ノルレボと併用注意の薬は?併用禁忌との違いなど詳しく紹介
併用注意の薬と併用して服用するとノルレボの効果を弱める可能性があります。併用注意に指定されている薬や誤って飲んでしまった時の対処法について解説していきます。
記事公開日:2024.03.11
最終更新日:2024.06.03
お薬通販部スタッフ[監修]

ノルレボはWHO(世界保健機関)のエッセンシャルドラッグ(必須薬)に指定されている、日本初のアフターピルです。
女性の身体を守り気持ちに安心を与えるノルレボは、非常に心強い存在ですが、飲み合わせによって、薬本来の効果を弱めてしまったり、副作用を強めてしまう薬や食べ物があります。
このコラムでは、ノルレボの併用注意の薬や食べ物について詳しく解説していきます。
あらかじめノルレボについて知っておきたい方だけでなく、すでに服用した経験がある方もぜひ最後までご覧ください!
ノルレボの併用注意薬を解説していきます。
目次
ノルレボの併用注意の薬とは

併用注意とは、ノルレボとの併用によりノルレボの効果が弱くなってしまう、または反対にノルレボの効果が強くなり、副作用の発生確率が上がる医薬品や食べ物が該当します。
これに加え、相手の医薬品の効果を弱めてしまう場合も該当します。
たとえば、てんかんの治療に使用される薬には肝臓の薬物代謝酵素を誘導する作用があり、ノルレボと併用してしまうとノルレボの作用を減弱して、本来の効果が得られなくなってしまいます。
併用注意の薬一覧
ノルレボとの併用に注意する薬として、次のものがあります。
種類 | 含まれる製品 | 現象 |
---|---|---|
・肝代謝酵素誘導 ・HIVプロテアーゼ阻害剤 ・非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤 ・抗酸菌症治療薬 | ・フェノバルビタール ・フェニトイン ・プリミドン ・カルバマゼピン ・リトナビル ・エファビレンツ ・リファブチン ・リファンピシン | ノルレボの肝臓での代謝が早くなり、効果が減弱する |
これらの薬剤はノルレボと併用により、相互作用を起こし薬の効果を弱めるため、ノルレボを併用する際は医師へご相談ください。
併用注意と併用禁忌の違い
併用注意と併用禁忌、どちらもノルレボと併用によりお互いの効果に影響を与える点は同様です。
効果を増強するなどで最悪の場合、重篤な症状を引き起こす場合に併用禁忌とされるため、ノルレボと併用禁忌と定められている組み合わせの薬は、絶対に併用しないようにしましょう。
併用注意の薬と一緒に飲んでしまったら
もし万が一、ノルレボとの併用に注意が必要な薬を併用してしまった場合、ノルレボの効果が弱まります。
ノルレボが本来の効能が発揮できなくなる可能性があるため、併用してしまった際は医師へ相談しましょう。
またノルレボの服用の前に併用注意の薬を十分に確認し、場合によってはエラなどほかの経口避妊薬の検討も考えましょう。
併用してしまった場合、速やかに医師へご相談ください。
ノルレボとの併用に注意する食べ物

併用に注意するのは薬だけではありません。普段食べているものの中にもノルレボとの併用に注意しなければならない成分を含む食品があります。
中にはノルレボの成分を分解して、十分な効果が得られなくなってしまうものがあるため、服用前に確認する必要があります。
セイヨウオトギリソウ(セントジョーズワート)
セイヨウオトギリソウ(セントジョーンズワート)は、ヨーロッパやアジアで自生するオトギリソウ科の多年草植物で、夏に黄色い花を咲かせます。
この植物は、ハーブとして使用され、その葉と花はハーブティー、オイル、サプリメントなどに使用されています。
主な効果は、抗うつ、消炎、鎮痛などです。
セイヨウオトギリソウは一部の医薬品との相互作用が報告されており、服用している薬の効果を弱めたり、反対に強めたりする可能性があります。
ノルレボとも相互作用があり、代謝を早めるため効果が減弱してしまいます。
とくにサプリメントは知らないうちに、セントジョーンズワートが入っている場合があるため、十分注意してください。
まとめ

ここまで、ノルレボの併用注意について解説していきました。
普段何気なく服用している薬やサプリメントにも、ノルレボの効果を弱くしてしまう原因となってしまうものがあります。
併用注意を知ると、ノルレボの効果を適切に発揮させることにつながります。
正しくノルレボを使うと、身体を守り気持ちに安心を与える緊急避妊がおこなえるでしょう。
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