかし、以下のような特定の背景を有する方が服用した場合、思わぬ副作用を引き起こす可能性があるため注意しましょう。
上記に当てはまる方がEDを改善したい場合、シアリスやビダリスタをはじめとするED治療薬の服用以外の方法を検討してください。
過去に過敏反応が出た経験がある人
ビダリスタの先発医薬品であるシアリスの添付文書には、本剤の成分に対し過敏症の既往歴がある患者への投与を禁止する旨が記載されています。
既往歴は、これまでにかかった病気の記録で、病名だけでなく医薬品による副作用やアレルギー反応、健康状態の変化なども挙げられます。
シアリスやビダリスタなどED治療薬の服用によって副作用があらわれる確率自体は低いのです。
しかし、臨床使用に基づく情報では外国で視力低下、けいれん発作を起こしたという事例も報告されているため注意が必要です。
肝臓に病気や障害がある人
肝臓に病気や障害がある人も、ビダリスタの服用には注意が必要です。
特に重度の肝機能障害をお持ちの方に関しては、ビダリスタなどのタダラフィル内服薬を投与しないよう注意が喚起されています。
シアリスの添付文書には、重度の肝機能障害をお持ちの方について、臨床試験から除外されている旨が記載されています。
医薬品の有効成分は主に肝臓で代謝されるため、ビダリスタに限らず化学的に製造された医薬品はすべて肝臓に負担を掛けるのが特徴です。
肝臓に病気や障害がある人は、自分の判断でビダリスタを服用するのではなく、必ず医師に相談してください。
不整脈などの疾患を持っている人
ビダリスタの有効成分であるタダラフィルには、血管を拡張する作用があります。
循環器系の疾患や、障害をお持ちの方もビダリスタの服用には注意しなければなりません。
ビダリスタと同じタダラフィル内服薬のシアリスの添付文書では、以下の方にはシアリスを投与しないよう記載されています。
不整脈と高血圧はコントロールできていればビダリスタの服用が可能ですが、自分の判断ではなく医師の診察を受けましょう。
ビダリスタと併用禁忌の薬

ビダリスタの併用禁忌薬は以下の通りです。
硝酸剤およびNO供与剤 | ・ニトログリセリン ・亜硝酸アミル ・硝酸イソソルビド ・ニコランジルなど |
sGC刺激剤 | リオシグアト(アデムパス) |
硝酸剤およびNO供与剤とビダリスタを併用した場合、降圧作用を増強するとの報告が行われています。
sGC刺激剤とビダリスタを併用した場合、全身の血圧に相対的な影響をおよぼし、血圧低下を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
まとめ

ビダリスタの先発医薬品であるシアリスは効果の最大持続時間が36時間と長く、ED治療薬のパイオニア的存在であるバイアグラよりも広く用いられています。
ビダリスタにもシアリスと同じ有効成分のタダラフィルが配合されているため、先発医薬品と同じく、血管を拡張して勃起をサポートする効果が期待できます。
ただし、副作用に関してもシアリスと同程度のリスクがあるため、用法用量を守った正しい服用が重要です。
特に肝臓や心臓に病気や障害がある人は、ビダリスタの服用に際して医師の判断を仰いでください。
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ビダリスタは先発医薬品であるバイアグラやレビトラに比べると効果の最大持続時間がおよそ36時間と長く、ウィークエンドピルの呼び名でも親しまれています。
また、バイアグラやレビトラのように食事の影響を受けにくく、食前・食後のいずれに服用しても効果に違いがありません。
通販サイトでビダリスタを購入する場合、先発医薬品よりも安価で購入できる点もおすすめポイントの1つです。
ただし、ビダリスタに限らず医薬品には副作用のリスクがあるため、定期的に健康診断を受けるようにしてください。
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