ニナゾールの服用方法は?効果を最大限に得るためのポイント!
ニナゾールはニゾラールタブレットのジェネリック医薬品で、内服タイプの抗真菌薬です。ニナゾールの服用方法について解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

ニナゾールはニゾラールタブレットのジェネリック医薬品で、有効成分としてケトコナゾールを配合しています。
ケトコナゾールは真菌感染症に対して高い効果を発揮すると分かっていますが、ニナゾールは国内未承認の医薬品のため、服用方法について十分に理解しておくことが重要です。
本記事ではニナゾールの服用方法や、服用する際の注意点について解説します。
目次
ニナゾールの服用方法

ニナゾールには有効成分としてケトコナゾールが配合されており、アゾール系の抗真菌薬に分類されます。
日本ではニナゾールが非承認のため、同じアゾール系抗真菌薬のイトラコナゾール内服薬(ケトコナゾールの第2世代)の添付文書をもとに、服用方法について解説します。
1日に1回服用する
ニナゾールは1日に1回服用するのが原則です。
ニナゾールの有効成分であるケトコナゾールは脂溶性が高いため、食事の直後に服用するのがポイントです。
症状に応じて服用量を変える
ニナゾールの服用量は、症状に応じて変えるのが基本です。
皮膚カンジダ症の治療目的で服用する方は、1日1回200mgを2錠服用してください。
脂漏性皮膚炎や癜風、白癬の治療目的で服用する方は、1日1回200mgを1錠服用してください。
推奨用量
1日1回200mgの服用を2週間続けても効果が見られない場合は、1日400mgまで増量可能です。
慢性的な皮膚カンジダ症の方は、1日1回400mgを5日間服用してみてください。
1日1回400mgの服用でも効果が見られない方は、かかりつけの医師に相談することをおすすめします。
ニナゾールを服用する際の注意点

ニナゾールを服用する際には以下の4点を押さえておいて下さい。
水かぬるま湯で服用する
ニナゾールに限らず、内服タイプの医薬品は水かぬるま湯で服用するのが原則です。
例えば牛乳などの乳製品を服用すると胃腸に膜が張られるため、有効成分の吸収を妨げる恐れがあります。
また、ニナゾールをはじめとするアゾール系抗真菌薬にはCYP3A4を阻害する作用があるため、グレープフルーツジュースでの服用は厳禁です。
飲み忘れに注意する
ニナゾールは1日に1回服用するタイプの医薬品のため、飲み忘れに注意してください。
ニナゾールの有効成分であるケトコナゾールは脂溶性が高いため、夕食の後に服用するなど自分なりのルールを決めておくのがおすすめです。
体調管理にも気を付ける
真菌感染症の一種である皮膚カンジダ症は、免疫力が低下すると発症リスクが増加する傾向にあります。
そのため、ニナゾールにだけ頼るのではなく、普段から栄養バランスのとれた食事を摂取し、十分な睡眠時間を確保するなど、体調管理にも気を付けてください。
自分の判断で服用を中断しない
ニナゾールの有効成分であるケトコナゾールには、真菌の繁殖を抑制し、症状を緩やかに改善する効果が期待できます。
しかし、ニナゾールを服用したからといってすぐに症状が完治する訳ではありません。
そのため、医師や薬剤師の指示を守り、症状が完治するまで服用を続けるのがポイントです。
まとめ

ニナゾールはニゾラールタブレットのジェネリック医薬品で、有効成分としてケトコナゾールが配合されています。
ケトコナゾールには真菌の繁殖を抑制し、真菌感染症にともなう症状を緩やかに改善する効果が期待できます。
内服タイプのニナゾールは、決められた用量を1日1回1錠服用するのが基本です。
本記事を参考に正しくニナゾールを服用し、真菌感染症の早期改善にお役立てください。
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