ニゾラールクリームの副作用とは?症状の種類や発現頻度についてご紹介!
抗真菌薬ニゾラールクリームの副作用は、真菌感染症を治療中の方にとって気になる情報の1つです。ニゾラールクリームの副作用や対処法について解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

ニゾラールクリームは代表的な抗真菌薬の一種で、有効成分であるケトコナゾールには真菌の繁殖を抑制し、皮膚の炎症を改善する効果が期待されています。
ケトコナゾールはイミダゾール系抗真菌薬に分類されており、真菌感染症に対して高い効果を発揮するうえ、副作用のリスクが低い点がメリットの1つです。
しかし、ニゾラールクリームも化学的に製造された医薬品である以上、多少なりとも副作用のリスクがともなうことを知っておいてください。
本記事では、ニゾラールクリームの副作用や発現頻度について添付文書をもとに解説します。
目次
ニゾラールクリームの特徴

ニゾラールクリームには、有効成分としてケトコナゾールが配合されています。
ケトコナゾールはアゾール系のうちイミダゾール系に分類されており、真菌の繁殖を抑制する効果が高いうえ、副作用のリスクが低い点が特徴です。
そのため、以下の真菌感染症を治療する目的で広く用いられています。
1990年代以前に製造されたニゾラールクリームをはじめとするイミダゾール系抗真菌薬は、特に皮膚カンジダ症に対する効果が高いことで知られています。
ケトコナゾール剤にはクリームタイプとローションタイプ、スプレータイプの3種類がありますが、どのような症状にも対応できるクリームタイプが処方されることが一般的です。
ローションタイプは浸透力が強いため、ただれや傷口がある箇所への使用が推奨されていません。
クリームタイプであれば、ひどいただれや傷口でなければ塗布できる点がメリットの1つです。
ニゾラールクリームの副作用

ニゾラールクリームは比較的副作用のリスクが低い医薬品ですが、使用した方のなかには以下の副作用を生じたケースもあります。
ニゾラールクリームの副作用について「皮膚」「全身障害および投与局所様態」「免疫系障害」の3つに分け、それぞれの発現頻度とともに紹介します。
0.1%~5%未満
0.1%未満
頻度不明
重大な副作用の可能性について
外用(塗り薬)タイプのケトコナゾールに関しては、重大な副作用が起こった例は報告されていません。
副作用を強く感じる際の対処法

ニゾラールクリームの使用に際して副作用を強く感じる際には、かかりつけの医師や薬剤師に相談することが重要です。
ニゾラールクリームに限らず抗真菌薬は根気強く使用する必要があるため、自分の判断で使用を中断しないでください。
自分の判断で使用を中断するとニゾラールクリームによって改善してきた症状が再び悪化し、完治を遅らせる恐れがあります。
まとめ

ニゾラールクリームはイミダゾール系抗真菌薬の一種で、真菌感染症に対して高い効果を発揮するうえ、副作用のリスクが低いことで知られています。
しかし、化学的に製造された医薬品である以上、ニゾラールクリームにも副作用のリスクがまったくない訳ではありません。
肌トラブルを避けるためにもニゾラールクリームの副作用について理解し、正しく使用するのがポイントです。
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