ニナゾールの併用禁忌とは?服用してはいけない人もご紹介!

医薬品には飲み合わせがあるため、服用前に併用禁忌について知っておくことは重要です。ニナゾールの併用禁忌や併用してはいけない人について解説します。

お薬通販部スタッフ[監修]

ニナゾールの併用禁忌とは?服用してはいけない人もご紹介!

ニナゾールはニゾラールタブレットのジェネリック医薬品で、真菌感染症に対して高い効果を発揮します。

しかし、ニナゾールは国内未承認の治療薬のため、併用禁忌について知っておくことは大変重要です。

本記事では、ニナゾールの併用禁忌について海外の文献を参考に解説します。     

ニナゾールの併用禁忌薬一覧

ニナゾールの主な併用禁忌薬は以下の通りです。

  • 抗不整脈薬
  • 高血圧症治療薬
  • 頭痛薬
  • 高コレステロール血症治療薬
  • 抗凝固薬



抗不整脈薬

抗不整脈薬のキニジンとニナゾールを併用した場合、QT延長を引き起こすリスクがあります。

QT延長にともない心室細動やトルサードポアンを発症すると、最悪の場合死に至るため注意が必要です。

高血圧症治療薬

ニナゾールと高血圧症治療薬を併用した場合、降圧作用が強く出すぎる恐れがあります。

ニナゾールとの併用が禁止されている主な高血圧症治療薬としては以下の例が挙げられます。

  • カルブロック
  • ニソルジピン
  • メドキソミル
  • アゼルニジピン



頭痛薬

一部の頭痛薬とニナゾールを併用した場合、血管攣縮などの副作用を発症するリスクが高くなります

ニナゾールとの併用が禁止されている主な頭痛薬は以下の通りです。

  • エルゴタミン
  • イソプロピルアンチピリン
  • ジヒドロエルゴタミン



高コレステロール血症治療薬

一部の高コレステロール血症治療薬とニナゾールを併用した場合、有効成分の血中濃度が高くなりすぎ、横紋筋融解症の発症リスクが増加します。

ニナゾールとの併用を禁止されている高コレステロール血症治療薬としては、リボパスが挙げられています。

抗凝固薬

一部の抗凝固薬とニナゾールを併用した場合、出血のリスクが増大するため注意が必要です。

ニナゾールとの併用が禁止されている抗凝固薬としては、イグザレルトが挙げられています。

抗凝固薬のワルファリンに関しては、併用注意薬とされています。





ニナゾールは服用タイプの抗真菌薬です。有効成分のケトコナゾールが塗り薬では効きにくい症状に体内から働きかけます。

1箱:5,350円



ニナゾールの服用を避けるべき方

以下の該当する方は、自分の判断でニナゾールを服用しないでください

  • 心疾患を持ちの方
  • 無酸症の方
  • 抗真菌薬に対するアレルギーをお持ちの方
  • 授乳婦



心疾患を持ちの方

ニナゾールを服用した場合、頻度は不明ながら重大な副作用であるうっ血性心不全を引き起こす可能性があります。

うっ血性心不全の既往歴がある方や、虚血性心疾患、基礎心疾患(弁膜症など)をお持ちの方は、自分の判断でニナゾールを服用しないでください。

無酸症の方

ケトコナゾールは胃酸がないと十分に吸収されないため、無酸症の方は他の治療法を検討する必要があります。

抗真菌薬に対するアレルギーをお持ちの方

抗真菌薬に対してアレルギーをお持ちの方は、ニナゾールの服用を避けてください。

妊婦

ニナゾールを用いた動物実験で催奇形性が報告されているため、妊婦や妊娠の可能性がある方はニナゾールを服用しないでください。

授乳婦

ニナゾールの有効成分は乳汁中に移行することが分かっているため、授乳婦は服用を避けてください。

どうしてもニナゾールを服用する必要がある際には、授乳の中断を検討する必要があります。



まとめ

まとめの見出し画像

ニナゾールは内服タイプの抗真菌薬で、外用タイプに比べて高い効果を発揮することが期待されています。

しかし、ニナゾールは国内未承認薬のため、併用禁忌について理解したうえで正しく服用する必要があります。

本記事を参考にニナゾールの併用禁忌について十分に理解し、真菌感染症の改善にお役立てください。

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