早漏治療薬ロックスゼリーと併用注意の医薬品、使用注意の人について解説
早漏治療薬「ロックスゼリー」の併用注意について紹介しています。ロックスゼリーの使用に際し、併用に注意が必要な医薬品と使用上注意が必要な方など、専門性の高い情報をわかりやすく説明しています。購入前にこちらを読んで参考にしてください。
お薬通販部スタッフ[監修]

ロックスゼリーとの併用注意、使用上注意が必要な人について解説していきます。
ロックスゼリーとの併用注意、使用上注意が必要な人について解説していきます。
ロックスゼリーの併用注意

併用注意薬とは、リドカインの使用に際し併用に注意しなければならない医薬品や成分を指します。
ショックあるいは中毒症状をできるだけ避けるため、血管収縮剤の併用に注意しなければならないほか、ほかの医薬品については以下でリストにしています。
使用中の医薬品がないかチェックしてください。
併用注意薬等 | 影響 | 詳細 |
---|---|---|
ハロタン、イソフルラン、セボフルラン、デスフルラン | 頻脈、不整脈、場合によっては心停止を起こすことがある | これらの薬剤は、心筋のアドレナリン受容体の感受性を亢進させます。リドカインの使用で、心拍数が増加したり、不整脈が発生するリスクが高まります。また最悪の場合、心停止を引き起こす可能性もあります。 |
SNRI, その他の抗うつ薬 | 血圧上昇を起こすことがある | これらの薬剤は、アドレナリン作動性神経終末でのカテコールアミンの再取り込みを阻害します。その結果、受容体でのカテコールアミン濃度が上昇し、アドレナリン作動性神経の刺激作用が増強し、血圧が上昇する可能性があります。 |
βブロッカー | 血管収縮、血圧上昇、徐脈を起こすことがある | アドレナリンのβ受容体を遮断する作用を持つため、アドレナリンのα受容体刺激作用が優位になり、血管の抵抗性が上昇します。結果、血管収縮、血圧上昇、徐脈を引き起こす可能性があります。 |
分娩促進薬 | 血圧上昇を起こすことがある | 分娩促進薬との併用により、血管の収縮作用が増強されます。その結果、血圧が上昇する可能性があります。 |
クラスIII抗不整脈薬 | 心機能抑制作用が増強するおそれがあるので、心電図検査等によるモニタリングを行うこと | これらの薬剤との併用により、心機能抑制作用が増強することが考えられます。そのため、心電図検査等によるモニタリングが必要になることがあります。 |
ジギタリス製剤 | 異所性不整脈があらわれることがある | ジギタリス製剤には異所性刺激能があり、これらの薬剤との併用により、不整脈発現の可能性が高くなると考えられています。 |
キニジン | 心室細動があらわれることがある | これらの薬剤は、相互に心筋に対する作用を増強すると考えられており、心室細動が発生するリスクがあります。 |
チオシアザイト | 冠不全発作があらわれることがある | チオシアザイトは、甲状腺ホルモンにより心筋のβ受容体を増加させます。その結果、カテコールアミンの感受性が亢進し、冠不全発作が発生する可能性があります。 |
ブロモクリプチン | 血圧上昇、頭痛、痙攣等があらわれることがある | 作用機序は明らかではありませんが、アドレナリンの血管収縮作用、血圧上昇作用に影響を及ぼすと考えられています。その結果、血圧上昇、頭痛、痙攣等が発生する可能性があります。 |
利尿剤 | アドレナリンの作用が減弱することがある。手術前の患者に使用する場合、利尿剤の一時休薬等を行うこと | 利尿剤との併用により、アドレナリンの血管反応性が低下することがあります。そのため、手術前の患者に使用する場合には、利尿剤の一時休薬等を検討することがあります。 |
ロックスゼリーを使用する際に注意が必要な人

特定の疾患や持病を持つ方、特定の条件に当てはまる方もロックスゼリー使用の際に注意が必要です。
以下のリストからチェックしてください。
特定の条件 | 注意事項 |
---|---|
全身状態が不良の方 | 該当する方は生理機能が低下しているため、麻酔に対する耐性が低下している可能性があります。リドカインを使用する前に全身状態を十分に確認し、必要に応じて麻酔量を調整する必要があります。 |
心刺激伝導障害のある方 | 心刺激伝導障害のある方が使用すると、麻酔が症状を悪化させる可能性があります。使用に際しては十分な配慮が必要です。 |
中枢神経系疾患のある方 | 硬膜外麻酔により病状が悪化する可能性があり、リドカインの使用に際しては十分な配慮が必要です。 |
血液凝固障害や抗凝血薬投与中の方 | 該当する方は、出血しやすく、血腫形成や脊髄への障害を起こす可能性があります。リドカインを使用する場合は、十分な観察を行い、必要に応じて麻酔量を調整することが求められます。 |
重篤な腎機能障害のある方 | 重篤な腎機能障害のある方は、中毒症状が発現しやすくなる可能性があります。リドカインの使用前に全身状態を十分に確認し、必要に応じて麻酔量を調整しなければなりません。 |
重篤な肝機能障害のある方 | 重篤な肝機能障害のある方もまた、中毒症状が発現しやすいため、体調の観察とリドカインの量を調整する必要があります。 |
妊婦 | 妊婦または妊娠の可能性がある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみリドカインの使用が許可されます。 |
授乳中の方 | 授乳婦は、治療上の有益性と母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続または中止の検討が必要です。 |
小児 | 小児を対象とした臨床試験は実施されておらず、そのため麻酔の影響については十分には解明されていません。 |
高齢者 | 高齢者は、一般に麻酔範囲が広がりやすく、生理機能の低下により麻酔に対する忍容性が低下している可能性があります。そのため、麻酔を行う前に全身状態を十分に確認し、必要に応じて麻酔量を調整することが求められます。 |
まとめ

ここまで、ロックスゼリーの併用注意、使用上注意が必要な方について解説しました。
ロックスゼリーは医薬品ですので医師の処方のもと、最適な条件で正しく利用しましょう。
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この記事を書いた人
お薬通販部スタッフ