タイレノールの副作用とは?症状の種類や発現頻度についてご紹介!
タイレノールの副作用は頭痛や腰痛、風邪にともなう発熱などに悩まされている方にとって気になる情報の1つです。タイレノールの副作用について解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

タイレノールはアメリカを代表する製薬会社「Johnson&Johnson(ジョンソン・エンド・ジョンソン)」が製造・販売している解熱鎮痛剤です。
タイレノールには頭痛や腰痛、生理痛などにともなう痛みの緩和だけでなく、悪寒・発熱時の解熱効果も期待できます。
しかし、タイレノールに限らず化学的に製造された医薬品には、副作用のリスクがあることを知っておきましょう。
本記事ではタイレノールの服用で起こり得る副作用の種類、および発現頻度について解説します。
目次
タイレノールの基本情報

タイレノールは有効成分「アセトアミノフェン」を配合しており、血管や汗腺を拡張して体内の熱を体外へ放出するはたらきがあるため、悪寒・発熱時の解熱効果が期待できます。
また、脳内の痛みを伝達する物質の働きを阻害する作用もあるため、頭痛や腰痛、生理痛、歯痛・抜歯後の痛みなど、さまざまな症状における鎮痛効果があります。
非ピリン系の解熱鎮痛剤で比較的安全な医薬品のため、世界の多くの国で解熱鎮痛剤として使用されている点も特徴です。
副作用のリスクも比較的低いとされるタイレノールですが、医薬品には必ず副作用のリスクがともなうため、服用前に十分に理解しておくことが重要です。
![]() タイレノールは、アセトアミノフェンを含有している解熱鎮痛剤です。アメリカの大手製薬会社Johnson&Johnson(ジョンソン・エンド・ジョンソン)が製造販売。解熱以外にも、痛みを伴う様々な症状の治療薬として使用されています。 1箱:4,240円~ |
タイレノールの重大な副作用

はじめに、タイレノールを服用した場合に起こり得る重大な副作用について解説します。
タイレノールの服用により、上記の重大な副作用が起こる頻度はいずれも不明です。
ショック、アナフィラキシー
タイレノールの重大な副作用の1つがショック、アナフィラキシーです。
服用してすぐに皮膚のかゆみや蕁麻疹、のどのかゆみ、嗄声、動悸、息苦しさなどが見られる場合、ショック・アナフィラキシーの可能性があります。
薬剤性過敏症症候群
タイレノールの副作用で薬剤性過敏症症候群を発症すると、皮膚の広い範囲で紅斑が見られ、発熱や身体のだるさをともないます。
間質性肺炎
タイレノールの副作用により間質性肺炎を発症した場合、階段の上り下りですぐに息が切れたり、空咳や発熱が見られたりします。
劇症肝炎・肝機能障害・黄疸
タイレノールの重大な副作用としては、劇症肝炎・肝機能障害・黄疸も挙げられています。
普段からアルコールを摂取する方は肝機能障害を起こすリスクが高くなるため、定期的に血液検査を受けることが重要です。
その他
タイレノールの服用にともなうその他の副作用としては、喘息や顆粒球減少症、中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症などが挙げられています。
タイレノールの主な副作用

タイレノールの主な副作用は以下の通りです。
発症部位 | 症状 |
皮膚 | かゆみ・発赤・発疹 |
消化器 | 吐き気・嘔吐・食欲不振 |
精神神経系 | めまい |
その他 | 過度の体温低下 |
上記の副作用に関しても、発現頻度は不明となっています。
副作用が強く見られる際の対処法

タイレノールの服用にともない副作用が強く見られる方は、服用中の医薬品を携行して専門医の診察を受けてください。
特に皮膚のかゆみや蕁麻疹、のどのかゆみなどが見られる方はショック・アナフィラキシーの可能性もあるため、自分の判断で放置するのは禁物です。
まとめ

タイレノールの副作用に関してはいずれも頻度不明とされており、それほど危険な医薬品ではありません。
しかし、稀にショック・アナフィラキシーを招くなど、重篤な副作用が起こる可能性があります。
タイレノールの服用にともない頻繁に副作用があらわれる方や症状が重い方は、速やかにかかりつけ医の診察を受けてください。
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タイレノールは、アセトアミノフェンを含有している解熱鎮痛剤です。アメリカの大手製薬会社Johnson&Johnson(ジョンソン・エンド・ジョンソン)が製造販売。解熱以外にも、痛みを伴う様々な症状の治療薬として使用されています。
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