有効成分バルデナフィルの効果とは?EDのメカニズムも解説!
有効成分バルデナフィルは3大ED治療薬の1つであるレビトラのジェネリック医薬品です。バルデナフィルの効果およびEDのメカニズムなどについて解説します。
お薬通販部スタッフ【監修】

有効成分バルデナフィルはバイアグラに次いで開発された第2のED治療薬「レビトラ」の主成分で、従来のED治療薬の成分に比べて即効性に優れ、食事の影響を受けにくい点が特徴です。
本記事では勃起のメカニズムやEDの仕組みを分かりやすく解説するとともに、ED治療薬のバルデナフィルについて解説します。
目次
EDとは

EDは英語の「Erectile Dysfunction」の頭文字を取った略語で、日本では勃起不全と呼ばれています。
勃起不全やEDと聞くと、勃起が起こらなくて性行為ができない病気と思われている傾向にありますが、実際には勃起が起こらない現象だけがEDではありません。
日本性機能学会および日本泌尿器科学会が策定するED診療ガイドラインでは、勃起不全を次のように定義しています。
『満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発すること』
つまり、EDの症状は勃起が起こらないだけでなく、勃起は起こるものの膣内に挿入できるための十分な硬さが得られない、もしくは性行為の途中で萎えてしまう状態も含まれます。
日本におけるED患者は1,100万人以上とされており、中高年を中心に多くの方が上記の症状およびコンプレックスに悩まされています。
勃起が起こるメカニズム
汎用バルデナフィルの効果について理解するためには性行為時に勃起が起こり、射精によって鎮静化するメカニズムを知っておく必要があります。
以上が性行為にともない勃起が起こり、射精に伴って鎮静化するメカニズムです。
バルデナフィルをはじめとするED治療薬に関してよくある勘違いが、服用するだけで勃起が起こるというものです。
ED治療薬は性欲増進剤や催淫剤とは異なり、服用したからといって強制的に勃起が起こる訳ではありません。
勃起が起こるためには、あくまでも性的刺激が加わる必要があります。
逆に言えば、ED治療薬を服用しても望まない勃起が続くわけではないため、服用を過度にためらう必要はありません。
EDの仕組み
勃起が起こるためには性的刺激を受けたうえで、陰茎海綿体に多量の血液が送り込まれる必要があります。
陰茎海綿体に血液を送るために重要な働きを持つのが、cGMPとも呼ばれる環状グアノシン一リン酸です。
しかし、EDを発症している方では環状グアノシン一リン酸の増加が鈍く、陰茎海綿体に送られる血液量が少ない傾向にあります。
また、陰茎海綿体に送られる血液量が少ないうえ、勃起を鎮静化させるホスホジエステラーゼ5は正常に働くため、さらに勃起が起こりにくくなるといった悪循環に陥りがちです。
バルデナフィルには、PDE5の働きを阻害してcGMPを増加させる作用があるため、EDの改善に効果的です。
EDの原因
EDには器質性EDと機能性ED、および混合性EDの3つのタイプがあります。
器質性EDは病気やケガなどが原因で血管や神経が傷つき、陰茎海綿体に血液や勃起の指令が届きにくくなる点が特徴です。
器質性EDを引き起こす代表的な病気およびケガが、糖尿病性神経障害や脊髄損傷などです。
また、中高年以降になると加齢に伴って動脈硬化が進行し、血行不良によりEDを発症するリスクが増加します。
機能性EDは心因性EDとも呼ばれており、過去に経験した性交時の失敗によるトラウマや性交に対する不安、心身のストレスなどが原因となり引き起こされます。
混合性EDは50代や60代男性に多く見られ、器質性EDと機能性EDが合わさって起こる点が特徴です。
有効成分バルデナフィルの効果

ED治療薬のバルデナフィルには、主に以下3つの効果が期待されています。
先発医薬品のレビトラと同じ有効成分「バルデナフィル」が含まれているため、ジェネリック医薬品のバルデナフィル錠の添付文書を基に、バルデナフィルの効果について解説します。
即効性が高い
ED治療薬としてはバイアグラやレビトラ、シアリスがよく知られており、それぞれ以下のような特徴があります。
バイアグラ | バルデナフィル(レビトラのジェネリック医薬品) | シアリス | |
有効成分 | シルデナフィル | バルデナフィル | タダラフィル |
勃起力 | 強い | とても強い | マイルド |
効果が出始めるまで | およそ60分 | おおそ15分 | およそ60分 |
効果の持続時間 | およそ5時間 | およそ6時間 | およそ36時間 |
副作用 | 出やすい | 出やすい | 出にくい |
食事の影響 | 受けやすい | 受けにくい | 受けない |
バイアグラやシアリスは服用してからおよそ60分で効果があらわれ始めますが、レビトラはおよそ15分と即効性が期待できます。
また、バルデナフィルは勃起力が強く、バイアグラに比べて食事の影響を受けにくい点もメリットの1つです。
EDの症状を改善
有効成分バルデナフィルは、ホスホジエステラーゼ5(PDE5)の働きを阻害する点が特徴です。
ホスホジエステラーゼ5の働きが阻害されると、相対的に環状グアノシン一リン酸(cGMP)の作用が増強されるため勃起が起こりやすくなります。
勃起が起こりやすくなると、EDにともなう以下の症状の改善が期待できます。
バルデナフィルはその他のED治療薬と同じく、原則として1日1錠を服用してください。
効果が十分に得られないからといって自分の判断で増量すると、副作用のリスクを高める恐れがあります。
バルデナフィルは連日服用しても問題ありませんが、24時間以上の服用間隔を設けてください。
男性としての自信を取り戻す
バルデナフィルを服用すると30分から45分で効果が最大になり、およそ6時間効果が持続します。
効果が持続している間は性的刺激により何度でも勃起が起こるため、男性としての自信を取り戻す効果も期待できます。
有効成分バルデナフィルと性欲について

勃起が起こるメカニズムでも述べたように、バルデナフィルを服用したからといって勝手に勃起が起こる訳ではありません。
男性に対して何らかの性的刺激が加わることで性欲が起こり、陰茎海綿体に指令が送られて初めて勃起が起こるのです。
バルデナフィルを始めとするED治療薬は、あくまでも陰茎に送られる血液量を増加させるための医薬品です。
逆に言えば有効成分の効果が持続中であっても、性的刺激がなければ勝手に勃起することはありません。
病気やケガが原因のEDに対するバルデナフィルの効果

器質性EDを引き起こす代表的な病気やケガが、糖尿病性神経障害および脊髄損傷である点は前述の通りです。
糖尿病性神経障害や脊髄損傷を発症すると、脳から陰茎へと送られる神経伝達が阻害され、勃起を引き起こしにくくなります。
バルデナフィル錠を用いた臨床試験では、糖尿病性神経障害が原因のEDに有意な改善が見られました。
脊髄損傷が原因のEDに関しては、バルデナフィルに対する忍容性が良好な方に対して投与する量を増やしたところ、勃起機能の改善が見られました。
まとめ

バルデナフィルには陰茎海綿体に送られる血液量を増加させ、強力な勃起をサポートする働きが期待できます。
日本ではバイアグラやレビトラ、シアリスのみが認可されているため、バルデナフィルを含むジェネリック医薬品の購入を検討している方は個人輸入通販サイトを利用するのがおすすめです。
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