ニキビが突然大量発生する理由と即効できる正しい対処法を紹介
突然のニキビ大量発生にお困りの方へ。そのニキビの発生は、ストレスが原因かもしれません。綺麗な肌に早く回復するためには、白ニキビのうちに早急に対処することが必要です。この記事では、ニキビ発生の原因や即効できる正しい対処法、ニキビ跡ケアを解説。おすすめの治療薬や自宅でできるセルフケア、クリニック受診の流れを紹介します。
お薬通販部スタッフ[監修]

ニキビが突然大量に発生するのは、ストレスや病気のサイン、アレルギーが関係している可能性があります。
症状が進行する前に、即効できる対処法を身につけて、突然大量に発生したニキビにも落ち着いて対応しましょう。
自宅でできるセルフケアや、クリニック受診の流れを理解し、自分に合った対処法を見つけてみてください。
目次
突然のニキビ大量発生の原因はストレスや病気の可能性も

思春期ごろから活発にでき始めるニキビ。
朝、鏡で自分の顔を見て、突然できているととてもショックですよね。
ニキビは、毛穴詰まりからアクネ菌が増殖し、その後炎症が起きることで発生します。
皮膚科の病気の一種で、生涯にわたり、誰にでも起こりうる肌トラブルです。
くり返しできることが多く、治りも遅いことから、悩まされている人は多いのではないでしょうか。
ニキビができる原因を知って、できるだけ早く対処したいですよね。
以下では、突然ニキビができる原因について、解説していきます。
大人の突然ニキビはストレスが原因?
大人ニキビは、ストレスによる肌の代謝の乱れが原因の一つです。
ストレスが溜まると自律神経が乱れてしまいます。
自律神経は、交感神経(緊張状態)と副交感神経(リラックス状態)のバランスが大切です。
交感神経が優位になると、男性ホルモンやノルアドレナリンにより、皮脂の分泌量が増加することで脂性肌になります。
そこで、肌の代謝が適切に行われている時には、皮脂は毛穴から汗として排出することが可能です。
しかし、代謝が乱れていることにより、古い角質が溜まり、皮脂による毛穴詰まりが発生。
その後アクネ菌が増殖することで、ニキビが発生してしまいます。
またストレスにより活性酸素が発生すると、細胞や美肌成分が傷つきます。
免疫力や肌の再生エネルギーの低下を招き、ニキビの回復に時間がかかる原因になってしまうのです。
さらに、ストレスによる自律神経の乱れは、睡眠不足にもつながります。
良質な睡眠がとれなくなることで、肌の再生を促す成長ホルモンの分泌が低下。
大量のニキビ発生や回復の遅れの原因になります。
肌の状態を維持するためにも、普段からストレスを溜め込みすぎないように意識して生活していくことが大切です。
顔全体のニキビ大量発生は病気のサイン
顔全体にニキビが大量発生した際には、体になんらかの異常が発生している可能性が高いため、注意が必要です。
以下の病気のサインであることも考えられます。
早めに皮膚科を受診して、適切な治療を受けるようにしましょう。
アレルギーが原因でニキビが急に増える
ニキビは皮脂による毛穴詰まりが原因で起こるものであるため、アレルギーとの関係性は高くありません。
しかし、皮膚への付着によるアレルギー反応で皮膚が赤くなり、炎症を起こすことで、ニキビが増える可能性はあります。
アレルギー反応の場合は、赤い斑点やかゆみ、乾燥などの症状が伴うことが多いです。
主に花粉や食品、金属類、化粧品、洗剤が皮膚に触れることにより、ニキビが発生する可能性があります。
アレルギー症状の緩和のためには、抗ヒスタミン薬などの服用も必要なため、皮膚科の受診をおすすめします。
白ニキビが突然大量発生した時の緊急スキンケア対策とは

