性病は自然治癒するのか?性感染症は放置では治らない!必ず治療を!
性病は必ず治療が必要な病気で、自然治癒はありません。症状が一時的に落ち着いても病原菌は体内に残り、病気はじわじわと進行してしまいます。放置すると思わぬ健康被害や合併症につながる場合があるので、必ず治療を受けてください。
お薬通販部スタッフ[監修]


性病って放っておくとどうなるの?

家で簡単に治す方法はないの?
性器に痛みや痒みなど、性病のような自覚症状があるけど「そのうち治るかな?」と安易に思われている方もいるかもしれません。
残念ながら性病は、風邪のように自然治癒はありません。症状が一時的に落ち着いても病原菌は体内に残り、病気はじわじわと進行してしまいます。必ず早めに治療しましょう。
本記事では、性病を放置するリスクや、危険な性病についてわかりやすく解説しています。
病院へ行くのにためらいがある方でも、現在ではオンライン診療や、検査キットなどを利用し自宅での診断も可能です。病名がわかれば治療薬を通信販売で購入する方法もあります。
ぜひ最後までお読みいただき、性病の治療についての理解を深め、必要に応じて適切な対処をしていきましょう。
目次
性病を放置するリスク!症状がでたら早めの治療を

性病は必ず治療が必要な病気で、自然治癒はありません。初期症状は軽い場合が多く、見落としがちです。
しかし、そのまま放っておくと病状が進行し、思わぬ健康被害や合併症につながる場合があります。
たとえば、性病は治療を受けずにいると、男女問わず不妊の原因、妊娠中だと赤ちゃんへの感染、病原菌が別の疾患を引き起こす可能性もあります。
排尿時の違和感や性器周辺のかゆみ、分泌物などがあれば、性病のサインです。
これらの症状があれば、なるべく早めに医療機関を受診しましょう。
早ければ早いほど、治療は簡単で確実です。
本章では、性病治療の理解をさらに深めるために、以下の見出しで詳しく解説しています。
順番にみていきましょう。
性病で死ぬ確率はどれくらい?
現在では、適切な治療により、性病が原因で亡くなることはほとんどありません。
たとえば、HIVなどの深刻な性病でも、治療を続ければ生命の危険はほぼありません。
クラミジアや淋病などの性病は、ひどくなると合併症を引き起こしますが、治療を受ければリスクは大幅に減少します。
重要なのは、性病の兆候を早く見つけて、病院やクリニックなどで検査を受けることです。感染がわかれば、すぐに治療を開始し、性病によるリスクを防ぎましょう。
安全な性行為の習慣と、定期的な健康チェックで、自分自身や家族、パートナーの健康を守りましょう。
治らない性病の種類はどれ?
多くの性感染症は適切な治療で治せます。しかし、一部には治癒しない病気も存在します。
その代表例が「ヘルペス」と「エイズ」です。現時点では治療をおこなっても、完治はしません。しかし、治療によって症状を抑えられ、さらには、パートナーへの感染リスクも減少させられるでしょう。
本章では「ヘルペス」と「エイズ」について詳しく解説します。
それでは、一つずつ見ていきましょう。
ヘルペス
ヘルペスは、完全に治癒するのが難しい性感染症の一つです。
このウイルス性疾患は、主にヘルペス・シンプレックス・ウイルス(HSV)によって引き起こされ、口唇ヘルペスと性器ヘルペスの2種類があります。
一度ヘルペスウイルスに感染すると、完全に体内からウイルスは取り除けません。しかし、発症した際には抗ヘルペス薬でウイルスの増殖を抑え、症状を抑えられます。
ただし、症状が治まっても、体調により再発するため、気をつける必要があります。
再発を防ぐためには、生活習慣を整え、しっかりとした睡眠、バランスの良い食事、そして疲れを溜めない生活で免疫力を高めましょう。
HIV(エイズウィルス)
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)は、エイズ(後天性免疫不全症候群)を引き起こすウイルスです。
HIVに感染すると、ウイルスが免疫システムを攻撃し、時間とともに免疫力が低下します。これにより、普通ならかからないような感染症や病気へ感染し、エイズの発症とみなされるのです。
現在、HIVウィルスを体から排除する完全な治療法はありません。しかし、抗HIV薬の服用により、HIVの増殖を抑えられます。
これにより、エイズ発症を防ぎ、パートナーに感染させるリスクも大幅に軽減させられます。
HIV感染者も薬を服用し治療を続ければ、健康的な生活を継続して送れるでしょう。
性病は自然発生するのか?
性病や性感染症(STD)は自然発生するものではなく、ウイルスや細菌などの病原体によって起こります。
感染部位は性器に限らず、口、肛門、目なども対象です。感染は、原因となる菌が含まれた分泌物や血液が粘膜や皮膚、あるいは傷口と触れ合って起こります。
主に性行為やオーラルセックスを通じて広がり、妊娠・出産時に母親から子どもへ伝わるなど、注意が必要です。
適切な予防策をとれば性病のリスクは大きく減少します。
感染しても、早期に発見し治療すれば、ほとんどの場合は治癒する病気です。
感染が気になる場合も恐れずに、検査を受けましょう。
性病の治療薬は?完治するまでの期間は?

性感染症が完治までの期間は、その種類や治療方法によって異なるため一概にはいえません。
多くの場合、1〜4週間の抗生剤服用で治りますが、完全に治癒したかを確認するためには自己判断はせず、必ず再検査を受けましょう。
本章では、治療方法や薬の入手方法について解説しています。
それでは、みていきましょう。
主な性感染症は治療薬で治る!
ほとんどの性感染症は薬の服用で治療できます。入院や手術が必要なケースはほとんどなく、治療には通常、薬の服用や注射、点滴が用いられます。
治療すれば治癒可能な性感染症は以下の通りです。
性病は自然には治らないため、必ず治療を受けてください。
治療を受けないまま放置すると病気は進行し、合併症を引き起こしたり、パートナーに感染させたりとリスクが上がります。
心配な症状があれば、迷わず医療機関を受診しましょう。
通販で薬を購入する方法もある
性病の治療には適切な薬が必要です。
忙しくて時間がなかったり、恥ずかしかったり、病院へ行くのに抵抗がある方は、通販で治療薬を購入する方法もあります。
通販を利用する際は、口コミなどを参考に信頼できるサイトを選び、正しい薬の種類と用量の確認が大切です。
しかし、病名がはっきりとしていない段階で、自己判断で治療を決めるのはリスクが伴います。症状があれば、まずはオンライン診療や検査キットを利用して、性病検査を受けてください。
治療後は再検査を行い、完治を確認しましょう。
咽頭の性病も必ず治療しよう
咽頭(のど)への性病感染もあり、その多くはオーラルセックスやディープキスが原因です。
喉の性病を調べるには、うがい検査や咽頭ぬぐい検査を行います。症状としては、喉に痛みや違和感があらわれ風邪と間違えやすいです。
ただし、性病の場合は咳が出ても、鼻水や鼻づまりは通常ありません。
咽頭に感染する性病には以下があります。
治療方法は原因となる菌やウイルスによって異なり、ほとんどは内服治療です。
淋病のように治りにくい性病には点滴が必要な場合もあります。
喉の違和感や痛みが続く場合は、性病の可能性があるため、性病検査と治療を受けましょう。
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数ある性病のなかでも特に注意が必要な3つを紹介します。
なぜ、特に注意が必要なのかを順番に説明しましょう。
エイズ(AIDS)
エイズ(後天性免疫不全症候群)は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が原因で発症する病気です。
一度感染すると完治しない性感染症です。HIVに感染すると、免疫力を維持するための白血球が減少し、感染症や癌に対する抵抗力が低下します。
治療をせずにいるとウイルスは増殖し、エイズを発症する危険性があります。
エイズになると、免疫力が衰え、通常では感染しないような病気にかかり重症化するなど、最悪の場合、命に関わる病気なのです。
そのため、HIVに感染した時点でなるべく早めの治療開始が重要です。
抗HIV薬を服用し治療を続ければ、エイズ発症が抑えられ、健康に生活を続けられます。
初期症状は風邪に似ており、発熱や咽頭痛、倦怠感などが出ますが見過ごしやすいため気をつけましょう。
梅毒
梅毒は「梅毒トレポネーマ」という細菌が原因で起こる性感染症で、性行為の他、口や肛門の粘膜を通じても感染します。
最近、感染者が増えているため、注意が必要です。
梅毒は進行に応じて1期から3期に分けられます。
梅毒の怖いところは、1期、2期で症状が出てもすぐにおさまり、治ったと勘違いしてしまう点です。
そのまま3期を迎えると重い病気として現れるのです。幸い、梅毒は抗生物質による治療で完治します。
早期に発見すれば、比較的簡単に治療できます。
しかし、症状が軽く見過ごされがちなので、思い当たる点がある方は一度性病検査を受けた方がよいでしょう。
トリコモナス症
トリコモナス症は、トリコモナス原虫が原因で起こる性感染症です。
主な感染源は性行為ですが、感染力が高く、タオルやトイレの共有で感染する可能性もあり、家族間感染が心配されます。
男性は尿道に、女性はおりものの増加や臭い、かゆみなどの症状が現れますが、無症状の方も多く知らぬ間に感染が拡大するなど注意が必要です。
症状に気づかずにそのままにしておくと、炎症が広がり、不妊や早産、流産などを引き起こす可能性もあります。
トリコモナス症の治療には、原虫に対応した抗原虫薬の使用が一般的です。
ただし、妊娠中の女性の場合、お腹の赤ちゃんへの影響を考え経口薬は使わず、代わりに膣内に薬を入れる方法で治療します。
まとめ

性病は「自然治癒しない、放置するとリスクが高まる、治療が必ず必要」と解説しました。
現代では、しっかりと治療を行えば性病が原因で死に至ることはほとんどありません。
しかし、症状がないからと言って放置していると、合併症を引き起こし重症化したり、合併症が原因で亡くなってしまったりする可能性が高まります。
性感染症のほとんどは完治が可能です。
完治できないHIVやヘルペスであっても、薬で症状を抑えられます。
性病は適切な治療により、病気の進行を管理できます。
性病治療の重要性を常に意識し、必要に応じて検査を受け、家族、パートナー、そして自分自身を守りましょう。
この記事を書いた人
お薬通販部スタッフ