白ニキビは、ニキビの初期症状です。
毛穴の皮脂や角質が白く膨らんで見えるもので痛みや腫れはありません。
しかし、大きな影響はないからといって放置してしまうと、ニキビの悪化やニキビ跡の原因になるため、早急に対策が必要です。
以下では、白ニキビが突然大量発生した場合の緊急スキンケア対策について解説します。
初期症状の白ニキビの段階で対策をして、早急に綺麗な肌を取り戻しましょう。
おでこの白ニキビが急に増えた場合
皮脂腺が発達しているおでこはニキビができやすいと言われています。
突然大量に発生することもあるでしょう。
髪の毛などが触れる刺激が悪化の原因になることもあるため注意が必要です。
まずは、皮膚の清潔を保ちましょう。
洗顔は、1日2回を基本に洗顔料を使って丁寧に行います。
メイクをしている場合、メイク落としはクレンジングを使って、ニキビをつぶさないように気をつけながらこすらずやさしく洗いましょう。
ヘアスプレーやシャンプー、リンスなども刺激となりやすい部位です。
洗い残しのないようによくすすいでください。
また、おでこの皮膚に刺激を与えないよう髪の毛先がかからないようにすることも重要です。
難しい場合は、在宅中だけでも、ヘアピンやヘアバンドなどを使って、前髪を上げておくようにしましょう。
頬にできた白ニキビの正しい対処法
白ニキビは、ニキビの初期症状であるため、角栓を取れば症状はおさまります。
洗顔でしっかりケアすることが大切です。
低刺激な洗顔料を泡立てて、優しく洗顔、洗い残しのないようにしっかりすすぎましょう。
また、洗顔のあとは、乾燥を防ぐために保湿をすることも大切です。
ただし、早く直したいからといって、洗顔をしすぎるのは肌によくありません。
乾燥や代謝乱れの原因になるため、注意してください。
また、アダパレン、過酸化ベンゾイルなどの毛穴詰まりを解消する成分を含む塗り薬を使用してみるのもよいでしょう。
さらに、食事や睡眠で生活習慣を整えることも大切です。
食事では、肉や魚、野菜などのビタミンB群を含む食品を食べることで、皮脂の分泌のバランスを調節できます。
細かいニキビ大量発生への即効ケア
細かいニキビが大量発生しても、焦らず対処しましょう。
初期のニキビであるため、洗顔で角質ケアを行い、肌の清潔を保つことがなにより大切です。
また、皮脂分泌を促す脂質や糖質の多い食事は避け、バランスのよい食事をとるようにしましょう。
肌の代謝を促すために睡眠を十分にとることもポイントです。
症状の回復に時間がかかる場合は、皮膚科を受診して適切な治療を受けるようにしましょう。
注意点は、ニキビを触ったりつぶしたりしてしまうこと。
菌が付着して悪化の原因になり、回復に時間がかかってニキビ痕を残すことに繋がるため、注意しましょう。
突然の大量ニキビを治す治療法とニキビ跡ケアを徹底解説

白ニキビを放置していると、患部が赤く腫れあがる赤ニキビや、膿をもったような黄ニキビへと悪化します。
ニキビの状態によって、自宅でのセルフケアにするのか、クリニックを受診するのか正しく判断することが大切です。
また、自分でニキビをつぶしたり膿を出そうとすると、皮膚の組織が傷つきニキビ跡になります。
ニキビ跡を残さないためには、ニキビを悪化させずに早急に対処をすることが重要です。
以下では、突然発生した大量ニキビを治す治療法とニキビ跡ケアを徹底解説します。
クリニックでのニキビ治療法の紹介
日本人は、世界的にみても、ニキビ治療でクリニックを受診する人が少ない傾向にあります。
ニキビを皮膚科で治療する人の割合は以下の通りです。
58%のフランスに比べると、日本は17%。
ニキビで受診をする人は非常に少ないことがわかります。
自宅でのセルフケアで済ませる人も多い日本ですが、専門家の治療を受けることで、適切な治療薬やアドバイスを受けられるので、ぜひ検討してみてください。
クリニックでは以下のようにニキビの治療が行われます。
1、問診 | ニキビができた時期・体調・生活習慣などの聞き取り |
2、検査 | 軽度の場合は検査なし重度の場合は血液検査やホルモンバランスを調べることもある |
3、治療や薬の説明 | 患者の肌に合う治療法の説明を受ける治療法には、塗り薬や飲み薬を用いる薬物療法や、面ぽう圧出などの処置がある。 |
4、生活上の注意点の指導 | 洗顔や食事、睡眠についてのアドバイスがあることもある |
ニキビは慢性的で、繰り返しできてしまうことも多いものです。
しっかり治すためには3ヶ月ほどの通院が必要です。
綺麗な肌を取り戻すためには、根気強く向き合っていく必要があります。
ニキビ跡を防ぐための治療法と注意点
ニキビ跡は、大きく分けると以下の3種類があります。
とくに凹凸は、レーダーなどを使用した治療法もありますが、完全に消すことは困難です。
ニキビ跡を防ぐためには、炎症のない白ニキビの段階で、早期に治療しましょう。
白ニキビは、毛穴に皮脂が溜まっている状態です。
洗顔で肌を清潔に保ち、炎症を起こす雑菌が入らないように清潔なタオルを使用するようにしましょう。
肌の乾燥を防ぐための保湿も大切です。
注意点は、白ニキビを早く治そうとして、潰したり皮脂や膿などを押し出すなどの行為をしないこと
真皮がダメージを受けて、ニキビ跡になる原因となります。
大量の白ニキビをおすすめ治療薬で自宅で治す方法
忙しい毎日を送る中で、根気強くクリニックに通い続けるのが難しい人も多くいるでしょう。
できることなら、治療薬を使って自宅で綺麗に治したいですよね。
大量に発生した白ニキビにおすすめの治療薬を紹介します。以下の表を見てください。
治療薬 | 効果 |
過酸化ベンゾイル製剤 | 原因菌を殺菌して毛穴詰まりを解消 |
アダパレン製剤 | 毛穴の詰まりを解消 |
過酸化ベンゾイル+アダパレン配合剤 | 白ニキビのほかにも黒・赤ニキビにも効果あり |
過酸化ベンゾイル+抗菌薬配合剤 | 白ニキビのほかにも黒・赤ニキビにも効果あり |
イオウ製剤 | 毛穴の角質をはがして開きやすくする |
抗菌薬(飲み薬) | 原因菌の増殖を抑える |
漢方薬やビタミン剤(飲み薬) | 目的に合わせて補助的に服用 |
過酸化ベンゾイル製剤やアダパレン製剤は、継続して使用することで効果を発揮します。
最初は、肌に刺激を感じても、少しずつ慣れていける場合が多いです。
おすすめの治療薬は以下の通りです。ニキビの症状に合わせて選んでみてください。
商品名 | 商品画像 | 特徴 | |
イソトロイン | ![]() | 軽度から重度まで幅広く使用可能顔の皮脂を抑え、アクネ菌を殺菌 | |
トレティヴァ | ![]() | 抗生物質並みの殺菌作用を持つ。皮脂腺の細胞を退縮させて毛穴を小さくし、毛穴詰まりを抑える | |
ディヴァイン | ![]() | ミノマイシンのジェネリック医薬品赤みや化膿を伴う炎症性のニキビに効果的 |
まとめ

「くり返しできる」「治りが遅い」と、なにかと厄介者な大人ニキビ。
大量のニキビを発生させないためには、自律神経を整え、食生活や睡眠の質を意識しながらストレスを溜め込まない生活を意識することが大切です。
自分に合うストレス発散方法を見つけて、忙しい毎日の中でも気持ちを和ませる時間を作るようにしましょう。
万が一、大量のニキビが発生してしまった場合には、悪化する前に早急に対処することが重要です。
洗顔や保湿をはじめ、治療薬の使用、クリニック受診を検討しながら、ニキビの状態に合わせて、適切にケアするようにしましょう。
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